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メンターをいつも心に

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
自分の心の支え、味方の存在とつながり、自己肯定感を育てていく
「3人のメンター」を実施しました。

今生きている人間である必要は全くありません。
歴史上の人物、他界されている方、映画やアニメの登場人物、動物・植物、神様・天使のみならず、
海、山、空、宇宙に至るまで
自分自身をゆだねられるなら、ありあとあらゆる存在OKで
自分のココロの中に改めて「支え」のスペースがあることに気付き、ゆっくり触れていきました。

実際の人物の方が響いた方、
架空の存在の方が響いた方、
実在するけど言葉を話さない動物・植物・自然の方が響いた方、
受け取る私達もタイプはいろいろあったようです。

自分の中にもともとあるエネルギーが
メンターという象徴を通して「逆輸入」のように自分の中で目を覚ます。

不安だったのが、楽になった。
方向性がはっきりした気がした。
これでいいんだ・これがいいんだ、と思えた。

などなど、様々なコメントがありました。
1つのちょっとした習慣にしていくと、
ふとした瞬間にココロの栄養となる発想や感覚を自分の中に取り入れていけますね。
楽しみながらやっていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「断る」をテーマにエクササイズしていきました。

断ること自体がもう苦しい。
そんな方も多かったです。
相手の期待外れ感な表情を見るのが本当に辛い。
見たくなくて、断れなくて、自分がどんどん苦しくなっていってしまった …
そんなことはありませんか?

ここでは、みなさん(なぜか)爆笑しながらロールプレイをやっていきますが、
「ロールプレイが怖くて参加できない」という方もどうぞご心配なく。
ご見学OKです。

どういう振る舞いだったらできそうか?
どういう心持ちでいられると良いのか?
など皆さんが検討しているのを「耳だけ参加」できる機会ですので、
ご自身の苦手感をご自分のペースでマラソンして小さくしていけるといいですね。

ストレスは足し算されます

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月は、復職や社会復帰へ向けて「働く力を回復する」ためのリハビリのポイントを考えていきました。
今日は、そのなかでも大事なポイントの一つ、自分の休職経緯を振り返ってみました。

体調を崩した経緯やおかれている状況は人それぞれ。
当然、ストレスの原因になったことも、みな違います。
ストレス経験を振り返ることで、自分にとって何がストレッサーとして大きかったのかを知り、再発予防に役立てることができます。

実際には、ある一つの出来事だけが、ストレスを生んでいたわけではないのかもしれません。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって効いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

今日も、正直しんどかった、、、、という方がほとんどでした。
それほどハードなワークを達成できたこと、そしてつらい経験を振り返ることができたことで、今日のところは十分です。
その一方、振り返るだけでハードだったということは、客観的に振り返り、冷静に対処できるようになるには、もう少し時間が必要ということかもしれません。
少しずつ、自分のリソースをふやしながら、リハビリを進めていきましょう。

今日はいつになく、参加された皆さんの声が、たくさんあがりました。
「自分ごと」としてとらえることで、実感や疑問につながっていくのだなと、改めて感じた一日でした。

内側の声に耳を傾ける;ドラマセラピー

今日のドラマセラピーは、今の自分の身体に意識を向け、自分の内側に今どんな感覚があるのか?を探っていきました。

 

 

「モヤモヤ」

「ざわざわ」

「どんより」

「ドヨーン」

 

それらが、今の自分の内側にキャラクターみたいにすんでいるとしたら、どんな形で、どんな重さでしょうか?それをイメージしてもらい、そのキャラクターになってみるというドラマワークを行いました。

 

普段、私たちは、自分にとって心地よくない感覚があると、それを追い払ったり、すぐに消し去ろうとしたり、なんとか解決しようと一生懸命になってしまいがちです。そこに耳を傾けることなど、考えもしませんね。

 

 

しかし、大事なことは解決することではなくて、そこに潜んでいる「声(意見)」に耳を傾けてあげることなんですね。言い分があるからこそ、何らかのサインが出ているだけなのに、その声を無視したり、追い払おうとしたら、「何で、聞いてくれないんだ!」と、ますます不貞腐れたり、声は大きくなってしまうと思いませんか?

 

 

「あのさ、、、」

「本当はね、、、」

キャラクターに変身したときに口から出てくる言葉は、ずっと「聞いてよ!」と、実は自分の身体が発していた言葉なんですね。

そこに気づいて受け止めてあげた時、何かが変わっていきます。

今日は、それをドラマを通して体感していただきました。

 

 

「何だか、不思議な感覚です。自分が、ザワザワになった時に、受け止めてもらえた嬉しさがありました。」

「ちょっと、今までになく、心地いい一体感で帰れそうです。」

 

 

そんなご感想も出て、とてもうれしく感じています。

どんな感覚も自分の一部です。だから、追い払ったりするのではなく、「よしよし、色々あるもんね、言いたいことたくさんあるよね。聞いてあげるよ。」と、そこに寄り添いながら耳を傾けてあげましょう。

自己肯定の第一歩は、どんな自分が内側にいようが、その声に耳を傾けてあげることだと私は思っています。

 

 

 

次回のドラマセラピーは10月の第四土曜日に行います。(9月は一回お休みとなります。)

初心者、大歓迎!

演技力などは一切不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

お会いできることを、楽しみにお待ちしております!

 

 

ビジネスマナー話し方☆聞き方・サイコロトーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日の午前中のリワークテーマは『話し方・聞き方』です。

あらゆるビジネスシーンで気を付けたいのが言葉。

より丁寧な話し方や聞き方にはどんなものがあるか、言いづらいことをいう時にどんな言い方が失礼ではないかなどを皆と検討しつつ、一般的な言い回しについて学びました。

 

午後のグループワークは、皆さんの希望もあり、『サイコロトーク』になりました。

各グループで1~6まで話すテーマを決めてもらい、決まったらサイコロを振って一人ずつ語ってもらいました。

聞き手は、相づちを打ったり、質問をしたりして話し手に注目します。

話し手は、皆の前で話し、自己開示していくことになりました。

「コロナ後は何をしたい?」「生まれ変わるなら何の動物がいい?」というようなテーマもありました。

各グループ共感的に話を聞けている様子が見られ、笑顔も多かったです。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

モヤモヤの泳がせ方

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
不安やネガティブな気分に振り回されずに目の前の物事に取り組んでいけるよう、
「アクセプタンス&コミットメント」の中から
自分が「こうだ」と捉えた世界と、事実そのものが混同されてしまう「フュージョン」状態から
どうやって抜け出していくか、そのいろいろなヒントを獲得していきました。

真面目な感じのパターンもあれば、面白おかしいパターンもありましたね。
面白おかしいパターンは、明るくなりましょう! … という目的では決してなく、
いかに私達が「ことば」にまとわりついているエネルギーに翻弄されてしまっているかを
自覚するものでした。

 

すべてのパターンを身に着ける必要はありません。
今の自分が一番取り入れやすいもの、すんなりフィットするもので
脱フュージョンの強力助っ人になってもらいましょう。

 

来週からは、
認知行動療法の4ヵ月シリーズが再びスタートします。
途中からでも、スポット参加でも、
1回1回で得られるものがありますので大丈夫ですが、

「せっかくなので最初から全体を学びたい」という方、お待たせいたしました!

★8月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

アサーティブな伝え方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月取り組んできたアサーティブなコミュニケーション。今日は、その最終回でした。
自分のクセなどを振り返り、アサーティブな考え方をしったうえで、今日は、どう伝えたらよいのだろうかと考えてみました。

日常的な場面と問題解決のためでは、コミュニケーションの目的が違います。
そのどちらにも、アサーティブな姿勢というのは大切なものです。
今回は、日常会話苦手!という方が多かったのですが、まずは日常でのアサーションから、関係を作っていきましょう。

後半は、場面に応じたアサーティブな伝え方を、実践的に考えてみました。
どんなスキルも、慣れるまでは練習が必要です。
特に、アサーティブな伝え方をするには、セリフを考えておくことが役に立つでしょう。

診察や職場など、ありそうな場面をイメージして、アサーティブな表現をどうしたらよいか、話し合ってみました。
最後に、ロールプレイで場面を再現してみます。
驚くようなやり方を披露してくれるグループもあったり、思いつかなかった伝え方に感心したり。
とてもリアルな職場でのやりとりもうかがえて、発見の多いワークでした。

実際の場面でアサーティブになるのは、勇気がいることなのかもしれません。
でも、そのほんのちょっとの勇気が、自分で自分を大切にできたという思いをきっと生みます。

「難しいけど、少しずつでも意識していきたい」多くの方がそう思った様子でした。

ココロの栄養ことば

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、みなさんのココロの栄養になる言葉(フレーズ)を集め整理していきました。

いつ、どこで出会った言葉・受け取った言葉なのか、一切の条件を外しました。

人生のタイムラインを遡り、再びそこからイメージの中でゆっくり歩きながら
言葉の1つ1つを拾い上げていきました。

また「いまここ」に集ったメンバーからもお互いに
それいいね!
そうきたか! 
と、自分にはないセンスをやりとりして開拓していったりもしましたね。

いまの自分にいちばんの ココロの栄養ことば をはじめ、
今日作り上げた1枚のシートは
本当にココロの支えになりそうだな、と
皆さんの表情のビフォー/アフターから感じた次第です。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
体力的にキツイので(特に復職直後など)同僚に仕事を代わりにやってもらうべくお願いする
というテーマでエクササイズしてみました。

フレーズ
しぐさ
捉え方・考え方
ブロック
そして、慣れ。

みなさんの一斉に作った「顔芸」、なっかなかの迫力でした☆
実はここからもまた、実践的に育つ感覚というものがあったりもするのデス。

理屈じゃなく、実際に練習もやってみて
カラダから気付く・理解することもありましたね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職された方が現在のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日も皆さんが復職や仕事に関して思っていることを話し合いました。

休職後、復職するか転職するか? 迷うところですね。
それぞれのメリット、デメリットを話し合いました。

復職のメリットは、仕事内容、上司、同僚、職場の文化などが分かっているので、復帰後のイメージができる、仕事に戻りやすいなどが挙げられました。

その反面、みんなが自分の休職を知っていてやりにくいというデメリットもあります。

でもそのデメリットも、自分の状態をオープンにして理解してもらう機会にする、実は自分も…と悩みを打ち明けてくれる人がいて共感やアドバイスができるなど、マイナスではなくプラスに変えられそうです。

転職する際に、休職理由や病気のことを伝えるかも迷うところです。休職したことをマイナスに捉えず、休職理由を明らかにして、リワークで学んだことを活かして対処方法を伝えれば、自己管理ができていて再発予防に繋がると理解してもらえます。

他にも、自分の長所を活かした仕事選び、副業など、色々な話題について意見を交わしました。

今日の感想は、自分とは違う色々な意見が聞けた、迷っていたことが、皆さんの経験を聞いて参考になった、人と話すと自分では思いつかない発見がある、などでした。

土曜日のリワークは、復職や仕事について、どうしようと迷っていることや、不安に思っていること、復職してみて感じたことなどを話せる場です。復職が近い方、まだ復職しないけどいつかはしたい方、復職された方、ぜひご参加ください。

対人関係療法★無人島に漂着したら・・・

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークテーマは『対人関係療法』です。

対人関係療法とは、今ある他者との関係を『役割』という視点から考えていき、調整していく療法です。

自分が相手に期待する役割と相手が自分に期待する役割のズレがあると役割の不一致が生じます。

そうしたことを振り返りながら、重要な人との関係を見直していきます。

 

「身近な人との関係で期待がのすれ違いが起きていることに気づいた」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、無人島に漂着したと想定して、限られた数の中から何を用意し、日ごとに誰が何をするのかを多数決に頼らず、少数派の意見もじっくり聞きながら決めていきました。

あるグループは必要だと思っているアイテムが他のグループでは必要なし、と判断されていること、

無人島での過ごし方も、安全を確保し堅実に積みあげていくグループもあれば、思い切った行動に出るグループもありました。

あるグループは、「皆で認知行動療法を実行し、この状況の捉え方を変えて乗り切る!」というアイディアも出て、物理的なことだけでなく精神面のケアにまで及んだのは面白かったです。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。