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内側の声に耳を傾ける;ドラマセラピー

今日のドラマセラピーは、今の自分の身体に意識を向け、自分の内側に今どんな感覚があるのか?を探っていきました。

 

 

「モヤモヤ」

「ざわざわ」

「どんより」

「ドヨーン」

 

それらが、今の自分の内側にキャラクターみたいにすんでいるとしたら、どんな形で、どんな重さでしょうか?それをイメージしてもらい、そのキャラクターになってみるというドラマワークを行いました。

 

普段、私たちは、自分にとって心地よくない感覚があると、それを追い払ったり、すぐに消し去ろうとしたり、なんとか解決しようと一生懸命になってしまいがちです。そこに耳を傾けることなど、考えもしませんね。

 

 

しかし、大事なことは解決することではなくて、そこに潜んでいる「声(意見)」に耳を傾けてあげることなんですね。言い分があるからこそ、何らかのサインが出ているだけなのに、その声を無視したり、追い払おうとしたら、「何で、聞いてくれないんだ!」と、ますます不貞腐れたり、声は大きくなってしまうと思いませんか?

 

 

「あのさ、、、」

「本当はね、、、」

キャラクターに変身したときに口から出てくる言葉は、ずっと「聞いてよ!」と、実は自分の身体が発していた言葉なんですね。

そこに気づいて受け止めてあげた時、何かが変わっていきます。

今日は、それをドラマを通して体感していただきました。

 

 

「何だか、不思議な感覚です。自分が、ザワザワになった時に、受け止めてもらえた嬉しさがありました。」

「ちょっと、今までになく、心地いい一体感で帰れそうです。」

 

 

そんなご感想も出て、とてもうれしく感じています。

どんな感覚も自分の一部です。だから、追い払ったりするのではなく、「よしよし、色々あるもんね、言いたいことたくさんあるよね。聞いてあげるよ。」と、そこに寄り添いながら耳を傾けてあげましょう。

自己肯定の第一歩は、どんな自分が内側にいようが、その声に耳を傾けてあげることだと私は思っています。

 

 

 

次回のドラマセラピーは10月の第四土曜日に行います。(9月は一回お休みとなります。)

初心者、大歓迎!

演技力などは一切不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

お会いできることを、楽しみにお待ちしております!

 

 

ビジネスマナー話し方☆聞き方・サイコロトーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日の午前中のリワークテーマは『話し方・聞き方』です。

あらゆるビジネスシーンで気を付けたいのが言葉。

より丁寧な話し方や聞き方にはどんなものがあるか、言いづらいことをいう時にどんな言い方が失礼ではないかなどを皆と検討しつつ、一般的な言い回しについて学びました。

 

午後のグループワークは、皆さんの希望もあり、『サイコロトーク』になりました。

各グループで1~6まで話すテーマを決めてもらい、決まったらサイコロを振って一人ずつ語ってもらいました。

聞き手は、相づちを打ったり、質問をしたりして話し手に注目します。

話し手は、皆の前で話し、自己開示していくことになりました。

「コロナ後は何をしたい?」「生まれ変わるなら何の動物がいい?」というようなテーマもありました。

各グループ共感的に話を聞けている様子が見られ、笑顔も多かったです。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

モヤモヤの泳がせ方

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
不安やネガティブな気分に振り回されずに目の前の物事に取り組んでいけるよう、
「アクセプタンス&コミットメント」の中から
自分が「こうだ」と捉えた世界と、事実そのものが混同されてしまう「フュージョン」状態から
どうやって抜け出していくか、そのいろいろなヒントを獲得していきました。

真面目な感じのパターンもあれば、面白おかしいパターンもありましたね。
面白おかしいパターンは、明るくなりましょう! … という目的では決してなく、
いかに私達が「ことば」にまとわりついているエネルギーに翻弄されてしまっているかを
自覚するものでした。

 

すべてのパターンを身に着ける必要はありません。
今の自分が一番取り入れやすいもの、すんなりフィットするもので
脱フュージョンの強力助っ人になってもらいましょう。

 

来週からは、
認知行動療法の4ヵ月シリーズが再びスタートします。
途中からでも、スポット参加でも、
1回1回で得られるものがありますので大丈夫ですが、

「せっかくなので最初から全体を学びたい」という方、お待たせいたしました!

★8月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

アサーティブな伝え方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月取り組んできたアサーティブなコミュニケーション。今日は、その最終回でした。
自分のクセなどを振り返り、アサーティブな考え方をしったうえで、今日は、どう伝えたらよいのだろうかと考えてみました。

日常的な場面と問題解決のためでは、コミュニケーションの目的が違います。
そのどちらにも、アサーティブな姿勢というのは大切なものです。
今回は、日常会話苦手!という方が多かったのですが、まずは日常でのアサーションから、関係を作っていきましょう。

後半は、場面に応じたアサーティブな伝え方を、実践的に考えてみました。
どんなスキルも、慣れるまでは練習が必要です。
特に、アサーティブな伝え方をするには、セリフを考えておくことが役に立つでしょう。

診察や職場など、ありそうな場面をイメージして、アサーティブな表現をどうしたらよいか、話し合ってみました。
最後に、ロールプレイで場面を再現してみます。
驚くようなやり方を披露してくれるグループもあったり、思いつかなかった伝え方に感心したり。
とてもリアルな職場でのやりとりもうかがえて、発見の多いワークでした。

実際の場面でアサーティブになるのは、勇気がいることなのかもしれません。
でも、そのほんのちょっとの勇気が、自分で自分を大切にできたという思いをきっと生みます。

「難しいけど、少しずつでも意識していきたい」多くの方がそう思った様子でした。

ココロの栄養ことば

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、みなさんのココロの栄養になる言葉(フレーズ)を集め整理していきました。

いつ、どこで出会った言葉・受け取った言葉なのか、一切の条件を外しました。

人生のタイムラインを遡り、再びそこからイメージの中でゆっくり歩きながら
言葉の1つ1つを拾い上げていきました。

また「いまここ」に集ったメンバーからもお互いに
それいいね!
そうきたか! 
と、自分にはないセンスをやりとりして開拓していったりもしましたね。

いまの自分にいちばんの ココロの栄養ことば をはじめ、
今日作り上げた1枚のシートは
本当にココロの支えになりそうだな、と
皆さんの表情のビフォー/アフターから感じた次第です。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
体力的にキツイので(特に復職直後など)同僚に仕事を代わりにやってもらうべくお願いする
というテーマでエクササイズしてみました。

フレーズ
しぐさ
捉え方・考え方
ブロック
そして、慣れ。

みなさんの一斉に作った「顔芸」、なっかなかの迫力でした☆
実はここからもまた、実践的に育つ感覚というものがあったりもするのデス。

理屈じゃなく、実際に練習もやってみて
カラダから気付く・理解することもありましたね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職された方が現在のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日も皆さんが復職や仕事に関して思っていることを話し合いました。

休職後、復職するか転職するか? 迷うところですね。
それぞれのメリット、デメリットを話し合いました。

復職のメリットは、仕事内容、上司、同僚、職場の文化などが分かっているので、復帰後のイメージができる、仕事に戻りやすいなどが挙げられました。

その反面、みんなが自分の休職を知っていてやりにくいというデメリットもあります。

でもそのデメリットも、自分の状態をオープンにして理解してもらう機会にする、実は自分も…と悩みを打ち明けてくれる人がいて共感やアドバイスができるなど、マイナスではなくプラスに変えられそうです。

転職する際に、休職理由や病気のことを伝えるかも迷うところです。休職したことをマイナスに捉えず、休職理由を明らかにして、リワークで学んだことを活かして対処方法を伝えれば、自己管理ができていて再発予防に繋がると理解してもらえます。

他にも、自分の長所を活かした仕事選び、副業など、色々な話題について意見を交わしました。

今日の感想は、自分とは違う色々な意見が聞けた、迷っていたことが、皆さんの経験を聞いて参考になった、人と話すと自分では思いつかない発見がある、などでした。

土曜日のリワークは、復職や仕事について、どうしようと迷っていることや、不安に思っていること、復職してみて感じたことなどを話せる場です。復職が近い方、まだ復職しないけどいつかはしたい方、復職された方、ぜひご参加ください。

対人関係療法★無人島に漂着したら・・・

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークテーマは『対人関係療法』です。

対人関係療法とは、今ある他者との関係を『役割』という視点から考えていき、調整していく療法です。

自分が相手に期待する役割と相手が自分に期待する役割のズレがあると役割の不一致が生じます。

そうしたことを振り返りながら、重要な人との関係を見直していきます。

 

「身近な人との関係で期待がのすれ違いが起きていることに気づいた」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、無人島に漂着したと想定して、限られた数の中から何を用意し、日ごとに誰が何をするのかを多数決に頼らず、少数派の意見もじっくり聞きながら決めていきました。

あるグループは必要だと思っているアイテムが他のグループでは必要なし、と判断されていること、

無人島での過ごし方も、安全を確保し堅実に積みあげていくグループもあれば、思い切った行動に出るグループもありました。

あるグループは、「皆で認知行動療法を実行し、この状況の捉え方を変えて乗り切る!」というアイディアも出て、物理的なことだけでなく精神面のケアにまで及んだのは面白かったです。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

ぐるぐる思考

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)について取り組みました。

苦しくなってしまう本当の原因は、
自分にとってネガティブな感情が引き起こされる状況そのものではなく、
その状況をなんとかしなくちゃ、どうにかしなくちゃ … という想いの方だとしたら?

私達がぐるぐる思考になっていくからくりとその実態について検討し、
自分自身の経験にもリンクさせて考えていきました。

まさに今までの自分だった
… そんなご感想も多かったです。


来週はぐるぐる思考と自分自身の癒着を引きはがすさまざまな方法をご紹介していきましょう。
今の自分にとって一番フィットするものが見つかりますように☆

「沼のおはなし」ももう一度!

アサーティブ・トレーニング-まずは考え方から!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、アサーション・トレーニングです。
復職へ向けたリハビリの中で重要ポイントの1つとして、アサーティブなコミュニケーションについて考えています。

アサーティブなコミュニケーションとは、まず、自分を尊重したうえで相手のことも尊重する自己表現です。
前回は、アサーティブなコミュニケーションの基本的な考え方を理解して、自分のこれまでを振り返ってみました。
単純に「自己主張」をすることとは違うことだと、感じていただけたように思います。

自分の要求や思いを率直に表現するのは、なかなか難しい、、、
でも、その前に、自分が何を伝えたいと思っているのか、わかることが最初のステップです。
アサーティブに考えることができてはじめて、その思いを伝えて良いのだと思うことができます。

今日は、そんな自分の考え方に影響するような、不合理な思い込みがないかを考えてみました。
私たちは、これまでの経験や社会通念、常識といった、外側の基準で自分の考えを決めていることが多いものです。
それを見直していくと、自分の失敗をゆるすところから始めたいと思った方が多かったようです。

アサーションの基本は、自分の権利と自由を大事にすること。
そして、相手にも同じ権利と自由を認めることが大前提です。
自分を大切にできないと、もちろん、相手も大切にはできないですね。