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CBT*問題を解決するちから

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から3週間にわたって<認知行動療法>では
「認知」と並び、大切なストレス対処スキルとなる「行動」の部分に焦点を当てて
取り組んでいます。

初日の本日は「問題解決法」の基本と、その極意ポイントを6つ
理解していきました。

・今までスルーしてきたことばかりだった
・「そんなこと」と馬鹿にしてきたことが実は真逆の効果があったとはびっくりした
・これならできそうという気がした
・解説してもらうと、そっくりそのまま今までの自分で「見られてた?」と思うくらいだった

などなど、意外だった!というコメントが本当に多かったです。

決して極意ポイントは難しいものではありませんでした。
ですが、「じゃあやってる?」となると「・・・・否」でしたね。

本日だけでも意識が変わっていった方が多かったご様子ですが、
来週は
・自分の味方につけて駆使したい 「 パワーワード 」
・無意識に落とし穴にハマってしまう 「 NGワード 」 の確認をはじめ、
更に行動しやすくなる意識を整えていきましょう。

自己肯定感を高めよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感をアップするために
意識できると良いこと・取り組めると良いことを6つのカテゴリーに分けて検討していきました。

前回実施した時のグループでは
「環境」を能動的に捉えることの大切さについての反応が大きかったのですが、

今回は「しないこと10」に対する反応が大きかったようでした。

自己肯定感を上げたい、と思いつつも、
実際の毎日でやっていることは、実は「しないこと10」のことだらけだったことに
気が付かれた方も多かったです。

「だからだったんだな」
「だからいつまでたっても自己肯定感がなかったんだな」
「今までの苦しさを納得できた気がした」
「自分にとっては『上げる』前に『下げない』方がはるかに大事だった」

などなど、
いかに今までスルーしてきていたかに
深く気が付かれた方々が多かったご様子でした。

 

今日はとっても大切な第一歩、
「下げ止まり」の意識が生まれましたね。

「自己肯定感を上げよう」という抽象的なイメージではなくて、
もっともっと具体的にポイントを上げていくと、
意識しやすい・実行しやすいと言われています。

本日はたくさんの方法に触れていきましたが、
その全部を取り入れなくても大丈夫。

今の自分に一番ラクにできそうなことを
気軽にやり始める・気楽に続けてみることが大切です。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、ですね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
「2人の上司の意見が違って板挟み。どうすりゃいいのさ?」
というテーマを検討していきました。

たった1つの単語の違い
たった1文字の違い
が、自分の首を絞めずに展開できるかどうかの鍵だったりしましたね。

なぞなぞのように、「?」から「!」に変わっていく皆さんの表情が今日は本当に印象的でした。
この調子で無理なくちょっとずつ、センスを育てていきましょうね。
今日もまた1つ「場」数を踏めたみなさんでした。 

11月のアクションプランと卒業発表

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

11月最初の日。今月のアクションプランを考えました。

そのために、まず現在地を把握しましょう。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。
定期的に振り返ることで、自分の変化を感じられます。
少しの変化でも見逃さずに、「できた!」の循環に繋げていきましょう。

行動目標と計画を立てる時は、できるだけ小さいステップを具体的に設定します。
「今できていること」を最初のステップにしても良いのです。
はずみをつけて、トントン、とできることを増やしていきましょう!

後半は、当院のリワークを卒業される方のこれまでの経験をシェアして頂きました。
いろいろな形式で発表してくださるのですが、今日はパワーポイントでのプレゼン付きでした。
密度も内容も濃い発表でしたね。
経験者の方々のお話は、私たちにも実感をもたらすものです。
今日も、参加された方々、それぞれの収穫があったようでした!
時間をかけて準備してくださった発表者の方、ありがとうございました。

男女の脳☆何を大切にする?

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「相互理解」では、男性的な傾向と女性的な傾向を異文化として理解し、コミュニケーションを考えました。

生まれ持った男女の性差だけでなく、自身の傾向性として捉えてもらう中で、自身が想像していた傾向性とは逆のものが強く出ていることに気づいた方もいらっしゃいました。

お互いの傾向性を知ることで寛容さが生まれ、また、適切なコミュニケーションを考えることでよりスムーズで気持ちの良い会話ができることも事例を踏まえながら確認しました。

 

 

午後のグループワークでは、お金や愛、健康など、生きていく上で何を大切にするかをまずは個人レベルで考えました。

その後、グループで多数決に頼らない話し合いによって、大切だと思う順番を決めてもらいました。

各グループによって全く違う順番になり、新鮮な思いを抱いた方も多かったようです。

 

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

捉え方にバランスをつけていこう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、認知再構成法に取り組みました。
ストレス場面でもっとも不快な感情に繋がる考え(思考)にターゲットを絞り、
その考えをさまざまなアイデアへと広げていきました。

先週はデモンストレーションで客観的にワークの全体像を見て発想を広げるコツを得た上で
今週は自身自身のことをそれぞれテーマにして取り組んだのですが

さまざまな実施する上でのポイントが湧き上がってきて面白かったですね。

やはり実際に自分でやってみて初めて
「ああ、本当だ!繰り返し言っていたポイントってこのことか!」と
実感できるものでした。

本日は皆でワークしたものをはじめ
考え方を広げていくエクササイズのために使える3つのパターンをご紹介させて戴きました。

・しっかり(じっくり取り組みたい)
・シンプル(ささっとまとめやすい)
・更にシンプル(お手軽感覚で毎日取り組みやすい)
タイミングタイミングで、それぞれの良さを活かして
「いまの自分」に一番フィットする方法でエクササイズを続けていけるといいですね。

来月は「行動」の部分に焦点をあてて
皆さんで取り組んでいきましょう。

どうして問題がちっとも解決しないのか?
解決していける ちから ってどこにあるのでしょう?
大抵の方々がスルーしている意識ポイントの中にある鍵、掘り起こしていきましょう!

今月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、10月最後の水曜日ということで、今月の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、みんなでシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

今月は、自分で行動してみたことを、さまざまな視点から伝えてくださった方が多かったように思います。
以前と今と、違うやり方をしてみた実感や、新しく取り入れようとしてみたことなど。
皆さんの実践経験が伝わってきて、心強かったり、嬉しかったり。

どんな知識も情報も、皆さんの実生活で役に立たなければ宝の持ちぐされになりますね。
ちょっとしたことでも、ぜひ、行動を積み重ねていきましょう!

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、月曜日か水曜日にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

自己価値設定に気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日と来週の<自己洞察ワーク>では、
バウンダリー(ココロの境界線)を育てる6つの大切なことの1つ、
「自己肯定感をアップする」について、取り組んでいますが、

本日は自己肯定感をアップさせるのを阻む「誤解あるある」に触れ、
自分自身にもその誤解で「自分の価値イメージ」を不必要に下げてしまっているところはないか振り返ってみました。

誤解ポイントはたくさん(30個以上)あるのですが、
「うわ!自分はコレやってる!」の衝撃ナンバーワンポイントは、本当に人それぞれ。

あえてお伝えしますと、
その中でも多かった誤解は、今回のグループでは、
「自信をもつこと」「根拠があること」でした。

自己肯定感を1本の樹に例えて、
実はどこが「要」なのか、本日は皆さんで確認もできましたね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
お互いに嫌い合っている自覚が(お互いにある)相手に
どうしても頼みごとをしなければならない時、どうすれば良かったのか?
というテーマに取り組んでみました。

今回の意識のありかた、そもそもの考え方、咄嗟の対処のしかたは、
このケースに限定されることなく、幅広く
「好きじゃない人・苦手な人」にも応用ができそうでしたね。

 

ご参加されている方から、
みなさんの生(なま)のお話をきいているだけで
今までひとりで悶々と抱え込んでいた根本的な苦痛のもととなっていることが
溶けていくようだった。
そっか。こう考えればいいんだ! と思えた。ラクになった。

そんなお声が届いています。
みなさんが小グループでお話しているなにげない言葉のやりとりの中で感じたそうです。

そこ(その場)に居ること
ライブで耳に入れてあげること

本当に本当に大切なんだな、としみじみ感じつつ、筆者もまた学びを受け取った時間となりました。

★11月1日(月)卒業発表があります!★

町田クリニック リワークプログラムよりご案内です。

11月のスケジュールにも記載の通り、11月1日(月)午後に卒業発表があります!

復職にむけた経験を当事者からうかがえる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

当日は、卒業発表終了後に個別フォローになりますので、ご了承ください。

★10月27日(水)の卒業発表はありません

 

 

こころの弾力を取り戻そう!-レジリエンス

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日はずばり!「再発予防」について考える一か月です。
リハビリの中でとても大切なポイントです。じっくり、自分なりの再発予防プランを作っていきましょう。

私たちの人生は、思いがけない出来事の連続です。
休職や離職を余儀なくされた方は、今のこの経験が「予測できなかったこと」かもしれません。

今日は、こういった困難な状況をどう受け止め、その先にどうつなげていくのか、その力となるレジリエンスをとりあげました。
「こころの弾力」と言ってもよいレジリエンス。
発揮できれば、日ごろのストレスも大きなできごとも、きっと次の一歩を踏み出せるようになるはずです。

とはいっても、特別な能力が必要なわけではありません。
皆さんは、困難な状況から一歩ずつ、次へ向けて歩いているのですから。
これこそ、もともともっているレジリエンスの力です。

レジリエンスの5つの要素をチェックすると、自分がもっているリソースがわかってきました。
楽観的思考、人とのつながり、現実の受容。日頃から得意なことも、苦手だなと思うこともありました。
全部の要素が身についている必要もなく、得意なことをうまく活かしていきましょう。
レジリエンスとしてだけでなく、いろいろな視点からも役立ちそうな要素ですね。

何より大事なことを。皆さんの中には、すでに「回復する力」があります。
少しほこりをかぶったり、さび付いているかもしれませんが、取り出して、はたきをかけて、油をさせば十分使えるはず。

その経験を、これまでにも何度も、何度も、積み重ねてきている自分の可能性をまず、自分が信じてみましょう。

根っこに栄養を与えよう;ドラマセラピー

物事がうまくいかない時
思ったような結果が出ない時

私たちは「なんとか、解決しよう!」と、上に伸びていくための方法ばかりを、考えてしまいがちですね。

でも、そういう時こそ、「上」ではなくて「下」に目を向けて見ましょう。
木に花や実を実らせたいのであれば、まずは根っこを育てることが大事です。

今日は、皆さんに「自分の木」を考えていただき、自分の根っこにどんな栄養が必要か?を考えていただきました。そして、ドラマの中で実際に「自分の木」になっていただき、必要な栄養を、たっぷりと与えるワークを行いました。

・たっぷりとした睡眠
・ゴロゴロした時間
・美味しいご飯
・友達や家族との語らい
・ゆっくりとお風呂に入る

などなど、、、

根っこから、そう言った栄養素をたっぷりと吸い込んでいくドラマワークの後、
参加者のお一人からは「やっていることはドラマの世界でのことだけれど、実際に自分の体がグングン伸びていくような身体感覚がありました。」というコメントをいただきました。

ドラマセラピーの良さは、実際に体で感じること。
これに尽きると思います。

今日も、皆さん、いっぱい笑ったり、ホロリとしたりしながら、自分の身体感覚に落とし込んでいく時間になったようで嬉しく感じています。

来月も月末の土曜日の午後、ドラマセラピーの時間でお待ちしていますね。

初心者大歓迎です!どうぞ、お気軽にご参加ください。