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現実の力を育てるミラクルクエスチョン

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
問題解決セラピーの中から、ミラクルクエスチョンに取り組んでいきました。

問題解決セラピーは、短期集中療法、解決志向ブリーフセラピーなどとも呼ばれているもので、
「原因・過去」など「問題探し」にフォーカスするのではなく、
「いまここ・これから」に向けての「解決」にフォーカスするものです。

「ミラクル」とついているので、夢物語みたいだ、現実性がなさそうだ、気休めか?と
誤解されやすいのですが、
いやいやなんの!

とても地に足着いた、自分のリアルを感じ、
そこに則してどう今を動いていくかを意識していくことになる
現実的なちから、実現のちからを育むワークです。

*自分は何を見たくないと思っているのかまざまざと分かった。
*逃げてるんだな、と思った。
*今までのリアルな自分の方がイリュージョンの中にいたと気が付いた。
*自分の本心が分かってしまった。そうだったのか。
*プラスのイメージをするだけで気持ちが軽くなった。

などなど。などなどなどなど…。
本日もたくさんの気づきがあったご様子でした。

午後の<ソーシャルスキルアップ>では、
「何度もしつこく誘ってくる人をどうやって断ろうか?」を
テーマにエクササイズしていきました。

調子が悪い時期に
ああ言えば こう言う で
どんなに断っても引き下がってくれずにアプローチされるのは、本当につらいですよね。
そんな時に何を意識すればいいか、
どう伝えてみるといいかを検討、練習していきました。

本日もロールプレイの中で爆笑が生まれていましたね。
深刻になるのではなく、笑いながら軽やかにエクササイズできることは
ここの大きなメリットの1つですね。

来週も皆さんのナマの困りごとを題材にしてロールプレイをしていきましょう。

4月はこんなことをしよう!-現在地とアクションプラン

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

4月、最初の月曜日です。
今日は、今月のアクションプランを考えました。

そのためには、現在地を把握することが最初です。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。
定期的に振り返ることで、自分の変化を感じられます。
少しの変化でも見逃さずに、「できた!」の循環に繋げていきましょう。

今月は、具体的に、項目にそって目標を考えらえれたという方が多かったようです。
行動目標は、人に伝えることで実現率が上がると言われています。
今回も、小グループでシェアして頂きましたが、お互いにアイディアの交換もできたようです。

ぜひ、今月末には、このアクションプランについても、振り返っていきましょう。

行動目標と計画を立てる時は、できるだけ小さいステップを具体的に設定します。
「今できていること」を最初のステップにしても良いのです。
はずみをつけて、トントン、とできることを増やしていきましょう!

不眠に取り組む 認知行動療法

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

本日は「不眠に取り組む 認知行動療法」6回シリーズの2回目でした。

不眠の認知行動療法では、睡眠に対する考え方や行動を見直して不眠の改善を図ります。

今日はまず、睡眠の基礎知識(体温リズムと眠気の関係、睡眠段階と年齢の関係、光と体内時計など)について理解を深めました。「レム睡眠とノンレム睡眠って、何だっけ?」「お風呂は寝る2時間前に入るとよいって言うけど、何で?」と聞いたことがあったり、何となく理解していたつもりだったことを、もう一度詳しくおさらいしました。

また、睡眠環境を整えるための条件も見直しました。カフェインやアルコール摂取の時間や量を調整する、寝室の温度を快適に保つ、規則正しい食生活を心がけるなど、「もう既にやっているよ!」「以前やっていた!」というものもありますが、新たにいくつかできそうなことに挑戦してもらい、眠れる環境のバリエーションを増やしていきます。

さらに、「不眠の認知行動療法」なので、今日のワークは、「睡眠に対する自動思考」を挙げてもらい、それが本当かどうか根拠と反証を考えました。反証が根拠より多い場合は、自動思考を修正するための適応的認知(バランスの良い考え方)を作り出してもらいました。

「〇時間寝なくてはいけない」「夜中に起きてはいけない」「金縛りにあったら怖い、眠れなくなる」などなど。初めてだったので、迷うこともありましたが、皆さんそれぞれの自動思考について考え、適応的思考に修正していました。ホームワークは作り出した適応的思考を実践してみてその効果を検証してください。次回その結果を話し合いましょう。

今日の感想は、「〇〇しなくてはいけないが強いので変えていきたい」「生活習慣を見直したい」「きちんとしなくてはいけないに囚われなくてもいいかなと思えた」などでした。

RWプログラムでは、「同じ悩みを持つ方の話を聞けてよかった」という声が多く聞かれます。皆さんと思いを共有できるのがグループの良いところです。1人で悩まず話してみてください。

継続参加の方からは「不眠が完全に治ると思うのではなく、少しでも改善すればいいと思えるようになった」「以前より前向きになれている気がする」という感想もありました。

不眠のCBTは、睡眠薬のような即効性はありませんが、少しずつ改善が期待できます。一歩ずつ進めていきましょう!

「不眠に取り組む 認知行動療法」は、毎月第1土曜日10時から12時です。途中回からの参加可能です。(6回シリーズであることはご了承ください。)初回ご利用の前に診察にて確認が必要です。

自律訓練法☆アイディアを深めよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中は、自律神経(交感神経と副交感神経)について学んだあと、自律訓練法の実践を通し、自己暗示がもたらす効果について考えていきました。

自律訓練法自体は、正直に申しますと決して面白いものではありません。

しかし、リラックス状態にありながら集中力を養うことは、瞑想に似ており、習得できるととても役に立つものです。

慣れてくると、リラックスしたい時に、サッと短時間で集中できるようになります。

また、適度なリラックス状態を体験することで、自律神経のバランスも整いやすくなります。

 

 

午後のグループワークでは、日本のジェンダーギャップ指数が低いことから、その指数を上げるためのアイディアを皆で出し合いました。

様々な視点から考察が深まり、改革には思い切りが大事なので、政界の女性の割合を強制的に決めてはどうか?といったアイディアや「普段は、女性として不利益を感じないが、ニュースになると気になる。」といった意見も出ました。

日本の言葉を考えても「家内」「奥さん」など家の中にいるような言葉がある、などなど、現代の女性のあり方と歴史的な背景まで多角的な視点からも意見が出ました。

 

普段話せない深い話ができて良かった、などの感想がありました。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

感情に支配されない大切さ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
不安やうつの統一プロトコル から
「感情回避」と「感情駆動行動」について皆で検討していきました。

辛さを維持してしまうカラクリ2つ

・とある感情に なりたくなくて
・とある感情に 駆り立てられて

思わずとった行動は
本当にストレスを和らげることになっているのかな?

本日はそれぞれのエッセンスを感じた時間となりました。

みなさんのご感想には

・思い当たることだらけで
・ドンピシャリのど真ん中で
うわ~ と思った  … というコメントが多かったです。

感情は、たとえネガティブなものであったとしても
決して悪者ではありません。

感情たちは、わたしたちの為に
何を優先しているのか?

そこを理解していけると、
感情に振り回されることが今より少なくなっていくかもしれませんね。

なくなれ! なくなれ! は
かえって辛くなる、ということを本日は学んでいきました。

来週と再来週は、
「 では、なくなれ!なくなれ! ではない、
対処の仕方、進み方って どういう感じなのだろう?」

ぐるぐる思考とどう付き合うか、モヤモヤをどう泳がせるかを検討していきます。
ストレス耐性のちからを、ちょっとずつ、ちょっとずつ育てていきましょうね。

 

今月の振り返りと私を紹介してもらおう!のワーク

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、3月の最終日です。
各自で、そして、みんなで、今月の活動や取り組みを振り返ってみました。

今月は、リワークで得た情報や知識を、自分の体験や生活に落とし込むことで、自分の理解が深まったり、行動につながったという振り返りが多かったように思います。
リワークに参加し始めた方々も多く、継続的なスケジュールをいれることで、生活リズムを整えること、基本的な生活習慣を立て直すことが、自分にとってプラスに働いていることを実感している方も多かったようです。

後半は、コミュニケーション・ワークとして、「私を紹介してもらおう!」というワークをやってみました。
その人を紹介しようと思って、相手の話を聞いていると、いろいろな発見もあります。
逆に、自分のことを伝える側なら、何をどんな風に、どこまで話そうか、「こころの窓」の開き方を調整することになります。

最後は、みんなでお互いを紹介し合って、知らない一面を大発見!
話の”内容”ではなく、”相手”に関心を向けることで、話題もどんどん広がっていくことが実感できたようです。
結局のところ、準備も、メモも、いりませんでしたね!

純粋に、人とのコミュニケーションが楽しかったと実感した、思い出したという方がほとんどでした。
今日は見学にされた方も、ぜひ、次の機会には、楽しさを共有できるといいですね。

人の目が怖い・雑談がつらい

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
バウンダリー、自己肯定感、HSP(とても繊細、傷つきやすさ)、を踏まえた
ケーススタディに取り組みました。

人の目が怖い
雑談がつらい

という苦痛は、よく皆さんからお聴きします。

どんなことを意識するとラクになりそうか、
今までの学びを元に検討していきました。

人の目 といっても、場面は様々。
雑談 もやはり場面は様々。

ちょっとしたココロの持ち方が違ってくるだけで、
今まで長い間囚われてきた考え方に風穴があいた方が多かったご様子でした。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
・悪口や愚痴を言えない
・誘いを断れない
をテーマに、捉え方・伝え方・ものごし などを検討していきました。

フリートークは、
普段プログラムでは話せないような内容で
時には爆笑、時にはしみじみ、語り合った1時間でした。
こういう時間もいろいろ「自分のいま」を確認できていいですね。

強みを発見しよう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、私を知って働き方を考える-第4弾、「強み」について考えてみました。
強みと才能は切り離せませんが、才能は特別な人だけがもつ、特別な能力だと思ってはいないでしょうか?

初対面の人でも苦なく話せる、コツコツと同じ作業を繰り返せる、自分にとって当たり前のことに「強み」は潜んでいます。

強みの多い人になる必要はありません。
自分の強みを活かすこと、逆に、苦手なことは無理をしないことで、自分にあった働き方を見つけることもできるでしょう。

小さい頃のことも含めて、自分の経験を振り返ってみると、意外と、昔から自然とやっていたことを思い出せるようです。
強みになりそうなこと、潜在的にもっている強みから、仕事に活かしたいものを選んでみました。

実は、環境によって、強みを発揮できるかは大きく違ってきます。
自分の強みを発揮できた出来事や経験を振り返った時、その背景や理由、どんな環境だったのかも合わせて思い出すと役に立ちます。
その理由や環境が、自分を活かして働ける職場に求める風土や文化につながることが多いものです。

ストレスとの付き合い方をドラマで学ぶ

3月のドラマセラピーは、「ストレスとの付き合い方」をテーマに行いました。

まず、目を閉じて自分の身体に意識を向けるワークからスタート!
私たちは普段、頭(思考)にばかり意識が入ってしまい、身体で何を感じているかに気づいていないことが多いのです。そこに目を向けることで、身体のどこで何を感じているかがわかります。

「左肩が、とてもだるくて重く感じます。」
「背中に重さを感じます。ドーンと岩みたいなものが、乗っているみたいです。」

参加者の皆さんに、それぞれ自分の体に何を感じるかを言っていただき、そこに名前をつけてもらいました。例えば、「岩ジャケット」「からみつき妖怪」などなど、、、これらは、身体に感じるストレスをキャラクター化したものです。

それから、そことの対話をドラマで行っていきました。すると、やっていくうちに、自分のストレスへの対応パターンが見えてくるのです。そこで、はっきりと「ああ、だから私は、常にこうなってしまうんだ」と分かるんですね。
気がついたら、古いパターンをそこで終わらせることができます。そして、新たな対応策で、そのストレスに対応していくことができるわけです。

ドラマセラピーでは、実際に身体を使って動くので、頭でわかるというよりも「身体でわかる」という方が多くいらっしゃいます。自分のストレスに対して、どのように対応していくかを、新たな視点で試していくことで、現実の日常生活へのリハーサルにもなっていくのです。

「また、このパターンを繰り返してしまった」と自分を責めるより、「私は、こういう視点で対応できるぞ」と思える方が、自己肯定感も高まっていくはずです。

「ようやく、自分が繰り返していたパターンに気がつきました。なんだかスッキリしました!」そんなご感想もいただき、私も嬉しく感じています。

4月のドラマセラピーはお休みになりますが、5月には再開します。次回、5月の第4土曜日の午後に、どうぞご参加ください。

お待ちしております!

協調とリーダーシップ☆コラージュ療法

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「復職支援」では、職場における協調とリーダーシップについて考えました。
チームワークの大切さやリーダーシップとは何かについて学びました。
職場でチームワークを組むことがあるかと思います。
そんな時、チームの一員としてどのような心構えでいればいいのか、自分の役割は何か、そもそもチームワークって何だろう?などを考える機会になったかと思います。
職場や仕事について思い出したり考えたりするため、若干の負荷が掛かりますが、復職を視野に入れている方には仕事の感覚を思い出す、いい機会になったのではないかと思います。

午後のアートセラピーでは雑誌などを切り抜いて貼るコラージュ療法を行いました。
好きな雑誌を選んで、その中から好きな言葉や画像を切り取り、思うままに画用紙に貼っていきました。
自分の心にグッときた画像や文字を集めるのは楽しい作業です。
そしてできた作品は、それぞれの個性が詰まっています。

できた作品を手にしながら、自分の思いを語り、皆でシェアしました。

「お気に入りを選んでいるだけで楽しかった」、「とてもリフレッシュできた」などの感想がありました。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。