ブログ

心の境界線を育てる6つの大切なこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリー(ココロの境界線)について取り組んでいますが
本日は、「バウンダリーを育てる6つの大切なこと」を主なテーマに検討していきました。

6つの中には
「自分を大切にすると決意する」というポイントがあります。

今日もたくさんの方々がここに大きな反応を示されていました。

意外とできないんだよね。。
トンと忘れてた。
ついつい、忘れちゃうんだよね。

だけでなく、
そもそも、自分を大切するってどういうこと?
そこからのスタートとなる方も、実は毎回おひとり、おふたりではないのです。

大切にするってどういうこと?
これも引き続き、向き合っていきましょうね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「こんな不安があって働くのが怖いんだよ。。。」というお声を戴き、
どんな不安?をお尋ねしたら、出てきた出てきた! 

この際だから全部やってみましょう … ということになり、皆で4ヵ月くらいかけてトライしていくことになりました。
どんなことをやっていくのか
これはまた改めてご報告できればいいなと思っています。

色の呼吸 & 
腹式呼吸~マインドフルネス~脳よおやすみエクササイズ では
今回2回目の実施でしたが、
みなさん先月の初回よりも「おやすみモード」に入られるのが早くなったなぁ、と感心しつつ誘導をしていました。

窓のロールスクリーンも下げ、できるだけ体が光を感じないようにお部屋を極力暗くしてみなさんで静かな時間を過ごしました。
先月院長先生にお願いしていた新しいヨガマットも使って(どうもありがとうございます!)それでも「あと1枚しかない」とギリギリでしたが、間に合って本当に良かったです。

また機会がありましたら、ぜひやりましょうね。
みなさんからの嬉しいお声、しっかり覚えておきます。

適職・転職☆緊急時に何を持っていく?

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「復職支援」では自身の得手不得手、やりがいなど仕事や資質を振り返り、整理したり話し合ったりしました。

「得意なこと、苦手なことを整理して自分自身を見つめ直す良い機会になった」などの感想がありました。

また、資質だけでなく「やりがい」についても考えてもらいました。

あらゆる要因がやりがいにつながりますが、必ずしもやりがいを持たないといけないのではありません。ただ、やりがいを感じると気持ちよく仕事ができるようになっていきます。

そういった意味で、「なぜ、やりがいを感じることができないのか」という点も併せて考えることは大事です。

 

午後の実践チームワークでは、地震災害時を想定して、避難所に何を持っていくかを話し合ってもらいました。昨夜、比較的大きな地震を感じていたので旬なテーマになりました。

 

設定は、ごく一般的な家族+ペットです。それぞれ役になりきってもらい、制限のある中でより優先されるものを多数決で決めず、納得のいくまで話し合う形式で進めました。

実践チームワークでは、こうした「合意形成」を大事にしています。

 

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

ストレス場面の全体を見渡す~アセスメント

こんにちは。 南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレス場面の全体を見渡し、
「自分がどうなっちゃっているのか」を客観的に把握できるよう、取り組んでいきました。

自分自身で、このストレス場面の全体像を客観的に見渡していけると、
心理的にとても狭くなっている視野にもバランスが戻ってくるとも言われています。

今日もいろいろ気付きがあったようです。

・「ストレスを感じた場面」(状況)を
広い目で登場人物の背景も含めて客観的に書き出してみたら、
つかえていたものがストンと落ちて、もうそこ(状況)だけで気持ちが楽になってしまった

・今までは できごとー思考ー感情 だけだったけど、
こうして身体反応と行動も一緒に書き出してみると、全部が繋がった気がした。
そうそう!まさに自分!という実感が湧いた

・コーピングと資源まで全部この1枚(のシート)に書き出せたら、
この1枚が地図のように本当に見渡せた!

など。などなどなどなど …

このアセスメント(見立て)を書き出すことそのものが
コーピング(ストレス対処)になるとも言われています。

自分のストレスの特徴を把握するには、1回だけでなく、
何度も何度もやってみて共通点に 気づく ことが大切です。

イメージではなくて、実際に検証してみると、
意外な共通点が見つかることもあり、
そこが今まで気付かずにスルーしてきたがゆえに、何をやってみても苦しさがちっとも軽くならなかったんだ … とクリアになることも少なくありません。

実際に 書き出してみる。

今日もこの大切さを実感された方がとても多い1日でした。

こころのこえに気づく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月と来月の水曜日は、「感情」をテーマにしていきましょう。
コミュニケーションの中で、なぜ「感情」が大切なのでしょう?
「感情」は、私たちの素直な思いを、率直に伝えてくれているからです。
その感情を「こころのこえ」として、耳をすませていきたいと思います。

今日は、「こころ」「あたま」「からだ」をキーワードに、自分のなかにうまれる「感じ」に目を向けてみるワークをしました。

まだ名前のつかないような、ぼんやりとした「感じ」に丁寧に意識をむけて、ゆっくりとその存在を認めてあげる。
そして、その「感じ」が何を自分に訴えているのか、語りかけながら聞き取っていく。

嫌いな人、好きな人、思い浮かべると、それぞれにいろいろな「感じ」が生まれてきました。
その感じが何をじぶんに伝えようとしているのか、名前をつけるとすこし距離感がうまれることもあります。

「感じ」にふりまわされず、横において手をつないでいくようにつきあっていけると、飲み込まれずにすむかもしれません。

後半は、なにか1つの感情を取り上げて、日ごろ、どんなつきあい方をしているか、ブレーンストーミングをしてみました。
いつも、最後のプレゼンは様々な工夫が凝らされていて、とても楽しいものです。
今回も、様々な切り口のアイディアがたくさん!
これでまた、引き出しが増えました。

ココロの境界線とストレス

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から<自己洞察ワーク>では、ココロの境界線(バウンダリー)について検討をしていきます。

・あの人が機嫌悪くならないように必死になってしまう
・能力のない人がいて、その人の仕事が終わらないと自分の仕事も回らないので、ついついその人の仕事をやってしまう
その人は定時に帰るのに、自分は終電近くまで残業
・忙しいだろうと思ってたくさん手伝っていてあげたら、いつのまにか皆が自分が担当者だと思うようになってしまった

みなさんのリアルな辛いお話がでてくること、でてくること … 。
これで体を壊し、メンタルを壊し、では本当に割に合わなかったですよね。苦しかったですね。

バウンダリーの意識と感覚が育っていくと、
対人関係などのストレスが減って楽になったり、
そもそもトラブルに見舞うことも少なくなると言われています。(引き寄せなくなるからですね)

初回の今日はまず
「 これはバウンダリーのテーマだ! 」 と気付けるようになること、自覚できるようになることを
たくさん項目のあるチェックを通して取り組んでいきました。

来週は、
今日の基本を振り返った上で
・バウンダリーにまつわる誤解を解放する
・バウンダリーを育てる6つの大切なこと  に触れて、

ストレスから楽になれる資質を育てていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
3週連続シリーズとなりました「 雑談 」 第3弾でした。

雑談が辛い → だから人間関係が自分は苦手だと思う → ああ、生きづらい
これではとってももったいないですよね。

第3弾の本日は、具体的な例題を元にコツを皆で習得していきました。
良い例、悪い例、両方の「どこが」を確認することで
例題ごとに上手に反応できるようになっていく皆さんの応用力にじ~んとしていた筆者でした。

ちょっとした意識とコツのあるなしが
「苦手なんだよ(泣)」と「平気だよ♪」の分水嶺。
それがゆくゆくは「楽に生きられる」に繋がっていく・流れていくといいですね。

★特別プログラムのご案内★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

今月は、参加者の方々から発表していただく機会が目白押しです!

10月18(月)午後  「ふりかえり」発表(臨時開催です!)

10月20日(水)午後 中間発表-モラルハラスメント

最近は、多くの方が経験をシェアしたいと立候補してくだっています。
「生の声」本当に励みになりますし、活発な意見交換もできます。
ぜひご参加ください!

個別フォローは発表終了後になります。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

10月のアクションプランをたてました

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、10月のスタートということで、今月のアクションプランを考えました。
毎月のスタートにやっているプログラムですが、自分の現状を把握して、復職や復職、社会復帰にむけて、リハビリの計画をたてるためには大切なステップです。
繰り返しだなーと思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、振り返ってみると自分なりに整理できて、気合が入るそうです。

まず「復職準備チェックリスト」を使って、自分のコンディションの変化をつかんでいきます。
これが現在地ですね。
そのうえで、自分が復職直前にこうなっていたいという状態をイメージすると、その間を埋めるのがリハビリになります。

短い時間でしたが、「行動宣言」も兼ねて、小グループで話すと、様々な方向に話題も広がっていったようです。
実は結構、話す機会が少ないと、いざというときに口が動かないもの。
その意味でも、「話す」機会をもつことって大切です。

先月末、今月頭から復職という方々も多かったので、個人的には、少しずつ、落ち着きを取り戻してきなーとほっとした感じあります。
今月は、振り返り発表(18日)、中間発表(20日)も予定されています。
参加者の方々の経験をシェアしていただける機会です。
私も楽しみにしています。

土曜講座 「考え方を変えて、ラクになろう」

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、認知行動療法の2回目「考え方を変えてラクになろう」でした。

今日は、自分に起こっている(起こった)問題について深く掘り下げて考えました。

手順は、

① 自分の気分(感情)に気づく … 気分と思考を区別する

② 自動思考をつかむ … 思考のパターン/クセに気づく

③ 考え方を変化させる … 自動思考を適応的な思考に変える

④ 行動を変化させる … 行動を変えることによって、新たな認知の効果を試す

です。

時間をかけてじっくり取り組むと、状況説明、気分、行動、身体反応についてはスラスラ書けましたが、自分の感情に気づきにくく、自動思考に何を選んだらよいのか… 迷ってしまう方がいらっしゃいました。

感情を出してはいけない、気づくとツラいので蓋をしていた、仕事にだけ集中するようにしていたなど、今まで感情を出さないようにしてきたのです。感情を閉じ込めてしまうとツラい感情が溜まり、心身の不調に繋がります。

みなさん、試行錯誤しながらも、自動思考の根拠を探して、それに対して反証し、適応的な認知にたどり着きました。

この後は、適応的思考によって導き出された行動を実践して、その効果を検証してください。

今日の感想は、

・自分が直面している問題について掘り下げられて実践的だった

・自分の出来事に当てはめて考え、適応的思考まで整理できた、次は行動に移れるように思考を広げたい

・自分のことを後回しにしてきたためか、感情や自動思考に気づきにくかった。久しぶりに書き出して自分と向き合い客観視できて心の整理ができた

・自分は「べき思考」だと再確認した。しんどいときの逃げ道はいくらでもあり、1つでも実行できていたら気持ちは楽だったんだなと思った

などなど…

みなさん、自分に向き合う時間が持てたようでした。自分の問題を掘り下げることは、ときにはきついと感じることもありますが、今日のワークは、ツラい感情を軽減したり、再発予防に必ず役立ちます。今後も認知行動療法を続けて、身につけていってください。

「土曜講座」は、毎月第1土曜日です。認知行動療法を中心に、日常生活や職場で役立つテーマを取り入れていきます。

初めての方、平日リワークの復習をしたい方、復職して久しぶりに思い出したい方、仕事で土曜日しか来られない方、どなたも対象です。ぜひご参加ください。

パーソナリティ障害☆名言の感想を語ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中はパーソナリティ障害について学び、他者理解や対応について考えました。

パーソナリティ障害とは、認知の歪みから本人や周囲が大きな苦痛を感じたり、対人関係などが日常的に支障をきたりしていて、なおかつそれが長期的、全般的にみられる人のことです。

いくつか種類はありますが、共通して言えるのが「自分へのこだわり」と「傷つきやすさ」といわれています。

 

午後のグループワークは『名言の感想を語ろう』でした。

6つの名言の感想をグループごとに語ってもらい、ネガティブであってもポジティブであってもいいので、自分が感じたことを率直に話してみる練習をしました。

いわゆる有名人や偉人の名言や名もわからない人の名言までありましたが、どれも考えさせられる内容だっと思います。

他者の視点にびっくりしたり、他者とは違った意見を勇気を出して伝えたりしました。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

 

大切な経験の時期

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

明日から10月。
10月1日前後というのは、1年でもリハビリ勤務を含め復職初日を迎える方が毎年多い時期の1つです。
今年も復職直前の動向があちこちで見られ、「ああ、秋の風景だな」と感じている筆者です。

今年も10人弱の方々が復職を迎え、それぞれのプロセスを経てリワークを後にしていきます。

期間が長かった方、短かった方、
最初から積極的に参加できた方、
最初は来るだけでグッタリで2日連続して来る事が当面の目標だった方、
最後に猛チャージがかかった方、
最後まで不安を抱きしめつつも「やってみます」と向かった方、

本当に本当にプロセスはいろいろです。

 

リワーク現役の皆さんにとっても、この時期は大切は経験ができる時期。

右を向いても、左を向いても、「復職が決まって」 … の話が漏れ聞こえる時期。
「早く自分も」
「なんで自分はまだこんな状態なんだろう」
そんな風にダメ出しをしてみたり、焦ってしまうのはとても自然なことです。

リワークでは、そんな「焦り」を皆で体験できる貴重な時期でもあるのですね。

職場に戻れば、周りはいつもと同じスピードと量で仕事をこなしている人達ばかりです。
そんな中で、「人は人、自分は自分。いまの自分はいまの自分。」と
自分のペースをしっかり意識して守っていくこと、焦りに流されないことがとても大事なのですが、

この時期はリワークの場でその「焦り」の疑似体験ができる貴重な時期なのです。
それも、その焦る同じ気持ちを仲間と一緒に分かち合うことで、
今後、似たような体験を職場でした時に思い出せる「糧」を作ることができるのですね。

 

リワークで体験できることは、
プログラムそのものだけではありません。

この時期いつもお伝えすることではありますが、
リワークを後にする方々を見ると、みなさんにとって輝かしい部分がクローズアップされますが、
どなたをとっても、本当にきつかった時期があるのです。

不安でたまらなかった時、
なかなか安定して参加できなかった時、
落ち込んで、落ち込んで … だった時、

みな、そういう時期を経て復職を迎えているのですね。

そして、現役のみなさんは、まさにいま、大切なプロセスの中にいるのです。

ひとりきりで悶々とするよりも、
「その悶々にも、将来に役立つ意義がある」を
ここリワークでこれからも皆と一緒に感じていけるといいな、と思っています。

※初回ご参加の前に診察にて医師の確認が必要です(くわしくは受付まで)
診察にて「リワークに出てみたいのだけど」とどうぞお問い合わせくださいませ。