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愛着スタイル☆共通点探し

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の自己理解では、大きく3つの愛着スタイル(不安型、安定型、回避型)の特徴や克服ポイントなどを紹介し、自身の傾向がどこに偏りがちなのか振り返り、より良いコミュニケーションについて考えました。

3つの中でどれがいいのか悪いのかということではなく、自身のスタイルによって生きづらさを感じるなら、改善の余地があるかもしれません。

辛いパターンに陥らないために相手選びを慎重にしてみたり、安定型の要素を取り入れたり、いくつかの克服ポイントを確認しました。安定型を目指したいとの感想が多かったです。

 

午後のグループワークは、「共通点探し」をしました。

例えば「朝ごはんはパン派かごはん派か」など簡単なもので、グループのメンバーの共通点を探すというものです。

こうした何気ない会話の中で、周りの人や話す相手の様子を見ながら、内容や声の大きさや時間など自身のコミュニケーションのあり方を意識してもらえれば良いと思います。

 

 

金曜日のグループワークやチームワークでは、楽しんで話し合いができるような題材を用意しています。

みなさん、ぜひご参加くださいね!

4月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、4月最後の木曜日ということで、今月の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、全員でシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

今月は、プログラム以外の場面でやってみた事や感じたことなども、いろいろ話題に上がりました。
そのときの心の持ちようやそうなるまでのプロセスなど聞いていくと、自分にも重なる経験もありました。
リワークプログラムに参加する1つの効果は、こういった近い経験をしている方々と共感し合えることでしょう。

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、月曜日か木曜日にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

もうすぐGWに入りますね。
リハビリ中の方にとって、生活リズムを崩さないことは大事ですが、休みは休み!
ぜひ、気持ちを自由に開放して、楽しい時間を過ごしましょう。

脱フュージョン*ぐるぐる思考から距離をとる

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
ACT(アクセプタンス&コミットメント セラピー)の中から
脱フュージョンを中心に検討していきました。

ぐるぐる思考って本当に止まりませんよね。

あの人はきっとこう思っているのだろうな…
これからこんな嫌~な展開になっていくのだろうな…
上手くいかないヨカンがする…

こんなぐるぐるがいつのまにか
ただの思考(イメージ)から自分自身の中で「事実」のような認識になってしまうことがよくあります。
想像か実際かの区別がつかず、ぐっちゃぐちゃの状態はフュージョン(融合)と呼ばれています。

そのぐっちゃぐちゃの中で なんとかしようと もがくこと こそが
つらさや苦しさをどんどん膨らませていくのですね。

本日はそのつらさから離れていく方法のあれこれに触れ、
今の自分にとって使いやすそうな方法を見つけていきました。
  

自分を助けるちょっとした思考の習慣を
無理なくつけていけるといいですね。

 

先週今週の大事なポイントは
事実をの中を生きているようで、実は「認識している世界」の中で生きていることに気付く
でした。

これらが大切な土台となって
来週から4ヵ月にわたるシリーズの初回に戻り、再びスタートです。

認知行動療法の基本をしっかり身に着けていきましょうね。

「あのこと」のもう片側

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
リフレーミングに取り組みました。

事実は1つ。ですが捉え方は本当にさまざまあります。
ですが、無意識の内に私たちは「これはこういう事でしかない」と限定していることで
自分で更につらさを膨らましてしまうことが往々にしてあったりするのですね。

確かにつらいし、嫌な体験。
でも、本当にそれだけだろうか?
無理やりポジティブ思考になるのではなく、あくまで「バランス」。
「こういう側面 も あるよね」に気付くワークを実施しました。

仲間達から客観的に伝えられて
「目から鱗がポロっと」の方も何人もいらっしゃいましたね。
ハッとされたその感覚、これからも大切にしていきましょう。

見限る勇気-大切なこと、捨てること

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日は、「私を知って働き方を考える」。
働いてきた今だからこそ、もう一度、自己分析してみようと思います。
キャリアを様々な面から見直すことで、今までのしんどさが何だったのか、どうしたら持続可能に働いていけるのか、考えていきます。

今日は、「大切なことを大切にできていますか?」とうい問いかけから始まりました。
大切な事が何か分かっていなければ、大切にしようがありません。
そして、そこに時間とエネルギーをさかなければ、結局、大切にはできないのではないでしょうか?

今日は、「キャリア・アンカー」と「時間の構造化」という2つのキーワードから、この問いを考えてみました。

キャリア・アンカーは「人生の碇」という意味です。
自分が大切にしたいと思うのは、結構意外なことだったりもして、戸惑いや驚きもあったようです。
さらに、その大事なことにそって、時間を使えているか、振り返ってみました。
となると、優先順位をつけていくことも必要ですね。

大切な事、望む事、そればかりで時間を使えないし、環境がそれを許さないことも、現実にはあるでしょう。
それなら、望まない事や大事ではないことを強いられる環境を、できるだけ避けていくことも大切です。

どんなことでも、何が起こっているのか、気づくことから始まります。
自分の中にやっと芽生えた違和感、困り感、大事にしていきましょう。
何が嫌なのかわかれば、あとは、そうでない行動を選び取る(だけ)です!

来月の月曜日は、再発予防について具体化していきます。
ストレス源がどんなことだったかわかったら、自分なりの対処や、環境への働きかけを考えていきましょう。
持続可能な働き方のために、考えていきましょう!

★4月27日の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

4月27日(木)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップのみになります。

よろしくお願いします。

職場と発達障害

今日のリワークは『職場と発達障害』です。

発達障害の当事者と職場の人の双方の立場から、その対応を考えました。

「明確で具体的な指示をする」「話ことばだけでなく、書いて説明する」など、発達障害への配慮や工夫は、そのまま他の人にも良い影響を与えることになります。

自身や身近な人の中に発達障害の人がいるので今回の学びを生かしていきたいとの感想がありました。

 

午後は与えられたテーマに沿って深く語り合ってもらいましたが、その際に自身のコミュニケーションの練習だという意識をもって臨んでもらいました。今回は「相手の話を否定しない」「相手に興味を持って掘り下げる」など話の聞き方を意識してもらいました。

テーマはいくつかあり、それを選ぶところから話し合います。

今回はまず、「幸福」をテーマに進めていきました。自分にとっての幸せな時間だったり、幸せの基準だったり、最近あった幸せな瞬間だったり、思いついたことを話していきました。

次はお金について話しました。お金については他者と話をすることが殆どないとの声もあり、新鮮だったようです。

自分にとってのお金とは?今後の人生設計などにも影響してくるため皆で真剣に話をしました。

 

金曜日のグループワークやチームワークでは、楽しんで話し合いができるような題材を用意しています。

みなさん、ぜひご参加くださいね!

アサーティブに伝える-やってみました!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、今月取り組んできた、アサーションのテーマの総仕上げでした。
アサーティブな表現の仕方のポイントを理解し、具体的な場面を設定してセリフを考えてみました。

チェックリストをつけてみると、アサーティブであることに苦手な思いをする場面も、人それぞれのようです。
日常会話にも、問題解決にも、アサーティブなコミュニケーションは役に立ちます。

後半では、診察や職場など、具体的な場面を設定して、自分が伝えたいことをどうやって伝えればよいのか、あれこれ考えてみました。
いつものパターンだったらすんなり出てくるんだけど、、、
アサーティブとなると、どういう伝え方が良いのだろう?
小グループで話し合ってみると様々な視点からのアイディアがでてきました。

実際にセリフもできたら、相手役をたててロールプレイング(実演)です!
グループごとに、様々な伝え方、表現方法などがでてきて、思わず驚いたり、笑ってしまうことも。
皆さんが経験するような場面だったのか、さすがのリアリティ!

実際にやってみると頭で考えるだけより、もっと難しいものだと実感したり。
日頃の自分とはだいぶ違うスタイルだと改めて思ったり。

たしかに、簡単には身につかないものかもしれません。
それでも、自分の尊厳を守れるのは自分しかいません。
相手の事情を考えていけば、自分の事情も伝えやすくなるはず。
自分のことを率直に伝える。少しずつ、トライしていきましょう。

来月は、さらに発展して「相手に振り回されない」コミュニケーションを考えましょう。
コミュニケーションの主体を自分に取り戻す!これがめざすところです!

★4月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

木曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

想像と現実の区別が意外とついてない

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
アクセプタンス&コミットメントセラピー に取り組んでいきました。

その中でも皆さんの辛さにとても繋がっている
「フュージョン」について多くの時間を割いて検討しました。

不安なことがあったりすると、
私達の頭の中ではどんどんその先の展開がシナリオのように想像されていきますよね。
「想像」なのだか「創造」なのだか曖昧な中でそれらが

イメージの世界(頭の中の世界)なのか
事実・現実なのか

がぐっちゃぐちゃになってきてしまうことが往々にしてあります。

ぐるぐる思考が長くなるほど、
イメージ(想像)にさまざまな「尾ひれ背びれ」が「さもありなん」みたいな感じで
くっついてくるのですが・・・ソコがくせもの。

その「尾ひれ背びれ」の部分は本当に事実なのかな・・・?
不安イメージと事実を区別していく「最初の一歩」を
本日は皆さんに体感していただけたご様子でした。

「なんとかしよう」と思いすぎて、ますます辛くなってしまうのは
きついですよね。

来週はぐるぐる思考に振り回されず、
不安やぐるぐる思考を小脇に抱えながらも動いていけるようにする
10個以上のメソッドをご紹介していきます。
今の自分にとって一番やりやすい、味方につけやすい方法は何でしょうね?

来週も自分のメンタルサポートの引き出しをしっかり増やしていきましょう。