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リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職された方が現在のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日はそれぞれの疑問や悩みを出して、ざっくばらんに話し合いました。

・面接前に緊張してしまう。みなさんはどうやって緊張を緩和しているんですか?

深呼吸、アロマ、ご褒美、緊張している自分に話しかける、しっかり準備をするなどなど、様々な工夫がありました。面接だけでなく緊張する場面は度々ある、みんなも緊張するんだ、自分だけじゃないんだと分かり、ちょっと安心した様子でした。

・気分が落ち込んでしまったときはどうしてる?

気持ちが落ち着く、気分が上がるコーピングリストを作っておいて、できそうなことをどんどん試してみると効果があるようです。

落ち込んだときは思い切って休んでみたら効果があった!と体験談がありました。RWに通って体調を整えて復帰に備えている方も、ときには休んでみては?今まで一生懸命働き過ぎて疲れてしまった経験がある方は、休むことに罪悪感があり上手く休めない傾向があります。休職中にゆっくり休む練習をして、何をしたら気持ちが晴れるのか、どのくらいで復活できるのか、仕事を続けるための休養の取り方を、この機会に色々試してみましょう。

他にもTo Do リストの作り方が話題になり、便利なアプリが紹介されて盛り上がりました。今日の予定だけでなく、急ぎではないけどやりたいこと、リラックスできる動画や写真、心に響いた言葉などを集めたリストも役立ちそうで、早速作ってみたくなりました。

参加者からの感想は、様々なアイディアがもらえて参考になった、早速実践したい、色々と新しい気づきがあった、活発に意見交換ができた、話したり聞いたりすることは大切だと思ったなどでした。

1人では煮詰まったり、ネガティブな考えにグルグルと囚われてしまいがちです。話してみたら、みんな同じ悩みを持っていた、そんな見方もあったのかと気づくことがたくさんあります。ぜひ話にきてください。

 

効果的な人への頼み方☆すごろく作り

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

職場では、業務を進めていく際に、人に頼み事をしないといけない場面が多く出てきます。

でも、人に頼み事をすることに対して抵抗感を覚える人は多くいます。

そこで、頼み事をする側にも受ける側にも多くのメリットがあることを振り返り、「気まずさ」は本当なのだろうか?そこから考えていきました。

実は、思っている以上に人は親切にしたいものだということが見えてきます。

互いの認知の落差に気づき、双方にとってより良いコミュニケーションとは何かを学びました。

「頼む時のハードルが下がった」「頼む相手のメリットを考えることで気持ちが楽になった」などの感想がありました。

 

 

午後のグループワークでは、すごろく作りをしました。

グループそれぞれにテーマを決めて作ってもらいました。

「恋愛マスターすごろく」「老後スタートすごろく」「スターの一生すごろく」の三つでしたが、ユーモアのつまった面白いすごろくができました。

 

作り終えたすごろくを他のグループの人に渡して実際に使ってもらい感想を言い合ってもらいました。

切ったり貼ったり、人と話したり、構成を考えたり。こうした作業が脳の認知機能を高め、複雑なコミュニケーションの練習の場にもなります。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

★6月の卒業発表★28日(月)午後!

町田クリニック リワークプログラムよりご案内です。

6月も、転職間近の方が経験を皆さんに語ってくださる卒業発表があります!
月間スケジュールのとおり、6月28日(月)午後になります。
ぜひご参加ください。

その日の個別フォローアップは、卒業発表終了後からになりますので、ご協力ください。
よろしくお願いします。

ココロの境界線*ストレスあるある

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
日常のストレス場面において、バウンダリー(ココロの境界線)のテーマがどのように絡んでくるのか
皆で検討していきました。

一番多く時間を割いたのは、
「 自分が辛い・大変な時に、相手に頼めない・ヘルプを出せない 」でした。

そこにはどんな想いがあるのだろ?

・相手に迷惑がかかってしまうから
・相手の残業時間が増えてしまうから
・相手に負荷がかかってしまうから
・相手から嫌がられるのが怖いから
・相手もすごく忙しいから
・断られたらショックだから

いろいろな想いが湧き出てきましたね。

その「想い」に至る土台のところにこそ
実は既にバウンダリーのテーマがべっとりじっとり隠れているのです。

そもそも ね、

の切り口から紐解いていきました。

「あなた」の自由を尊重しているようで あれ? これってしていないってことだよね。
していないのは 自分自身が そうじゃないからだ。わぁ!(びっくり)

ここに気付いていき、
バウンダリーの観点から、今までとはちょっと違った対処をするとしたら
どんなことができそうだろうか、イメージを膨らませていきました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「友人からの電話を切りたい」
をテーマに取り組みました。

改めて考えると(そして客観的に取り組めると)
いろいろなアイデアが出ましたね!

午前中の<バウンダリー(ココロの境界線)>での学びも
早速取り入れて、学習効果バッチリでした。

出てきたアイデアを使って実際に口に出してみる・身体で表現してみるロールプレイの時間がまた
イイカンジで役を演じていらっしゃって今日も盛り上がっていました。

上手にやることが目的ではありません。
自分に今まではなかった「感覚」に慣れていく、ということが一番の目的。
みなさん、最近「上手にやろうとしない」ことに慣れてきたご様子で何よりです。

ロールプレイ等に参加しなくても、
見てるだけ、聞いているだけが精一杯の「できること」でも大丈夫です。
ご自分のできることで一緒にマラソンをしていきましょう。

にがてでも みんなでやれば こわくない ☆

怖さが笑いに変わる瞬間の感覚、
おもしろいし、不思議ですね。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、です。

なんでもトークで語ったら

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は月に1度のフリートーク<なんでもトーク>を実施しました。
本当にテーマは人それぞれで、職場であったこんなこと、人間関係、ご家庭のこと、平日のプログラムで思ったこと…
様々な「いまの想い」を自由に語り合いました。

一見自分とは関連がなさそうなテーマも話題で出てくるなんでもアリのテーマなのに、
他の人達のお話から自分自身のために持って帰れる「気づき」や「アイデア」が生まれてくるのは
面白いし不思議ですね。

また、親子関係や、感情のテーマで
「あ、自分だけじゃないんだ。自分と同じだ。」と共感できた時に湧き上がるあの感覚は、
とても貴重なものですよね。

自由に話して良い場での共感は尚更なのでしょう。
筆者のようなファシリテータ達からの言葉よりもはるかに
ココロからココロへ届くものが本日も何人も、何件もあったご様子でした。

イメージセラピー★ディベート

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の『イメージセラピー』では、現在、自身に抱いているイメージと望んでいる理想のイメージを描き、理想のイメージを軸にリラクゼーションを行いました。

「心地いいイメージを描くことができ、リラックスした」「より良い自分のイメージができたことで気持ちが楽になった」などの感想がありました。

午後のディベートでは、いくつかのテーマから選んで議論しました。
今回のテーマは「オリンピックを開催するか否か」です。
5名対5名のグループに分かれ、その他、審判や見学する人に分かれました。
お互い主張を交わし、個人的な考えや嗜好とは関係なく、どれだけ説得力のある主張ができているかで勝敗が決まります。

自分がどのグループに入るかは、クジ引きで決めたため、本来は開催しない派の人が開催する派になるなど、本来の自分の意見とは違う主張をしなければならない場面がありました。
それでも見事に与えられた役割で主張しています。

「いつもよりも頭を使ったので疲れた」「ちょっと緊張した」などの感想がありました。

全体の雰囲気としては議題そのものが旬であり真剣なものだったこともあり、若干の緊張感のある討論となりました。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

CBT*認知再構成法をやってみた

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、考え方を広げていく・柔らかくしていくために有益な
「認知再構成法」に取り組んでいきました。

全体の流れやポイントをおさらいしながら、
今週は実際に自分のケースを用いて、ストレス体験の全体を見渡してみて、
一番強い感情を連れてきている思考(ホットな思考)を1つターゲットに絞り、
そこから、自分のペースでその考えをさまざまな角度から広げていってみました。

「もう絶対新しいアイデアなんて出ないよ」と思っていても、
実際に書き出してみると、あらあら、いろいろでてくるものですよね。

軒並み最初の頃の不安やネガティブな感情が
小さくなった・少なくなった・和らいだ …
表現はいろいろですが、楽になった模様です。

知識だけではなく「実際にやってみる」が本当に大切です。
「今日は上手くできなかった」でも良いのです。
「できるようになった」と言える日の為の、今日は大切な第一歩。

みなさん、それぞれのペースとステージで
柔らかくなっていくプロセスを体験していきました。

来週は、更に客観的に「気付く」「発想をゆるす」をしみこませるべく
楽しく感覚を養っていきましょう。
みなさんはオーディエンス(観客)かつ「天の声」です☆
客観的な視点と天の声モード、構築してきましょう。

「もやもや」の向こうにあるもの

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は「感情」をテーマに取り組んでいます。
今日は、私たちが日頃から悩まされやすい「不安」をテーマにしました。

「不安」とよく似た感じでうけとめられる感情に「恐れ」があると思います。
どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

まずは、自分が不安を感じたときの経験から、どんな反応をしていたかじっくり振り返りました。
この不安のサインに気づくこと。不安に向き合うために、まず最初のステップです。
自分のこころのようすに「不安」という名前がつけられなくても、
このような体の反応や頭のなかをぐるぐるする考えをサインにして、つかまえることもできます。

その「不安」の向こうには何があるでしょうか?
強い不安が落ち着いたら、少しじっくり考えてみませんか。
性格や考え方のくせだと思っていたものが、やむを得ない反応だったのだと理解することもできるでしょう。
「不安」が教えてくれていることは何か、これがわかれば、予測できないものではなくなりますね。

感情はつきあい方を工夫していけば、自分が本当に感じていることや望んでいることを教えてくれます。
まずは無視しないで、ああ、あるんだなと存在をうけとめてみてください。
一度、自分から取り出して、いろんな角度から眺めてみれば、つきあいかたもみえてくることでしょう。

ココロの境界線を育てる6つの大切なこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、バウンダリー(ココロの境界線)を育てていくための
6つの大切なことについて皆で検討していきました。

「これって 誰 のテーマ?」

と気付く事がとても大切で、
そのほかにも、気付いていくきっかけとなるポイントがいくつかあるのですが、

今日も
「ああ、全部自分に当てはまる … !!」というようなご感想が
たくさん寄せられました。

それで納得された方、ぎょっとした方、びっくりした方、
反応のあり方はいろいろでしたが、

ココロの境界線の概念がなかったことにより、
ずーーーっと苦しい想いをしてきたんだな、と理解ができたご様子でした。

育て方にも
浅い感じで取り組めるカテゴリーから
深い部分から総合的にバウンダリー感覚に繋がっていくカテゴリーまで
様々ありましたね。

「 いま ご自分ができることをやってみる 」
これで十分です。

来週は更に具体的な「ストレスあるある」ケースを通して
「ここでバウンダリーを意識!」のタイミングとあり方を確認していきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「 会話どろぼうをどうやって食い止めるか?」をテーマにして
皆で検討していきました。

表面的な伝え方から、捉え方・考え方まで
さまざまな角度から整理と気づきの作業ができたご様子でした。

最後は、そこここで爆笑の渦の中、ロールプレイをやってみました。

うまくできるか? ではなくて

まずは口に出してみる が、このプログラムの醍醐味です。
身体に感覚をそ~~~っと沁み込ませていく<マラソン>です。

人生の山谷をこえる力

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

私たちの人生は、思いがけない出来事の連続です。
休職や離職を余儀なくされた方は、まさに、今のこの経験が、予測できなかったこと、かもしれません。

今日は、こういった経験を受け止め、その先につなげていく力として、レジリエンスをとりあげました。

レジリエンスの5つの要素をチェックすると、自分がもっているリソースがわかってきます。
そして、これまでの経験を振り返ることで、これまでにそのレジリエンスが発揮されてきた経験を思い出すことができます。

最後は、自分にとっての「山」と「谷」になるエピソードをふりかえって、ヒーローになったつもりでインタビューに答えます。
なぜ、その時頑張れたのですか。何を大切にしてきたのですか?

今日のワーク、皆さんとてもしんどかったし、疲れたとおっしゃっていました。
中には、この前は辛くてできなかったけど、今日は、なんとかやることができた、という方も。
感想を話し合っていた間、皆さんの穏やかな表情が印象に残っています。
大変だったけれど、ふたをしておきたかった過去も振り返ることができた、そんな充実感だったのかもしれません。

皆さんの中には、すでに「回復する力」があります。
少しほこりをかぶったり、さび付いているかもしれませんが、取り出して、はたきをかけて、油をさせば十分使えるはず。

その経験を、これまでにも何度も、何度も、積み重ねてきている自分の可能性をまず、自分が信じてみましょう。