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依存症★皆の答えを予測しよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前の疾病理解では、依存症について理解を深めました。
依存症を簡単に表現すると“特定の何かに心を奪われ、「やめたくても、やめられない」状態になること”です。
物質や行為、人間関係など様々な種類がありますが、自分の意志でやめることが困難なため、ますます自責の念にとらわれ、その結果、依存行為が増えるという負のスパイラルにはまっていきます。
「依存と依存症の違いが分かった」、「自分は物質や行為に依存することはなさそうだが人間関係に依存しやすいかもしれない」などの感想がありました。

午後のグループワークは「皆の答えを予測しよう」でした。
3つのグループに分かれ、お題から連想される答えをひとり一人が発表していきました。
例えば「夏の食べ物と言えば?」  「スイカ」、「かき氷」、「冷そうめん」などいろいろとありますが、この時、他のメンバーがどんな答えを出すか予測して、自分の答えを出していきます。
「日本のアニメといえば?」「日本の女性歌手は?」などでは年代によって常識もかわり、そうしたギャップを知る事ができたようです。
全員が同じ答えになるか否かで、一喜一憂する皆の表情が印象的でした。
最後には、それぞれのグループから、他の2つのグループに向けてお題を出して、人、年齢、性別などによって一般的な感覚が違うということが見えてきたようでした。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

実は不確かな感情のモト

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、感情回避と感情駆動行動について取り組みました。

なにか不安や嫌な気持ちがあった時、
それをなくそう、何とかしようと思わずとっている行動が
目先の「ほっ」にはなってはいても、長い目で見ると、
それがストレスを維持・状況を更に悪化させている要因になってしまっていたりすることって
実はとても多いのですね。

・感情回避と強化のために「自分の気持ちが分からない」になっていたことに気付けた
・今まで回避行動をし過ぎていたから、かえって辛くなっていた事を客観的に気付けた
・休職前の状態に照らし合わせて「まさにコレ」と振り返ることができた
・自分の頑張るは、恐怖から来てただけだったことに気付けた
・感情回避から自分を「演じていた」ことに気付けた

などなど、本当にたくさんの気付きがあったご様子でした。

ああ、これって … !!
気付いちゃった時には本当にびっくりしてしまいますよね。

実はネガティブな感情って火災報知器みたい。

無理矢理止めようとしなくても、
コレって報知器モードかも?と、まずは気付くことからトライしてみましょうね。

感情が伝えてくれること

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月から「感情」をテーマに、約2か月かけて取り組んでいきます。
最初にきいてみると「感情ってよくわからない」「感情ってやっかいなもの」という方々がほとんど!
確かにね、得体のしれないものはやっかいなものです。
いかに、皆さんが感情とのつきあい方に、日ごろから苦慮されているか。よくわかりました。
これから2か月かけて、ゆっくり、自分と感情との距離をちぢめていきましょう!
仲良くできれば、こんなに頼もしい相棒はいません。

スタートアップの今日は、前半で体を使ったワークをして、後半は感情とのつきあい方をテーマにしたグループワークでした。

自分の体の中にある、なんとなくの「感じ」。
これをきちんとこころの声=感情のたねとして感じてあげる。
その上で名前をつけて、そっとかかえてあげる。
それだけでも、だいぶ私たちのこころは整理がつくようです。

そんな導入をした後で、後半は具体的な感情を1つづつ取り上げて、そのとき、どんな行動をするか?
グループでブレーンストーミングしてみました。

いろいろな感情がありますが”恥ずかしい”と”不安”があがりました。
その感情を持っているとき、人はどんな風に行動すると思いますか?
今までの経験や知識などを総動員してアイディアを広げていきました。

やはり、みんなでアイディアを出し合ってみると、思いもかけなかった行動がでてくるようです。
今回は、抱え続けるのがなかなかしんどいかんじょうだったこともあってか、
「ネタにする」といった視点を変える=枠組みを変えるやり方もでていたのが印象的でした。

来週は、その「不安」について、もう少し詳しくみていきましょう。
不安が私たちに何を伝えようとしているのか、うけとってみたいと思います。

3人のメンター

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
自分自身のココロを支える「メンター」として3つの存在をキャッチしていきました。

メンターはなにも「お互い知っている生きている人間」である必要はありませんでしたね。
  

自分のココロが寛いでゆだねられる存在ならどんな存在でもOKでした。

メンターとはいえ、出てくる言葉と感覚は、
自分自身の内側から。

いつもの感覚では気付けなかった自分の本当の気持ちを思い出せた方も
本日は複数いらっしゃったご様子でした。

それがとても大切なものであればあるほど、
自然と涙が出ちゃうのも、このワーク「あるある」です。

愛着障害★自己開示と受容

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前の疾病理解では、愛着障害について理解を深めました。
愛着障害とは、何らかの理由で養育者と子どもの間で愛着が形成されず、子どもの情緒や行動、対人関係に問題が生じる状態のことです。
そのような愛着の課題を残したまま大人になった時に「いつも人の目を気にし過ぎてしまう」「人との距離感がつかめない」「どこか本気になれず冷めている」などなど、多くの生きづらさを感じる人がいます。
今回は、その背景や困り感、特徴、克服ポイントについて理解を深めました。

午後のグループワークは「自己開示と受容」でした。
今回は、相手の話を受容的に聴くことに重点を置いて、頷いたり開かれた質問をしてみたり、相手に話を真剣に聞いていると分かるようにすることを意識して話をしてもらいました。
「暗い話で終わらないように工夫してみた」 「人に話したことでスッキリした」 などの感想がありました。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

問題解決の秘訣をリアルに実感

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、問題解決法のデモンストレーションを実施しました。
テキスト(文字)で目にする各ポイントを
実際のデモを通して「ああ、こういうことか」と実感できたようで何よりです。

できているつもり にすっかりなっていても
実際はトンとできていない事実・現実を体験できましたね。

「いまの自分の」現実的とは。
「いまの自分の」実行可能とは。
そのすべてにいかにジャッジしないかが、

現実に物事の解決処理に進むプロセスに繋がっていくことを理解いただけた方が多かったようで

本当に百聞は一見にしかず

だな、と今回も皆さんの反応を見て痛感した次第です。

休憩をはさんで、後半は自動思考(考え方のクセ)のあるあるエピソードから
自分がどのくらいそのクセにハマっているか気づいていきました。

10点満点中、ほとんどの項目で8点以上だった

そんなご感想、半分くらいあったんですよ。

「自分だけかと思っていたけど、そうじゃなかったんだな」 というご感想も多かったです。

無自覚にハマっている思考に気づくことが
思考にバランスが戻ってくる第一歩。

来週からは、不安やモヤモヤのドラマにハマらずに、
どう道を進んでいくか、目の前の物事に取り組んでいけるようになるか。
まずは「感情回避と感情駆動行動」について
とりくんでいきましょう。

来週も「そうそう!コレコレ!!」の合唱が響くヨカン。
ココロが苦しんだカラクリに気づいて、解放されていきましょう。

8つのOKを受け取ろう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
HSP(Highly sensitive person ~繊細さん、気にしすぎてしまう、傷つきやすい人~)を含め、
メンタルが弱ってくると陥りやすい傾向と、
更に落ちていかないようにどう意識していくかについて取り組んでいきました。

自分自身へのダメだしだけでなく、あれもダメ、これもやっちゃダメ、
だって不安だもん、だって怖いもん … と
OKを出せなくなることが増えていってしまう事が往々にしてあるのですが
無自覚に自分に禁じてしまっていることに気付いて、そこにOKを出してあげましょう、という取り組みでした。

8つのOKを元に、
自分自身のオリジナル、自分自身の言葉で自分にOKを出すこともできましたね。
改めて書き出してみて、自分がいかに自分を窮屈にしていたか気づかれていた方が
今回も多かったです。今まで苦しかったですね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「そんなことも分からないの?」と言われてしまった時に、どう対応したらいいの?
をテーマに皆で検討しました。

表面的な伝え方、から、捉え方、誰のテーマかに気付くこと等、
いろいろなアプローチから多角的に気付けることがありましたね。

塵も積もれば山となる。
こういうちょっとしたことでも、ココロの処し方が分からずにずっと引きづってしまったり溜めこんでしまったら生きづらさ・やりづらさに繋がってしまいますね。
逆に言えば、楽になっていくには、小さな1つ1つを潰していくことも大切です。
これからもちょっとずつ、1つ1つ、マラソンして感覚を育てていきましょう。

★7月27日(水)午後 卒業発表あります!★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

ご案内が遅くなりましたが、今月のプログラムカレンダーに掲載した「卒業発表」、予定通り開催します。

7月27(水)午後です!

復職間近の方から、ご自身の経験をうかがえる貴重な機会です。
ぜひ、ご参加ください!

個別フォローは卒業発表の後に行います。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

ふと思い出すことの中にある大事なこと・ドラマセラピー

今日のドラマセラピーは、「夏の思い出」をテーマに展開していきました。

夏休み、どんな思い出があるでしょうか?

そう聞くと、「何があったかな?」と、思い出そう、思い出そうとしてしまいがちですが、これだと頭をいっぱい働かせてしまうことになります。

しかし、目を閉じて、リラックスした状態になったときに、不意に、ふっと内側から立ち昇ってくるものってありますよね。

「ああ、こういうことがあったな」と。

実は、そういうものの中に「小さくても大事なこと」が潜んでいることがあります。

今日は、イマジネーションを使った短いワークを行った後に、自分の中からふっと浮かんできた「夏の思い出」を元に、ドラマワークを行なっていきました。

ただただ楽しかった思い出

甘酸っぱいような、それでいて胸が少しキュッとなるような思い出

複雑な思いが込み上がるような、ほろ苦い思い出

その時の自分の周りにいた海、森、大地、友人、家族、、、

そんなものたちに言葉を与えて当時の自分に語りかけていくことで、

自分の奥にあった「何か」が動き出します。

人は、どうしてもネガティブなことだけにフォーカスしてしまいがちですが、自分の人生の中に起きた、かけがえのない大事な瞬間や体験はあったはずです。

そこにアクセスして、改めてドラマとして再体験することで、自分の人生を肯定していくことができます。

また、まだ癒えていなかった傷を、ドラマの中で取り上げてあげることで、そこを癒してあげることができます。

すると、その思い出は、痛みのある嫌な思い出から、少し変化していくはずです。血を流したままの思い出に、そっと手を触れて撫でてあげることで、何かが変わっていきます。

ドラマは、頭(理性や思考)から離れて、そのプロセスを身体で実感できることが大きなメリットです。

今日は、最後の参加者のシェアの時間に、こんなご感想を口にされた方がいました。

「ふと浮かんできたのは、子供の頃の夏の嫌な思い出でした。その時の自分のネガティブな感情を出してはいけない、と思っていたんです。でも、その感情を出してあげることは悪いことじゃなくて、自分を楽にしてあげることだとわかりました。また、いろんな立場で、いろんな家族の感情が動いていたことも、ドラマをやってみてわかりました」

その通りです。

人間ですから、いろんな感情があっていいんですね。

それを、ドラマを通して健康的に外側に出すことで、楽になることはたくさんあります。

ふっと自分の中から浮かび上がってくるものの中に、「小さなことだけど、大事なこと」はたくさん詰まっているんですね。

そして、その感情を取り扱っていいからこそ、ふと浮かび上がってきたのかもしれませんね。

次回のドラマセラピーは8月の第四土曜日に行います。

初心者、大歓迎!

演技力などは一切不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

お会いできることを、楽しみにお待ちしております!

職場と発達障害☆言霊の感想を語ろう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
今日のリワークは『職場と発達障害』です。

発達障害の当事者と職場の人の双方の立場から、その対応を考えました。
「明確で具体的な指示をする」「曖昧な指示に対して明確化するために聞く」など、発達障害への配慮や工夫は、そのまま他の人にも良い影響を与えることになります。
「発達障害ということであまりに配慮しすぎるのはどうだろうか」などの問題定義もあり、皆さん、活発に話し合いができました。
また、自身を客観視するきっかけになった方もいたようです。

午後のグループワークは当初の予定を変更して一冊の本の抜粋から、自身が感じたことを素直に表現して皆と分かち合いました。深いテーマだったので各グループとも自身の人生観などに触れる機会になり、振り返りのシェアも充実していたように思います。
「自分ばかり話過ぎてしまった」「もう少し自分の意見を言えばよかった」など、内容のみならず、自身のコミュニケーションのあり方もきちんと振り返ることができました。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。