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森田療法

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は森田療法について行いました。森田療法とは、森田正馬によって考案された、日本独自の精神療法です。森田療法では、不安をコントロールしたりせずに、あるがままに受け入れること、そして、できることを気分にかかわらずこなしていくという考え方をします。そして、その中心となる理論である精神交互作用や思想の矛盾について説明をしました。

精神交互作用とは、注意と感覚の悪循環で、ある感覚に対して、過度に注意が集中すると、その感覚はより一層鋭敏になり、その感覚が固着されることです。思想の矛盾とは、「こうあるべき」「こうあってはならない」と知性で感情をコントロールしようとする姿勢のことです。そして、思想の矛盾により、知的に感情を解決しようと構えれば、さらに精神交互作用が強まり、なくそうとすればするほど、堂々巡りの袋小路に陥る(「とらわれ」と「はからい」の悪循環)とされます。

そこで、本日は、不安をあるがままに受け入れることが難しいと感こと、若しくは、不安を受け入れることができても行動に結びつけることが難しいこととその理由について、分かち合いました。

頭ではわかっているものの行動に移す難しさ、また、行動に移そうとする際に躊躇う要因等に対する気づきがあったかと思います。

まずは、感情をコントロールせずに受け入れること、その上で、自分のできることから始めていくことも1つかと思います。

臀筋をほぐすヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

 

本日はお尻の筋肉の臀筋をほぐしました。

お尻の筋肉は座りっぱなしでも立ちっぱなしでも凝ってしまいます。

 

足がむくんだり、腰痛や冷え性といった症状は、お尻のコリにも原因があります。

 

シューレース(靴紐のポーズ)は、ゴムカアーサナの前屈バージョンです。両手は後ろで組まずに、前にだし、必要ない力をぬききります。

このポーズはじっくり時間をかけておこなってみましょう。

 

骨盤を整え、お尻の筋肉が伸びることで血行が促進されることでお尻の脂肪燃焼に繋がり、さらに、お尻のこりもほぐれます。

 

仰向けでやるのおすすめです。仰向けの場合は、背骨を真っ直ぐに意識して、足を抱え込む、もしくは足首を持ってポーズをキープしてみてくださいね。

 

バウンダリー*こんな時にはどうすれば?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

木曜日午前中の<自己洞察ワーク>、今週は先月に引き続き「バウンダリー(心の境界線)」について皆で検討しました。

バウンダリーを毎週検討し続けて今日で6週目。比較的連続して参加されている方々からは「お!身についてきたな☆」と思うような発想やコメントがポンポン出てくるようになりました。一方、今回初めて「バウンダリー」というテーマに触れた方々にとっては衝撃でしたね!

「ああ…今までコレをやっていたのか … 」に初めて気付いた時の衝撃はとても大きいものです。今まで自分では善かれと思ってやってきた事も多かったりしますので、「根底に激震走る!!」の方もいらっしゃることでしょう。

その「善かれ」の気持ちが、今後更に自分と相手のバランス、ココロと実際のバランスがとれ、「善かれ」が「傷つき」や「疲弊」の元にならずに、更に有益なものになっていきますように。今日もまた「傷つき」や「疲弊」の元となるココロの境界線のヤワさ・グラグラ・壊れっぷりを見つめていきました。

 

今日の「うわ~!自分もやってる!そうだったのか!」のドッキリ度☆

8点・2点・7点・8点・9点・8.5点・5点・8点・8点・7点・10点・10点・10点!!

この「バウンダリー」という概念にお初に出会った方々、良かったですね。今日もみなさん大収穫でしたね!

「調子が悪くなる前にバウンダリーを知っていたらこんなに辛くならずに済んだかも/対処の仕方が違っていたかも」という複数のご感想コメントに、私は何度も何度も頷きながら読み返した次第です。

バウンダリーは「絶対に越えてはいけない」というものではありません。←プログラム中のこの一言でラクになった、というお声もありました。 要は按配・バランスです☆ このバランス感覚を引き続き皆で養っていきましょう!

来週からはこのバウンダリーが上手く引けるようになる為のポイントの1つである「自己肯定感」をアップさせるワークを2週に亘って取り組んでいきます。

(途中からのご参加・スポットご参加、大丈夫です。)

午後は、今月から<個別ワーク>*Office *集中トライアルの実施枠が広がり、150分になりました。

今は新しくご参加されている方が多いので、「最初の内に取り組むと良いですよ」と言われているコンテンツ(強制では全くありません)に取り組んでいる方が目立ちました。

★「生活スタイルチェック」編では、8テーマの議事録を元に「自分だったらどうだろう?」と1つ1つ取り組んでみたり

★「ストレス」編では、自分のストレスの様子に気付いてみたり、

★「休職にいたったいきさつ」編をしっかり取り組まれた方も今日はいらっしゃいました。

それぞれに担当者と振り返り作業をすることができます。(この一緒にする振り返りがとても大切だったりします☆)

 

また、資格試験のお勉強をされた方々も。

この150分を活用して模試にトライされた方もいらっしゃいました。頑張った!

履歴書を書いている方もいらっしゃいました。

この<個別ワーク>は「最大150分」ですので、最後までいなくてはいけない、ということではありません。

最初の内は、30分、1時間で十分です。負荷軽め~負荷MAXまでご自分の状況に合わせてこの時間の使い方は本当に自由自在! 自分のペースとスペースを作っていきましょう。

心の習慣作り(セルフ・イメージ)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、心の習慣作りの中のセルフ・イメージに焦点を当てて行ないました。この心の習慣作りはスキーマ療法に基づいていて、自分の心の深くに内在する価値観を振り返り、よりよいものにしていこうというプログラムです。

特にこのセルフ・イメージは、人生の方向付けをするものでとても大切なものですが、日本人は謙虚さを美徳する傾向があるからか、生きていく中でネガティブなセルフ・イメージを抱きやすいです。

今日はこのセルフ・イメージをよりよいものに育てていくために人生を振り返りました。

どんな自分であれ、どんな体験であれ、そのときの体験があったからこそ、今の自分があるわけです。

なかなか受け入れがたい思い出ももしかしたらあるかもしれません。そういったことを思い出して、向き合い、受け止めていくのはしんどいこともあると思います。ゆっくり時間をかけて、自分のペースで振り返りを行なっていただければと思います。そういったことの中で、少しずついろんなことを乗り越えて今ここまで生きてきたかけがえのない自分ということに気付いていけると、いいセルフ・イメージが育っていくのかなと思います。

CBT*抑うつあるある

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週火曜日の<認知行動療法>、6月はケーススタディを実施しています。今日は「抑うつあるある」と題して、抑うつが強い時に陥りやすい物事の受け止め方、行動の仕方等を皆で検討していきました。

マラソンのように繰り返し捉え方を広げる・柔らかくするエクササイズをしていくことが大切です。

既に十分知っているはずの「考え方のクセ」に、毎度毎度まんまとハマっていることに気付き、その都度バランスをとっていくこの努力。「知ってる」ではなくて「身に付いた」までもっていけるよう、毎週皆さん頑張っています!

初めて参加される方がいらっしゃる時には、毎回<認知行動療法>の概要をお伝えいたしておりますので、スポット参加etc. 大丈夫です。

午後イチは、今月から火曜日に移動した「生活スタイルチェック」を実施しました。今週は「リラックス」。

その後、第1週目恒例の<アロマテラピー>を実施しました。

皆さん各々の今月のテーマとリンクした「自分だけの香り」をブレンドできました☆

新しい一歩を踏み出そう!アクション・プランとアファメーション

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

リワーク・デイケアの中でいろんなことを学び、こんな自分でありたい、こんなことをやってみたいと思うことってありますよね。

しかし、「やってみたい!」と思うことがあったとしても、「やったらどうなるんだろう?」「失敗したらどうしよう?」など不安になってしまい、その一歩がなかなか踏み出せないということもありますよね。

そういった最初の一歩を踏み出しやすくするするために、最初の一歩の踏み出し方としてアクション・プランを立てました。

まずは、やりたいこと、やってみたいことをみんなでリストアップ!

 

そして、こころの葛藤を取り除くワークを行い、具体的なプランニングへ。問題が起きたときの対処まで考えるので実行率が格段にアップします。

成功させるのが目的ではなく、やったらどうなるかを確かめるのが、今回のプランニングの目的です。「絶対成功させよう!」と意気込むのではなく、実験のように結果を確かめようと気軽にアクションできるよう準備をしていきます。

そして、みなさんが実行したとの体験がよりよいものになるように。何らかの理由で思うようにできなかったとしても優しく受け止められるように。

アファメーションを使って心の習慣をよりよいものにしていく言葉を考えました。

今月中で、皆さんからどんな体験談が聞けるのか、楽しみです。そして、復職や新しい趣味ややらないといけないことなど、日常の中に活かしてもらえるとうれしいです。

第4土曜日13時~ 双極性障害(躁うつ)ケアグループ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック デイケアのお知らせです。

7月から 第4週目13時~「双極性障害(躁うつ)ケアグループ」を開催いたします。

以前からリクエスト戴いておりましたグループです。大変お待たせいたしました。

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7月27日(土)① 基礎と大切なこと

8月24日(土)② 自分の特徴を知ろう!

9月28日(土)③ 再発・予兆を見逃さない

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※ご予約不要

※初回ご参加の際は事前に診察が必要です(既にリワーク・デイケア利用者は不要)

背骨のラインをほぐすヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

 

本日は、首から腰にかけてこっている方が多かったので、背骨周りをほぐして自律神経を整える手助けをしてくれる「キャット(猫)&カウ(牛)」のポーズをアーサナの途中に挟みながら、背骨のラインをほぐしていきました。

 

このポーズは背骨を柔軟にしてくれます。

 

柔軟な背骨は強い背骨でもあります。

 

柔らかでしなやかながら、折れない力強さをこのポーズは育ててくれます。

 

背骨全体を動かすことで、背骨周辺にたくさんある神経系を活性化し、自立神経を整えます。

 

血液循環の促進も期待できます。

 

ポーズをマネするだけではなく、しっかりと自分の身体を内観しながら、深い呼吸を意識しましょう。

背骨に新しい酸素を送り届けるようなイメージで行ってください。

 

自宅でも簡単にできますので、毎日の生活にとりいれてみてくださいね。

 

 

 

 

 

ゲシュタルトの祈り

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、ゲシュタルト療法について行いました。

ゲシュタルト療法とは、ゲシュタルト心理学の考え方を取り入れたもので、未完結な問題などの再体験を通じて、「いま、ここ」での気づきや自己の全体性の回復を重視する心理療法です。ゲシュタルト療法では、「今、ここ」での気づきを大切にします。

そして、「今、ここ」での怒り等の不快な感情や感覚を捉え、それらを言語的・身体的に表出し、最終的には身体を通じて気づきを得ることを重視します。ゲシュタルト療法で使われている様々な技法については、今までに体験していただいたかと思います。

本日は、「ゲシュタルトの祈り」を読んだ感想、気づき、心がけたいこと等について、分かち合いました

この詩を読む中で、今まで、他者を優先にしすぎていた自分への気づき、自分を大切にする大切さ等、様々な意見が出されました。

人間関係をスムーズにしようと、他者を思いやるあまり、自分をないがしろにしてしまう傾向にある方も多々いらっしゃるかと思います。このようなことで、疲れてしまうことはないでしょうか。

自分で自分を大切にすること、自分を大切にできることで、他者を尊重することにもつながると思います。自分と他者との間で、うまく線引きができない時や人間関係に疲れてしまっている時等に、この詩を振り返ることで、少し気持ちが楽になる面もあるかと思います。

小グループワークでは、コミュニケーションについて実施いたしました。

まずは、コミュニケーションを深めるために、じゃんけんによるゲームを実施。その後、ノンバーバルコミュニケーションが与える意味について、考え分かち合ってみました。例えば、一緒に話をしている相手が目を合わさないとどのように感じますか。嫌われている、機嫌が悪い、怖い、話を聞いていない等様々なことが想定されると思います。

ノンバーバルコミュニケーションもコミュニケーションの上で重要な役割を果たすものかと思います。また、説得的コミュニケーションについても説明いたしました。会社や社会の中で、ご自身が使ったり、相手に使われた経験がおありなのではないかと推察されます。

最後にご自身のコミュニケーションの傾向について、分かち合いました。コミュニケーションは相手の受け取り方に委ねられてしまう面もあるかと思います。

自分のコミュニケーションの傾向を把握することで、他者と話す際に配慮すること等につながるかとも思います。

 

バウンダリー*ケース検討

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週木曜日午前中の<自己洞察ワーク>、今月はバウンダリー(心の境界線)について検討しています。

今日は以前に皆さんが出して下さったご感想等から、事例をいくつかピックアップして皆で考えていきました。

バウンダリーを超えてしまっている・越えられてしまっていることに「気付く」「意識する」ことが大切な最初の一歩。詳しい事例を元にして今の自分自身のスタンスを見つめていきました。

バウンダリーのテーマを上手にこなせるようになると、対人関係のストレスが軽減されると言われています。来週も引き続き、詳しい事例などを元にしながら検討していく予定です。

午後の<個別ワーク>では、みなさんそれぞれのスタイルで「集中できない」時にどう過ごすかを模索できていた様子でした。

オフィス系の取組み、クラフト系の取組み、今週も様々でした。