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自分にあった働き方-パーソナリティから考える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

12月の月曜日は、今こそ、働き方を見直そう!というテーマで、キャリアについて考えています。
今日はパーソナリティと働き方との関係を考えてみました。

まず「エゴグラム」を使って、心のエネルギーの状態を5つの側面からとらえてみました。
今の自分は、どの側面にエネルギーが集まっているか、バランスはどんな感じなのか、視覚的につかめます。

どの側面のこころのエネルギーが高いのか、低いのか。
このでこぼこが個性をあらわしてるともいえますね。

パーソナリティは行動のパターンといわれていますので、自覚している側面であれば、自分で変えることができます。
今までの職場や仕事内容との間に、何かのミスマッチがあるのなら、それを埋めるための工夫を考えることもできます。

高い低いで、良い悪いがある訳ではないのですが、皆さんそれぞれ、この側面が高いのが気になる、低いのは嫌だなど感じたようです。
それは一方で、自分がどんなイメージでいたいのか、どんな風にありたいのかを教えてくれているようにも感じます。

後半は、偶然の出来事をキャリア探索に活かそう!という視点で、今までの「たまたま」の出来事を振り返っていきました。
思い返してみると、いろいろ偶然の出来事、予想していなかったことに遭遇している私たち。
それをどう受け止めるかは、自分の構えにも関係してくるかもしれません。

次回20日(月)は、私を知って働き方を考える④ -強みをとりあげます!

月に1度のなんでもトーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度のフリートーク「なんでもトーク」を実施しました。
平日のプログラムありきの時間とはまた違って
自由さの中で語り合うこともまた実りが大きかったですね。

気付きの種は、そこここに散らばっています。

プログラムテーマという「枠」がないからこそ、
普段着の自分のままナチュラルに受け取っていけることもありましたね。

本日一番みなさんのココロに響いたことは、
再発防止の為にも 「 自分自身を責めない 」 は鍵となる
だったご様子です。

本日はリワーク現役さんが多く
まだまだ自分を追い詰めてしまう傾向のテーマに取り組まれている方もまた多く、
皆でこの大切なことを確認できました。

 

次回は1月8日の開催となります。
年が明けて 「 2022 」 のビジョンを語るもよし。
「 いまのテーマ 」 を語るもよし。実り多い時間をまた一緒に過ごしていきましょう!

協調とリーダーシップ☆物語をつくろう(チームワーク)

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の協調とリーダーシップでは、チームワークの大切さやリーダーシップとは何かについて学びました。

職場でチームワークを組むことがあるかと思います。

そんな時、チームの一員としてどのような心構えでいればいいのか、自分の役割は何か、そもそもチームワークって何だろう?などを考える機会になったかと思います。

職場や仕事について思い出したり考えたりするため、若干の負荷が掛かりますが、復職を視野に入れている方には仕事の感覚を思い出す、いい機会になったのではないかと思います。

 

午後の実践チームワークでは、午前中に学んだ「役割」を意識しながら取り組んでもらいました。

まずは個人で簡単な物語を考え、それを持ち寄ってチームとしての作品を作ります。

チームで土台になる物語を考えたら、絵を描く人、物語を書く人、色を塗る人などに役割を分けて作業をします。

最後に各チームの作品を紙芝居形式で発表してもらいました。

 

物語の思わぬ展開や登場人物に笑いが起き、楽しい時間となりました。

 

それぞれが持ち寄った物語を一つにまとめ上げていく過程は、非常に難しいものがあったようです。

しかし、タイトな時間の中で、一つの目標に向かって各チームが一丸となって協力し合う姿は見ていてとても微笑ましいものでした。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

感情に振り回されるカラクリ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
3週に亘る「感情に振り回されなくなろう」シリーズの第一弾
「感情回避と感情駆動行動」について取り組んでいきました。

嫌だな、つらいな、苦しいな、などのネガティブな感情を
断ち切ろう、回避しようと思わずとっている行動が
実はストレスを維持している大きな要因であることが往々にしてあります。

ネガティブな感情を感じるのが好きな人はいませんよね。
ですが、ネガティブな感情は自分を守る内側からのメッセージであり、大切なものなのです。

本日はそれぞれの感情の意味や役割を理解し、
さらに、
・その特徴 … 本能的なこの機能はどういうことを何よりも大事にしているのか?
・それゆえどういうことが起りやすいのか?
・どのような経過をとっていくのか
を理解していきました。

この事を把握すると、感情を大事にしつつ、振り回されなくなるのですね。

来週は、自分の認知の世界にどう入り込んでいくのかのプロセスとカラクリを
理解していきましょう。
今までいろいろな「落とし穴」にまんまと足を取られて取られて … を続けてきたんだな~と
毎回みなさんしみじみ分かち合っています。
次回も「みんなで」が力になる。そう感じる1日になりそうです。

コミュニケーション -わたしの枠組み、あなたの枠組み

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、コミュニケーション -そもそもの話です。
私たちにとって、コミュニケーションはなくてはならないもの、切り離せないものですが、行き違いを感じやすいものでもありますね。

今回は、そもそも「コミュニケーション」って何だろう?という問いかけをしてみました。
「コミュニケーションできた」というのは、どういう状態だと思いますか?と聞くと、「100%伝えられて安心する」「お互いにキャッチボールする」などの意見がありました。
また、自分のコミュニケーションの癖を振り返ってみると、「相手にあわせる」「正解を探してしまう」「一人と複数とで違う」など、いろいろあがってきました。

考えている通り、コミュニケーションは、自分と相手がいるやりとりです。
このやりとりのさなかに、行き違いも起きます。 それはなぜおきるのでしょう?

私は、私の枠組みからやりとりしています。
あなたも、あなたの枠組みからやりとりしています。

この枠組みがどういうものかを、お互いに伝え合わなければ、同じ情報を共有することはできないでしょう。
そのためには、一方通行で伝えたつもり、分かったつもりになるのではなく、お互いに確認し合うことも必要です。

後半は、その行き違いを実際に実験して試してみました。

同じ情報を聞いても、メンバーそれぞれが表現したことはまったく違いました!
なぜそんなことがおこったんだろう?
起こさないためにはどんな工夫ができるだろう?
日常で、これに近いことが起こっていないだろうか?

様々な視点で振り返ることで発見できたようです。

来週は、身近な人たちとの関係からコミュニケーションの齟齬について考えてみようと思います。

目盛りをつけてみる

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、問題解決セラピーより「スケールクエスチョン」に取り組んでいきました。

何かつらいなと感じるような出来事があった時に
つらい ー つらくない の2極だけにならず、
目盛り=スケールをつけていくと、物事の捉え方が柔らかくなっていきます。

このスキルは火曜日・木曜日のプログラム問わず、常に皆さんに意識付けして戴けるようにちょこちょこ話に入れ込んでいますが、
本日はこの「スケール」感覚だけに焦点を当てて検討できました。

このスケールが現実に即して捉えられるようになると、
行動しやすくもなったり、焦りに圧倒されることも少なくなっていくと言われています。

今日は作業途中からいろいろ皆さんのお話が膨らんでいき、具体的な体験からの検討もできました。
大きなトラップにハマってしまうケースと、そこへの意識のありかたにも触れることができました。
きれいごと、絵空事ではない、リアルな取り組みを皆で考える機会となっているのは、
こうしてみなさんが赤裸々に分かち合ってくださる賜だと思っています。

午後の<ソーシャルスキルアップ>では、
職場の人達からの視線が気になってしまう時にどう意識したらいいのか?
をテーマに皆で考えていきました。

やはり状況の捉え方は1つだけでは全くありませんでしたね。 

人生のパッチワーク -ライフデザインを考える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

12月の月曜日は、「キャリア」をテーマに考えています。
元の職場へ復帰するつもりの方にとっても、転職を考えている方にとっても、これからどう働いていくか、考えどころですね。
仕事を離れているこの期間を、働き方を見直して、これからについて考える時間にしてみましょう。

今だからこそ、自分を再発見することが、これからの人生の可能性を広げることにつながるでしょう。

今日は、そのスタートとして、「人生」という大きな視点からライフデザインを考えてみました。
私たちは、いつも多面的な役割を担っていますし、それらは、そのときどきで流動的に変化しているものです。
パッチワークをイメージして、これまでの人生を振り返ると、今、自分が求めている人生とは違った色分けになっていることが実感できました。

休職前後のパッチワークと自分が望んでいるパッチワーク、ほとんどの方がけっこう違ったものになっていたようです。

休職前後は、なぜ望まないかたちになっていたのでしょうか?
そこから変えたいことがあるなら、どのような工夫をしたら、実現しそうでしょうか?

ここにも、今後の健康的で安定した働き方をみつけるヒントがみつかりそうですね!

働き方は、いろいろな視点から見直すことができます。
来週は、皆さんのパーソナリティにあった働き方について考えてみましょう。

さらに、偶然の出会いを活かすには? これも振り返ってみたいと思います。

土曜講座 ストレスに負けない!ストレスコーピング

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はストレスについてでした。

ストレスが溜まった、ストレスで胃が痛い、ストレス解消したいなど、私たちはストレスという言葉をよく使いますが、ストレスとは一体何でしょうか?

まずはストレスと呼ばれているストレッサー(個人にとって負担となる出来事)とストレス反応(心身への反応)について学びました。

ストレスに負けないためには、早めにストレスに気づいて対処することが大切です。

「気づく」ためには、体調や気分を記録して自分の状態を把握します。

「対処」はコーピングリストを作って、ストレスを軽減します。

コーピングリストは、自分がリラックスできることをどんどん書き出します。項目を増やすコツは低コスト、細分化、具体的に書くことです。

みなさんからたくさんのアイディアが出ました。

コーヒーを飲む、音楽を聴く、動画を見る、ハーゲンダッツアイスを食べる…など

「ほ~」と思ったのは、

宝くじが当たったら何をするか妄想する

好きなキャラクターになって今の状況をどうするか考える…などなど

ストレス状況下ではグルグル思考や、~べき思考に囚われていることが多いので、アニメのキャラクターや、漫才の相方、社長、アイドル、偉人などになり切って、楽しみながら他者の目線で客観視できるとよいでしょう。考えること(認知的コーピング)は基本タダで気分を変えられるのでお勧めです。

職場でトイレに行く、水を飲む、目薬をさす、深呼吸をする、空を見るなど、すぐにできて気分転換に役立つコーピングはぜひ用意しておきたいです。

みなさんからは、

・普段何気なくしていることがコーピングに当てはまると気づいた

・事前にコーピングリストがあると気持ちが軽くなるだろうと感じた

・これからしたいことや好きなものをイメージすることもコーピングになると知った

・他の方のコーピングも参考になった

・ストレスは生存のために必要だとわかった

などの感想がありました。

「土曜講座」は、毎月第1土曜日です。認知行動療法を中心に、日常生活や職場で役立つテーマを取り入れていきます。

初めての方、平日リワークの復習をしたい方、復職して久しぶりに思い出したい方、仕事で土曜日しか来られない方、どなたも対象です。ぜひご参加ください。

適応障害☆アートセラピー

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「疾病理解」では、その特徴と治療について理解を深めました。

 

適応障害いう言葉は聞いたことはあるけれど、実際にはよくわからないという参加者が多かったです。

適応障害とうつ病の違いなどを踏まえながら学びました。

職場にありがちな適応障害や負のスパイラルに陥る構造ども併せて皆で確認しました。

 

「今までうつ病と適応障害の違いがわからなかったけれど今回分かった」との感想がありました。

 

午後の「アートセラピー」では、コラージュとパステルアートのグループに分かれて作業をしました。

 

最後に皆で作品をシェアし、様々な感想をフィードバックしましたが、温かく楽しい時間になりました。

集中して取り組んだ作品を持ち帰って家に飾る方もいます。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

考え方のクセを広げてみよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、先週に引き続き、
抑うつ的な状態になっていく典型的なエピソードから
「考え方のクセ(自動思考)」に気づいていく力、
また、その考え方をどうやって広げていく・柔らかくしていけばいいかの発想のヒントを
みなで集めていきました。

内容盛りだくさんでしたが、全部ができるようになる必要はありません。

「うわ~!コレまさに自分がいつも思っていることだ!」となったポイントは
柔らかくしていく発想のヒントをもとにして
更にプラスして自分なりの「引き出し」を増やしていけるといいですね。

また、皆さんの中から実際のケース(不安な場面)をサンプルして
皆で検討していきました。

とても短いストーリーの中にも
いくつもココロの方向を広げていけそうな部分がありましたね。

これもまた、全部広げていく必要もありません。
たった1つでも、ゆる~く らく~に 捉えていけるだけで
「さらにその先」も変わっていきそうでした。

「さてと☆ まずはどこを楽にしてあげようか。」

スイッチを入れる言葉はひとそれぞれ。
小さなスイッチを押せる指、ココロに備えていきましょう。