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卒業発表と11月のアクションプラン

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、急遽の追加で、復職間近の方が卒業発表をしてくださいました。
時系列に沿って、ご自身の経緯やそのときの状況、気持ちなど、とても分かりやすく、率直に伝えてくださいました。
「共感の嵐」が吹き荒れていましたね!

そのあとは、11月のスタートということで、11月のアクションプランを考えました。
復職や転職、社会復帰にむけて、自分のコンディションがどのくらい整ってきているのか、を定期的に振り返ってみましょう。

まず「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

先月や、休職し始めた頃と比べて、どんなことがよくなってきているだろうか、ここが大切!
それと同時に、もう少し強化していきたいこともわかってきます。

こうして現在地を把握したら、今月は何をやっていこうか、プランをたてましょう。
できるだけ具体的に、できるだけ小さい行動を目標に。
「できた!」という実感を積み重ねることで、循環を作っていきましょう。

 

 

効果的な人への頼み方★ディベート

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークのテーマは『効果的な人への頼み方』『ディベート』です。

職場では、業務を進めていく際に、人に頼み事をしないといけない場面が多く出てきます。

でも、人に頼み事をすることに多くの人が抵抗感をおぼえますよね。

そこで、頼み事をする側にも受ける側にも多くのメリットがあることを振り返り、「気まずさ」は本当なのだろうか?そこから考えていきました。

実は、思っている以上に人は親切にしたいものだということが見えてきます。

互いの認知の落差に気づき、双方にとってより良いコミュニケーションとは何かを学びました。

「頼む時のハードルが下がった」「頼む相手のメリットを考えたことがなかった」「テクニックだけでなく、考え方そのものを振り返ることができて腑に落ちた」などの感想がありました。

 

午後のディベートでは、いくつかのテーマから2つ選んで議論しました。

1:「男女の友情は成立するか否か」

2:「日本の国民食はカレーかラーメンか」の2つです。

1:では否定派と肯定派、審判に分かれ、2:ではカレー派とラーメン派、審判に分かれました。

互い主張を交わし、個人的な考えや嗜好とは関係なく、どれだけ説得力のある主張ができているかで勝敗が決まります。

自分がどのグループに入るかは、クジ引きで決めたため、本来はラーメン派の人がカレー派になり、ラーメンへの愛を押し殺しながらカレーを見事に主張する場面がありました。その逆も然りです。

「職場での会議を思い出して緊張したが、その緊張感を乗り越える機会になると思った」との感想がありました。

全体の雰囲気としては議題そのものが軽めだったこともあり、笑いのある楽しい時間になりました。

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてくださいね。

大きな力と小さなこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点をあてた「問題解決法」に取り組んでいきましたが最終週の今日は、前回の「ぶーたれ大合戦」(ブロック)の後半部分の検討と、実際に1本デモンストレーションを皆でやっていきながら、箇所箇所のポイントをおさらいしていきました。

テキストで「ここはポイントだな」とマーカーを引いているのと、実際にやってみて「ほら!こういう所だよ☆」とポイントに気づいていくのは、やはりリアル感と活用感が違ってきますよね。実際にやってみて「ああ、こういうことか」と理解できることも多かったようでした。

今日は特に「小さくする」ってこういうことなんだ。 … ということ、小さくすることの大切さを得られたご感想が目立ちました。

今回はたくさんの「ぶーたれ」(ブロック)の存在と向き合ってみて、そこにある宝をどう発掘していくかを検討していきました。大きな力の源は意外なくらい・皆さんにとっては想定外レベルの小さい動きが要になっていること、そして今までそこをいかに鮮やかにスルーしてきていたことをいつもよりも体感していただけたように思います。

どうぞ感じ取れた感覚を大切に育てていけますように … ☆

今日のデモンストレーションで登場した問題は「ダイエットできない!」でした。

「天の声」達からはたくさんのアイデアをが出てきましたね♪

[緊急告知]11月2日(月)・午前・卒業発表 あります!

南浦和駅前 町田クリニックのリワークよりお知らせです。
11月2日(月)の午前中のプログラムに、卒業発表を追加することになりました。
そのため、以下のようなプログラムになります。

午前~:卒業発表と月間アクションプラン
午後~:個別フォローアップ

急な変更ですが、よろしくお願いします。

危機を転機にする力-レジリエンス

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

私たちの人生は、思いがけない出来事の連続です。
休職や離職を余儀なくされた方は、今のこの経験が、予測できなかったこと、かもしれません。

今日は、こういった経験を受け止め、その先につなげていく力として、レジリエンスをとりあげました。

レジリエンスの5つの要素をチェックすると、自分がもっているリソースがわかってきます。
そして、これまでの経験を振り返ることで、これまでにそのレジリエンスが発揮されてきた経験を思い出すことができます。

最後は、自分にとっての「山」と「谷」になるエピソードをふりかえって、ヒーローになったつもりでインタビューに答えます。
なぜ、その時頑張れたのですか。何を大切にしてきたのですか?

皆さんの中には、すでに「回復する力」があります。
少しほこりをかぶったり、さび付いているかもしれませんが、取り出して、はたきをかけて、油をさせば十分使えるはず。

その経験を、これまでにも何度も、何度も、積み重ねてきている自分の可能性をまず、自分が信じてみましょう。

ドラマセラピー :どんな自分でも受容しながら寄り添っていくということ

 

今日のドラマセラピー では、自己肯定感ってなんだろう?という話から入りました。

「自己肯定感=自分で自分を良いと思えていること」という認識をしている人が、もしかしたら多いかもしれませんね。

確かにそうなのですが、それが「自分には、人よりもこんな良いところがある」とか、「自分はこんなことが出来る」とか、何かしら人と比べている部分で成り立っているとしたら、それはちょっと違います。

自己肯定感というのは、ありのままの自分を「それでいいよ」と思えている状態なのです。

「〜が出来ているから」「〜という長所があるから」とか、条件付きで自分を認めているのではなく、ちょっと弱いところがある自分も含めて、「それでいいんだよ」と思えている状態です。

誰しも皆、「前向きで明るくて良い感じの自分」だけなんて人はいないと思います。そんな自分に対してもリスペクトして、寄り添ってギュッと抱きしめてあげている状態です。

 

「悲しみを感じている自分」

「何を考えているのか、どこに向かっているのかわからない自分」

「繊細に反応してしまい、他者に対して仮面を被ってしまう自分」

 

そういった自分に対して、リスペクトしながら感謝と祈りを送るドラマワークを今日は行なっていきましたが、終わった後のシェアリングの時間には「なんだかホッとしました。」「どんな自分でもいいんだなって思えました」というコメントが出ました。

また、「悲しいって思えるってことは、それだけ大事にそれを思えていたかってことですよね。大事に思えていた自分がいるんだなって思えたら、悲しみが自分の中にあることが苦痛ではなくなりました。」というコメントも出ました。

自分を肯定していくことの第一歩は、どんな自分でもOKだと思えることだと私は思っています。

 

来月は11/28(土曜日)の午後にドラマセラピーを行います。初心者大歓迎!

ドラマの中で、楽しみながら一緒にそこを学んでいきましょう。

 

 

 

ライティングセラピー★自己紹介

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークのテーマは『ライティングセラピー』『自己紹介』です。

 

ライティングセラピーでは、未来の自分から今の自分に手紙を書いたり、その手紙に返事を書いたりしました。

書いていく中で、本音や思考に気づき、心の整理に役立てることが狙いです。

参加者の多くが、すっきりしたと感想を述べています。

 

自分の中にあった感情や思考を表に出すことで、新しい発見、気づきが得られたようです。

 

人によっては、書くのをつらく感じるかもしれません。

そのようなときは、遠慮なく申し出ていただければ配慮、対応します。

 

午後のグループワークは「自己紹介」でした。

それもただの自己紹介ではなく、紹介文の中に一つだけ嘘をおり混ぜ、それを皆で当てるという遊び心のある内容です。

 

楽しみながら自己開示をし、楽しみながら人の話を聞き、楽しみながら皆で話し合うことができ、笑いの多い時間となりました。

 

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてくださいね。

動けなくするブロックを溶かす!ぶーたれ大合戦

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動部分に焦点を当てて「問題解決法」に取り組んでおりますが、その中でも本日は行動を阻む認知のブロックに気付いていくワークをしていきました。

題して 「 ブゥたれ大合戦! 」

出ましたねぇ!本当にたくさんの ぶぅ が出てきました!

問題解決法には6つの手順がありますが、そのどこにも何もブロックが入らなければ、さくっとさらっと行動に移せているのです。

ですが、「動けなかった」「動かなかった」「やれなかった」に至っているのは、手順のどこかに自分を止めるブロックがあるのですね。

そのブロックに気付いていくことがとても大事なのですが、ブロックを見つけるところにもブロックがかかっていやすいので、なかなか自覚ができなかったりするのです。

自分にはブロックなんてないな~ … と思っていたのに、実際にワークしてみたら、出てくる出てくる!どんどん書ける書ける!

これを「ないつもり」にして動こうとしてたのなら、そりゃ動けない訳だ …

そんなご感想が今日はとても多かったです。

これらのブロックは決して悪者ではありません。

むしろ、「ここが扉」なのです☆

最初の一歩の壁を壁だと気付けていなくて、「そこからだよ」に気づけなくて、そこを無視してその先~を焦点に当ててやりこなそうとしているので、動けない という結果に進んでいってしまいます。

 

このぶーたれをジャッジしないで、そのまま観察してみる。今日は皆でそんなワークをしてみました。

そして、1つ1つのブーたれの中には、たくさんの「考え方のくせ」が潜んでいることも皆で確認していきました。

今日は腕まくりして全力かつ超特急で1つ1つのぶーたれに対して実践的な発想のバランスの広げ方(対処)のヒントをお伝えしました。

・・・が全部終わりませんでしたねぇ。半分しか終わりませんでした。それだけ「ぶーたれ=上手くいく扉」を皆さんが拾い上げられた、ということです☆

 

来週は予定をちょっと変更して、せっかく皆さんが出した「宝」ですから今日の続き(後半)を1つ1つお伝えしていきましょう。

「こういうぶーたれ(ブロック)にはこういう発想と対処法で☆」を再びしみこませていきましょう。

来週、みなさんがご入室時には張り出しておきますので、皆で総力を挙げて吐き出した ぶぅ をじっくり眺めつつ、自分自身の ぶぅ を解き放ってみましょう。

プログラムでは最初に 大切な感覚 を皆でもう1回感じていきながら、今日の続きの検討に入ります。

 

完了しましたら、プログラム後半で問題解決法のデモンストレーションをやっていきます。

どなたかの「これ困ってるんだよねぇ」を題材にして、

時には観客として客観的に全体を見渡し、時には「天からの声」メンバーとして気軽に全員参加で考え、「問題解決法」の流れを改めて確認しましょう。

はなすこと、きくこと

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、コミュニケーションのなかでも大きな割合をしめる「はなす」「きく」をテーマにしてみました。

チェックリストを使って自分の話し方や聞き方を振り返ると、いろんな癖があることに気がつきます。
はっきり明確に伝えることや、相手の枠組みに沿って聞くこと。苦手意識にもいろいろあることがわかりました。

自分では聞く方がいいと思っていたけれど、意外と話すことの方がうまくできていた。
聞く方が楽と思っていたのは、ちゃんと聞いていなかったからかもしれない。などなど。

今回は、訊く、聞く、聴くと、3つのきくをとりあげました。
どれも良い・悪いではなく、使い分けていけばよいものです。
お互いにストレスの少ないコミュニケーションをするには、主体的にモードを切り替えていきましょう。

自己肯定感を育てよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は自己肯定感について皆で検討していきました。

自己肯定感をアップさせていくには、どうしたらいいか?

今まで抱いてきた誤解を解いて、実際に今の自分に自然にできることを見つけていきました。

自己肯定感を1本の樹木に見立てて、今までどの部分が必要だと自分に鞭を入れ続けてきたのか、そして、本当に肝心なところはどの部分で、そこを豊かにしていくには、どんなことが必要なのか… 花、実、葉、枝、幹、根 とイメージを重ねて検討した時、「ああ、そうか」となった上で、では、根の部分をどのように豊かにしていくかと、考えた時、皆さんの中で発想の転換が自然に起こってきたご様子でした。

小グループでシェアした時の皆さんの伸びやかに笑っている様子がとても印象的でした。

来週は、今日、改めて培い始めた自己肯定感と共に、再びHSP(繊細すぎ、傷つきやすい)に関して、「こういう時が辛いんだよね」のしんどい場面について、具体的に検討していきましょう。

*

午後のソーシャルスキルアップマラソンでは、

「自信のないプレゼンを頼まれた」をネタにそれぞれに様々なパターンを展開させてエクササイズしていきました。

自分がチャレンジしてみたい伝え方や話のもっていき方をこういう場を利用して試してみる。まーた生身の相手がリアル感豊かに上司役を演じてくれて、グリグリ押し込んでくる感じがナイス協力でしたね!

この場では、なんでも試せて、詰まったらみんなでどーするどーする??と課題を生み出し、更に皆して育てていく。

頼む方を演じる側も、実は「お願いする」練習になっていたりするのです。モードは真似と演技なのですが、体は、その感覚をちゃんとちゃっかり習得しています。

小一時間のエクササイズですが、いつもあっという間にお時間になっちゃいますね。

来週もまたロープレ主体でいきましょう。