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1月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、1月最後の水曜日ということで、月間の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、全員でシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

今月は、ご自分の回復のプロセスについて、実感をもって語られたことが多かったように思います。
その変化を周りの方々も感じていて、思わず拍手がでた場面もありました。
ある方が出したキーワードについて詳しく聞いてみたら、それ、私も!と、お互いの間に通じ合った感触があったり。

いつも、一番の力になるのは、経験者、お互いの言葉ですね。

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、月曜日か水曜日にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

今日の振り返りもふまえて、来週の月曜日は2月のアクションプランをたてるところから始めます。
その前にまずは、今月も頑張った自分をねぎらって。また次の一歩をすすめていきましょう。

3つの苦しい関係性

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリー(ココロの境界線)に取り組んでいますが、
本日はココロの境界線を引けなくする 「 ブロック 」 に焦点を当てて検討していきました。

今までの人生の中で過ごしてきた様々な環境が影響して、
ココロの境界線を引くのを妨げるブロックになっていくのですが、
その中でも代表的な3つの苦しい関係性を見つめてみました。

みなさんにとって最も印象的だったのは
「相手から必要とされる必要性」(共依存)のようでした。

この共依存の関係性の傾向が強いと、
とにかく相手の役に立っていないと不安でたまらなくなってしまいます。
自分を必要以上に犠牲にしても「相手のために」とやってしまう …
気が付いているのにやらないと、強い罪悪感に襲われてしまう …
ほか、さまざまな辛さも生まれてしまいます。

3つの関係性の経験を通して自分自身を見つめ、ブロックのカラクリを理解していきました。

カラクリに気づくと、

やみくもにバウンダリーを壊す行動を止めることができるようになっていきます。
本日はそれができた方からのお話を皆で聴くこともできました。

皆の経験を分かち合えるって実りが多いですね!

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
先週に引き続き、「相手の長い愚痴を途中で切り上げる」をテーマにエクササイズしていきました。

大切なのは「上手に言うこと」ではなくて、
ココロの「チクっ」に体験的・体感的に慣れていくことの方です。
今日もアットホームな雰囲気で大笑いしながらエクササイズをわかちあっていきました。

来週もロールプレイを実施する予定です。

首こりに効果のあるポーズ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

本日のヨガは全員、首が凝っているということで、そこをほぐしていきました。

何回か練習をした頭を下にするウッターナアーサナは脳を休ませ、心を穏やかにしてストレス緩和になります。

また、立った状態での前屈は上半身の重みで背中が伸び、首回りの血流が良くなります。

膝裏とハムストリングが硬い方は、膝を曲げてかまいませんので、腰に負担をあたえないよう気をつけてください。

首こりの原因は、スマートフォンやノートパソコンの普及によって、姿勢が悪くなってしまったからもあります。

長時間使用する時は、目の高さで見るように心掛けましょう。

再発予防-繰り返さないために

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

1月の月曜日は、復職準備として「再発予防」のためにできること考えています。
今日は、シグナルとメンテナンスをキーワードにして、ストレスケアについて考えてみました。

自分の日頃のコンディションを意識すると、下がりすぎも、上がりすぎもあること、それぞれサインやきっかけも違うことに気づきました。
日頃の自分に整えるためにできること、それが「メンテナンス」です。

今日は特に、上がりすぎ、頑張りすぎたときに自分がどんな風になるのか、気がついた方がいました。
自分がこうなったら、それは自分では対処不能だから、とにかく病院に行くと、レベル分けができている方もいました。
リワークでは、毎日、各自が来た時と帰りのコンディションをチェックしています。
その積み重ねが「日頃の自分」「いつもの自分」を感じることにつながり、
そのいつもの自分とちょっと違うサインへの感度を高めることになるのです。

後半は、ストレスケアの道具箱を増やそう!ということで、模造紙に落書きしながらアイディアをだしあいました。
自分がストレス対処と思っていたことが、意外と偏ったものだったと気づいたり、
自分ではそう思ってなかったけど、十分、ストレス対処になっていたり。

やはり、人と話してみると、視点が広がりますね。
ストレスケアの道具箱は目標100!と言われています。
できるできない、得意不得意、それはあって当たり前。

何かの役に立つかもしれないですから、どんどん人のアイディアをもらって、道具箱をいっぱいにしておきましょう。

自分を肯定するということ・ドラマセラピー

今日のドラマセラピー では「今の自分の正直な気持ち」に、意識を向けるワークからスタートしました。

私たちの多くは「こんな事を思うのは大人気ない」「こんなことを言ったら恥ずかしい」と、心の奥にある正直な思いを外側に出さず、胸の中に押し込んでしまっていたり、言葉を飲み込んでしまっていたりしがちです。

しかし、それって、自分に対して失礼なことだと思いませんか?自分の正直さを認めてあげていないのは、つまり、自己肯定の真逆ですよね。

 

「本当の気持ちを、理解してほしかった」

「ちゃんと話を聞いてほしかった」

「もっと優しくしてほしかった」

 

もしも、そうした思いがあれば、それを押し込めたり否定せずに、認めてあげることが大事なんですね。それは恥ずかしいことでも、なんでもありませんよ。

 

今日は、そうした正直な気持ちを出しながらドラマワークをしていただいたあと、さらに思いやりを自分に向けるワークも行いました。

 

自己肯定感というのは、自分のありのままの状態を認めてあげる事なんですね。今の自分の正直な思いを、ちゃんと認めて、受け入れてあげる事。そして、そこに寄り添って、思いやりを向けてあげることが、ありのままの自分を大事にしてリスペクトしている状態なのです。

 

2月のドラマセラピー は、残念ながらお休みとなります。しかし、3月に、また是非ご参加くださいね。初心者も大歓迎です。

お待ちしております!

共依存・パステルアート

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

「共依存」では、共依存とは何かを学び、自身の共依存傾向を振り返ってもらいました。

共依存とは、特定の相手と自分の関係性において過剰にとらわれて依存してしまい、自己犠牲的に尽くしたり、相手をコントロールしたりすることで心の平穏を保とうとする状態のことをいいます。

 

いくつかの典型例をもとにお話ししましたが、多かれ少なかれ誰にでも経験のありそうな話です。

まずは、人との境界線を越えてしまっていると気づくことから始めるといかもしれません。

 

今の夫婦関係や親子関係を見直してみようと思ったとの感想がありました。

 

午後は、少人数でしたのでプログラムを変更してパステルアートを行いました。

絵が苦手な人でも描けるような内容で、うまく描こうとする必要はなく、ただ思うままに描いてもらいました。

それぞれの世界が、淡いパステルに乗って描かれていて心がほっこりしました。

気持ちよく集中して無心になれた、との感想がありました。

なんでも自分に絡めてしまう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、考え方のくせ(自動思考)の中の
「 自己関連付け 」 「 拡大視縮小視 」「 読心術(心の読みすぎ)」に取り組んでみました。

特に自分自身に引け目や負い目を感じていると、なにか良くない出来事や状況になった時に
「なにか自分が悪かったのではないか?」「自分のせいなのではないか?」と
どうしても自動的に自分自身をその事象に必要以上に絡め、必要以上に責任を感じてしまい、
その結果、事実がどうであれ、とても苦しくなってしまいます。

自己関連付けの傾向が強くなっていく土台の経験は、
なにも「引け目・負い目」だけではありません。

ポジティブな意味で言われ続けてきたことが、いつのまにか本来の善き意図や目的からはずれ、
まるで両脇をコンクリートでがっちり固められ、どこにも流れの幅をもたせることができないまま
ただただ決まった水路をサーーーーーーーーーーーっと流れていくしかない水のように
思考回路がセットされてしまっていたりするケースもあります。

今日もストレスに大きく関与している3つの考え方のくせ(自動思考)を中心に
自分自身の今までを振り返ってみました。

苦しみを連れてきていたその考え方のカラクリを理解し、癒し、
バランスをとっていく際のベストな吟味ポイントは人それぞれでしたね。

考え方のくせがたった1つで成り立ってはいないことも、今日は体感しながら気付けた方も多いようでした。

★1月のプログラム

 

< はじめての方へ  (”見てるだけ”でもOK & 負荷の低いプログラム) > (PDF)

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ・ドラマセラピーなど ドラマセラピー
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

感情ノートをつけてみる

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、自分の素直なこころのこえ=「感情」に耳を傾けることを考えていきます。
感情ってやっかいなもの?でしょうか。
コントロールしようと思うから「やっかい」になるのです。

どんな「感情」も、自分のすなおな声を伝えてくれるサインだと思って、耳を傾けてみたいものです。
今日は、「不安」と「恐れ」をテーマにしました。
どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

不安を感じるのは、相手や未来や、よくわからないことに対して感じることがほとんどです。
今日、うかがった経験の中でも、多くは「よくわからない」ことをもやもやと考え続ける。
この「よくわからない」ことと「続く」ことが、不安と仲良くするうえでキモです。

よくわからないまま、もやもやとし続ければ、どうしたって、スッキリしませんし、たまってしまえば体調も悪くなりますね。

「書く」ことは、そのために役に立つツールの一つです。
自分の頭やこころに浮かんでいることをそのまま書き出してみる。
そして、何がきっかけになっていて、どれをどう受け止めたのかを振り返ってみる。
こうやって、感情を振り返って記録する感情ノートをつけることで、自分の感情に振り回されることが減っていくことでしょう。

ワークでは、今日や昨日の感情を振り返って、感情ノートに書く練習をしてみました。
事実である「きっかけ」と認知である「受け止め方」を、意外と区別できていないことに気づいた人も多かったようです。
私たちは、意外とある事実をこう感じるとセットにして自動運転させておくことが多いものです。
なぜかって、その方が楽だから。あれこれ考えたり、吟味せず、そういうこと、と結論が付けられるから。

ただ、その自動運転のせいで、苦しくなっているのであれば、少し距離を取って観察してみると、楽な方法が見つかるかもしれません。
そのためのツール、感情ノート、しばらくつけてみませんか?

胸を開くポーズ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは胸を開くポーズを色々練習しました。

胸を開くことによって、呼吸が深まり全身を活性化させ、心身のリラックス、背中のこりや肩こり解消にもよいです。

マツヤアーサナ(魚のポーズ)は姿勢を正し、甲状腺の機能を高め、新陳代謝を活性化させ、呼吸機能の改善に効果があります。

仰向けのポーズですので、夜寝る前にもおすすめです。副交感神経を優位にしリラックスできます。

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