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★8月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

私の取り扱い説明書

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「私の取扱説明書」と題して、
家電製品についてくる取扱説明書のように自分自身を観察し表現してみました。

自分を上手に使ってもらうには
注意!こんなことされると故障しちゃいます
こんな風にメンテナンスすると効果的ですよ
故障かな?と思ったら

などなど、さまざまな項目で自分自身を見つめてみました。

その後、自分で作成した取扱説明書を元に小さなグループでワークもしていきました。

・自分では説明しているようでも、意外と肝心なニュアンスが伝わっていなかった
・自分では理解しているようでも、その奥のポイントの方が本当は大事だった
・そもそも全然伝えていなかった

気付くこと、本当に多かったですね。

リワーク フォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合う時間です。

今日は、もうすぐ復職される方々から、心構えや不安について質問があり、復職された方々が復職後を振り返り経験を話したり、アドバイスをする時間となりました。みなさんから、いろいろな意見が出ました。

・復職前にリワークで休職に至った経緯を振り返って、吐き出す作業が役に立った。

・勤務時間や内容の希望を、上司や産業医に伝えておいた。

・通勤訓練や時短を利用して、少しずつ慣れた。

・初めにコミュニケーションを取る人は、自分が休んだ理由や症状を知っている人だけにした。

・3か月ごとに短期目標を決めて、上司と共有している。

・1時間に1回は休憩を取るようにした。

・ときどき有休を使うようにしている。

・残業はしないようにしている。

・初めから100%でいかない。

復職直後は、プレッシャーが大きく、がんばり過ぎてしまいがちですが、初めから飛ばしてしまうと長続きしません。30~60%くらいから始めて徐々にギアを上げていくのがよいでしょう。ずっと低空飛行で安定して働き続ける方法もあります。

みなさんからは、

・復職して順調に働けているのは、周りの環境と仕事量によるものだということが、改めて認識できた

・継続して働くための工夫を続けていこうと思った

・今までは、自分の実力以上の無理を続けていたとリワークの学びで気づいたので、今後は自分軸を大切にして無理をしないようにしたい

などの感想をいただきました。

リワークの第一の目的は復職ですが、その後も健康で働き続けることが次の目標です。ときどきフォローアップに参加して、リワークで学んだことを思い出したり、復職後の働き方を振り返る機会にしてください。

ライティングセラピー☆共通点探し

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前の心理療法では、ライティングセラピーを体験して考えや思いを振り返り自己理解を深めました。

ある物語を想定した中で、手紙を書いていきます。

物語を設定することで、普段は思いつかない本音や願望などが次々と出てきます。

書き出すことで気づく自身の本音やアイディア、助言は誰の言葉よりも大切な宝ものです。

「意外なアイディアが浮かんできて、気持ちが明るくなった」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、内容を変更して「共通点探し」をしました。

例えば「朝ごはんは何を食べたか」など簡単なもので、グループのメンバーの共通点を探すというものです。

こうした何気ない会話の中で、周りの人や話す相手の様子を見ながら、内容や声の大きさや時間など自身のコミュニケーションのあり方を意識してもらうようにしました。

 

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

作ったドラマにいかに気付くか?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今週と来週の<認知行動療法>では
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)に取り組むことで
ぐるぐる思考に支配されない・モヤモヤを上手に泳がせながら、
自分が本当に大切なことをやっていけるようになれることを目指します。

まず、私達の思考は実は100%に気付けている訳ではないし、
それが事実とも限らない事を学びました。

私達は、事実の中で生きているのではなくて、
自分が「受け止めた(解釈の)世界」の中で生きているのですね。
100%事実なようで、実は巧みに作り上げた頭の中のイリュージョンの世界なのです。

いかに普段私達はそのイリュージョンに囚われているかに気付けた方々が
今回もたくさんいらっしゃったご様子でした。

・休職直前なんてまさにこの状態だったんだ
・人の言葉を素直に受け取れてこなかったカラクリに気付けた
・「沼のはなし」が自分に重なって涙出そうになった/胸が熱くなった/ギュっとなった
・今までいかに力んでいたかに気がついた
・ハッとした

など。などなどなどなど … さまざまな気付きがあったご様子です。

次回は、現実と脳内ドラマのイリュージョンがごっちゃになってしまう「フュージョン」から
どう抜け出していくか、いろいろなパターンの方法に触れながら、
今の自分のベストを見つめていきましょう。

不安とのつきあい方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

暑い暑い夏休みも明けて、一週間ぶりのリワークでした。
思い思いの時間を過ごして、リフレッシュした人、少しコンディションを崩した人。
今日からまた、少しずつペースを取り戻していきましょう。

今月の水曜日は「感情」をテーマに取り組んでいます。
今日は「不安」、よく似た感情の「恐れ」をテーマにしました。

どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

まずは、自分が不安や恐れを感じたときの経験から、どんな反応をしていたかじっくり振り返りました。
この不安のサインに気づくこと。不安に向き合うために、まず最初のステップです。
人によって、ドキドキしたり、イライラしたり、汗が出てきたり、わかりやすいサインはそれぞれでした。

不安は、日ごろから感じやすいもの。
だからこそ、やっかいだと思っている方がほとんどでした。
手に負えない不安は、手に負えない期待とつりあっているものです。
自分が何を期待しているのか、その結果、何を不安に感じているのか。
相手がわからないからこそ、もやもやを抱え続けているのかもしれません。

感情はつきあい方を工夫していけば、自分が本当に感じていることや望んでいることを教えてくれます。
無視しないで、その存在をうけとめることで、少しずつ、つきあいかたもみえていくことでしょう。

来週は、これまたやっかいに思いがちな感情の一つ「怒り」について理解をしていきましょう。
まずは自分が「怒っている」ことを素直にわかることから、スタートです。

ココロの栄養ことば

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「ココロの栄養ことば」を集めていきました。
自分自身の人生のタイムラインをゆっくりゆっくり歩きながら、
実際の人から、大好きなアニメから、曲の歌詞から
出逢ってきた・受け取ってきた自分のココロを支えることば達を
この機会に丁寧に拾っていきました。

自分を支えてきたのは
響きが美しい言葉だけとは限らない。

おあつらえ向きな格言やことわざじゃ
ピンとこなかったり、信用できなかったり、違和感だったりしていたけれど、

自分の記憶から出ていた言葉は、
何よりの自分の軸になっていたりもしましたね。

今日のワークで「自己一致」ができた方々もいらっしゃったご様子。
自分が自分でOKなんだの感覚も大切にしていきたいですね。

再発予防-繰り返さないために

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

8月の月曜日は、復職準備として「再発予防」のためにできること考えています。
今後へ向けて、そして復職・社会復帰のためにも、一番の重要ポイントです!
まず気づく。そして対処のレパートリーを広げる。これを意識していきましょう。

最初の今日は、「シグナルとメンテナンス」をキーワードにして、まずはケアのためのきっかけを探していきました。

自分の日頃のコンディションを意識すると、それぞれ違ったサインやきっかけに気づきました。

皆さんに、自分なりにみつけられたサインを教えていただいたのですが、今日は、とってもリアルなサインがあがりました!
あがりすぎでも、落ちている時でも、同じような行動のサインがある人もいるようです。
人によっては、同じサインが違うコンディションを示していることも。

何がストレス源になり、それによってどんな反応が出るかは、本当に人によって違います。
だからこそ、自分なりのサイン、つかんでおくことが大事なのです。

リワークでは、毎日、各自が来た時と帰りのコンディションをチェックしています。
その積み重ねが「日頃の自分」「いつもの自分」を感じることにつながり、
そのいつもの自分とちょっと違うサインへの感度を高めることになるのです。

夏休み明けの再来週は、ストレス対処のなかでも、周囲の資源を活用すること、サポートについて考えましょう。
復職前のポイントも、共有していきます!

土曜講座 リフレーミング

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、物事の捉え方(枠組み/フレーム)と変えて、別の視点を持つ「リフレーミング」です。

短所や欠点だと思うことでも、別の枠組みで捉え直すと、長所や利点、プラスの面が見えてきます。

リフレーミングとは、表面的にネガティブな言葉を、ポジティブな言葉に変えることではありません。

違う立場に立って、理解して共感する、枠組みを変えて感じ方も変えることによって、自分の気持ちや行動に変化が現れます。

リフレーミングの方法を紹介しながら、様々な場面を想定して、行き詰った状態の解決策を考えました。

一人で考えていると悶々としてしまいますが、他者からのアイディアを聞くと、「そんな風に考えられなかった!」「それいいね!」と、自分では思いつかなかった意見がたくさん出て、視野が広がりました。

みなさんからの感想は、

・今までのイメージや落ち込むような言葉を、明るくなる、楽しい気持ちになるよう選んでいくと、気持ちも一緒に変えていく感覚が体験できてよかった。

・言葉だけではなく、物事の成り立ちを、フレームを組み直して捉え直すことが分かった。覚えて使っていきたい。

・困ったときだけでなく、日頃から練習して意識づけたい。

・リフレーミングもトレーニングということなので、柔軟な考え方ができるようになりたい。

などでした。

日常生活でも、リフレーミングを意識して、気持ちを楽にしていきましょう!

依存症★皆の答えを予測しよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前の疾病理解では、依存症について理解を深めました。
依存症を簡単に表現すると“特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になること”です。
物質や行為、人間関係など様々な種類がありますが、自分の意志でやめることが困難なため、ますます自責の念にとらわれ、その結果、依存行為が増えるという負のスパイラルにはまっていきます。
「依存と依存症の違いが分かった」、「自分は物質や行為に依存することはなさそうだが人間関係に依存しやすいかもしれない」などの感想がありました。

午後のグループワークは「皆の答えを予測しよう」でした。
3つのグループに分かれ、お題から連想される答えをひとり一人が発表していきました。
例えば「夏の食べ物と言えば?」  「スイカ」、「かき氷」、「冷そうめん」などいろいろとありますが、この時、他のメンバーがどんな答えを出すか予測して、自分の答えを出していきます。
「日本のアニメといえば?」「日本の女性歌手は?」などでは年代によって常識もかわり、そうしたギャップを知る事ができたようです。
全員が同じ答えになるか否かで、一喜一憂する皆の表情が印象的でした。
最後には、それぞれのグループから、他の2つのグループに向けてお題を出して、人、年齢、性別などによって一般的な感覚が違うということが見えてきたようでした。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。