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動けなくするブロックを溶かす!ぶーたれ大合戦

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動部分に焦点を当てて「問題解決法」に取り組んでおりますが、その中でも本日は行動を阻む認知のブロックに気付いていくワークをしていきました。

題して 「 ブゥたれ大合戦! 」

出ましたねぇ!本当にたくさんの ぶぅ が出てきました!

問題解決法には6つの手順がありますが、そのどこにも何もブロックが入らなければ、さくっとさらっと行動に移せているのです。

ですが、「動けなかった」「動かなかった」「やれなかった」に至っているのは、手順のどこかに自分を止めるブロックがあるのですね。

そのブロックに気付いていくことがとても大事なのですが、ブロックを見つけるところにもブロックがかかっていやすいので、なかなか自覚ができなかったりするのです。

自分にはブロックなんてないな~ … と思っていたのに、実際にワークしてみたら、出てくる出てくる!どんどん書ける書ける!

これを「ないつもり」にして動こうとしてたのなら、そりゃ動けない訳だ …

そんなご感想が今日はとても多かったです。

これらのブロックは決して悪者ではありません。

むしろ、「ここが扉」なのです☆

最初の一歩の壁を壁だと気付けていなくて、「そこからだよ」に気づけなくて、そこを無視してその先~を焦点に当ててやりこなそうとしているので、動けない という結果に進んでいってしまいます。

 

このぶーたれをジャッジしないで、そのまま観察してみる。今日は皆でそんなワークをしてみました。

そして、1つ1つのブーたれの中には、たくさんの「考え方のくせ」が潜んでいることも皆で確認していきました。

今日は腕まくりして全力かつ超特急で1つ1つのぶーたれに対して実践的な発想のバランスの広げ方(対処)のヒントをお伝えしました。

・・・が全部終わりませんでしたねぇ。半分しか終わりませんでした。それだけ「ぶーたれ=上手くいく扉」を皆さんが拾い上げられた、ということです☆

 

来週は予定をちょっと変更して、せっかく皆さんが出した「宝」ですから今日の続き(後半)を1つ1つお伝えしていきましょう。

「こういうぶーたれ(ブロック)にはこういう発想と対処法で☆」を再びしみこませていきましょう。

来週、みなさんがご入室時には張り出しておきますので、皆で総力を挙げて吐き出した ぶぅ をじっくり眺めつつ、自分自身の ぶぅ を解き放ってみましょう。

プログラムでは最初に 大切な感覚 を皆でもう1回感じていきながら、今日の続きの検討に入ります。

 

完了しましたら、プログラム後半で問題解決法のデモンストレーションをやっていきます。

どなたかの「これ困ってるんだよねぇ」を題材にして、

時には観客として客観的に全体を見渡し、時には「天からの声」メンバーとして気軽に全員参加で考え、「問題解決法」の流れを改めて確認しましょう。

はなすこと、きくこと

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、コミュニケーションのなかでも大きな割合をしめる「はなす」「きく」をテーマにしてみました。

チェックリストを使って自分の話し方や聞き方を振り返ると、いろんな癖があることに気がつきます。
はっきり明確に伝えることや、相手の枠組みに沿って聞くこと。苦手意識にもいろいろあることがわかりました。

自分では聞く方がいいと思っていたけれど、意外と話すことの方がうまくできていた。
聞く方が楽と思っていたのは、ちゃんと聞いていなかったからかもしれない。などなど。

今回は、訊く、聞く、聴くと、3つのきくをとりあげました。
どれも良い・悪いではなく、使い分けていけばよいものです。
お互いにストレスの少ないコミュニケーションをするには、主体的にモードを切り替えていきましょう。

自己肯定感を育てよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は自己肯定感について皆で検討していきました。

自己肯定感をアップさせていくには、どうしたらいいか?

今まで抱いてきた誤解を解いて、実際に今の自分に自然にできることを見つけていきました。

自己肯定感を1本の樹木に見立てて、今までどの部分が必要だと自分に鞭を入れ続けてきたのか、そして、本当に肝心なところはどの部分で、そこを豊かにしていくには、どんなことが必要なのか… 花、実、葉、枝、幹、根 とイメージを重ねて検討した時、「ああ、そうか」となった上で、では、根の部分をどのように豊かにしていくかと、考えた時、皆さんの中で発想の転換が自然に起こってきたご様子でした。

小グループでシェアした時の皆さんの伸びやかに笑っている様子がとても印象的でした。

来週は、今日、改めて培い始めた自己肯定感と共に、再びHSP(繊細すぎ、傷つきやすい)に関して、「こういう時が辛いんだよね」のしんどい場面について、具体的に検討していきましょう。

*

午後のソーシャルスキルアップマラソンでは、

「自信のないプレゼンを頼まれた」をネタにそれぞれに様々なパターンを展開させてエクササイズしていきました。

自分がチャレンジしてみたい伝え方や話のもっていき方をこういう場を利用して試してみる。まーた生身の相手がリアル感豊かに上司役を演じてくれて、グリグリ押し込んでくる感じがナイス協力でしたね!

この場では、なんでも試せて、詰まったらみんなでどーするどーする??と課題を生み出し、更に皆して育てていく。

頼む方を演じる側も、実は「お願いする」練習になっていたりするのです。モードは真似と演技なのですが、体は、その感覚をちゃんとちゃっかり習得しています。

小一時間のエクササイズですが、いつもあっという間にお時間になっちゃいますね。

来週もまたロープレ主体でいきましょう。

 

ヨガの瞑想

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、頭をリフレッシュするヨガをしたのですが、

今日は、ヨガの瞑想について簡単に説明です。

瞑想の本質は、自分の内側に目を向けて客観的に自分を眺める練習です。

どんな状況であっても、心静かに冷静な状態でいられるようになることが、瞑想の目的です。

瞑想とは、難しいことを考える時間ではありません。

ただ、流れている感情を静かにみてください。

人間は意外に頭の中で今の自分の状態を把握できていません。

 

過去の事を思い出したり、未来の事を想像したりしている時間がほとんどで、今の自分がどういう状態なのかということを観察している時間はとても少ないです。

自分のことがわかっているようで、実はわかっていない状態です。

それが続くと人によっては、不安を抱いたり、自信をなくしたり、本当にしたいことがわからなくなったりしてしまいます。

瞑想の時間を取ると、心の内側が静かになって、本来の自分の姿が見えてきます。

心からの本当の声や今やりたい事が見えてくると、穏やかに過ごせるようになり、結果的にストレス軽減にもつながります。

復帰へ向けて、この経験をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、復職や転職、社会復帰へ向けて、それぞれの経験を周囲にどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いようです。

その一方、自分にとって、今回の経験はどんな意味をもっているでしょうか?
過去の振り返りをふまえて、未来に目を向けることで、以前の自分とは違う視点が開けでしょう。

復職が見えてくると、どうしたって不安や緊張とともに、張り切ってがんばろう!という気持ちもわいてくるものです。
復職にあたって、心に留めておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
以前とは違う自分が、これから仕事との向き合い方を考えるヒントになるかもしれません。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してから現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方の振り返りを中心に行いました。

休職前と復職後の自分を比べてみると…

・休職前は「白か黒か」どちらかの思考しかなく、それ以外の考えは浮かんでこなかったけれど、リワークに通ううちに、「グレーでもいい」と思えるようになり、グレー部分の大切さがわかってきた。今は、絵具の白と黒を混ぜてグレーを作っているところ。白を多くしたらいいか、黒を多くしたらいいか、時と場合によって異なるので、さじ加減が難しい。でも場数を踏んでいくと、だんだん慣れて上手になっていけると思う。

・休職は必要だったと思う反面、まだ心のどこかで引っかかってしまっている。

でも休職していなかったら… 心身ともに疲弊して、最悪の事態になっていたかもしれない、命拾いした。休職して自分にとって何が大切かが分かった。家族との時間が持てた。今まで一生懸命働いてきたので、その分少し休んでもいいかも。今はできることをコツコツと積み重ねていく。後輩に、自分も含めて色々な人や働き方があると示せているかなと思えた。

・以前は、身体の不調を後回しにして仕事が優先だった。今は心身の不調サインに気づけるようになり、立ち止まって、いつもの自分に戻して「整える」ようにしている。自分を労われるようになった。

今まで何の疑いもなく、当たり前だと思っていた考えや行動を急に変えることは、自分のそれまでの存在を否定されたようで、受け入れ難いこともあるでしょう。ゆっくり時間をかけて、過去の自分と、今の自分を融合させて、これからの自分を作っていきましょう。

自分を大切にするとは?★実践チームワーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『自分を大切にするとは』『実践チームワーク』です。

 

「自分を大切にするとは?」では、日常の中で自分の気持ちを大切にすることを実践的に行う方法や考え方を学びました。

 

自分を大切にしろと言われても、具体的にどうしたらいいかわからない。そんな思いをしたことはないでしょうか。

そこで、自分を大切にするって一体どんなこと?どうやって?と考えてみました。

キーワードは『自分らしく在る』や『自分軸』。

日々の生活にあてはめながら、自己を振り返り、理解を深めました。

 

「自分をねぎらい、おもてなししようと思った」「まずは口癖を変えてみようと思った」などの感想がありました。

 

 

 

「実践チームワーク」では無人島に漂着した想定で話し合ってもらいました。

一つの目的に沿って話し合ったり役割分担をしたりする中で、多数決に頼らず、じっくり話し合って決断をしていくことが求められます(合意形成)。

無人島には限られたアイテムしか持っていけない設定ため、そこでそれぞれの個性が出ます。

先を見通した選定をしなければならないため、皆、真剣です。

ちょっと意外だったのが、男性一人を除いて、ほかの方は「海水でベタベタするから意味はない」などの理由から、石鹸を選ばなかったことです。「なるほど」と思いました。

 

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてください。

CBT*問題解決法*宝の認知を発掘しよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では行動部分に焦点を当て「問題解決法」に取り組んでおりますが、その中でも本日は問題解決に向かいやすい認知について検討していきました。

行動するにも、まず、その行動についての「捉え方」で動きやすくなるのか、全然動けなくなってしまうのかの大きな違いが出てきてしまいます。

今日はストレス対処能力が強い人の認知(モデル認知)を中心に6つのポイントを覚えていきました。

そもそもそういう思考回路がなかった …

そんなんでいいの? と今まで真逆の捉え方をしていた …

そんな反応が今回も多かったです。

うごけない考え方の仕組みにさも「これが当たり前」とどっぷり浸かった状態では、いくらもがいても感情が乱れるだけ、ココロもアタマもカラダも疲弊してしまうだけ。そうだった!今までホントそうだった! … と、今までのカラクリを確認できた方も多かったようでした。

今日一番多かったご感想コメントは、「気が楽になった」「重さがとれた」でした。

今の自分に最も充実に☆ も大切なポイントでしたね。

 

来週も引き続き、問題解決法にあたっての「認知」を検討していきますが、来週は逆のアプローチ、「ブロック」を溶かしていきましょう。

来週は皆さんのブーイング&悪態大合戦です!

「だってぇ!」「そんなこと言っても!」「でもさぁ!」 … この続きのフレーズこそが道を開く「鍵」となっていきます。

どんなブロックで行動が止まっているのかを紐解いていきましょう☆ みんなで心置きなくぶぅたれていきますよ!

ブロックの土壌から、ど~んな「考え方のくせ」が掘り出されてクリアになっていくのやら♪ 楽しみです。

不和を生む期待のずれ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は「役割期待」をキーワードに、身近な人達との関係を考えてみました。

それぞれの対人関係を振りかえると、いろんな人と、いろいろなかかわりをもって暮らしていることに気づきます。
どの人たちとも、同じように仲良くする必要があるのでしょうか? 改めて考えみましょう。

自分にとって関係性の近い「重要な他者」との関係から、私たちのこころは多くの影響を受けます。
だからこそ力にもなるし、ストレスにもなります。

その人達、あるいは遠い人達との関係をスムーズにする考え方のひとつとして「役割期待」について考えました。
対人関係のすれ違いは、お互いの人間としての不一致ではなく、あくまで「相手にどんな役割を期待しているか」が食い違っているから起こるのではないか?という視点です。

そう考えることで、相手を批判、攻撃することなく、期待の調整をすることができるようになります。
お互いに譲り合って、お互いに納得できる期待に調整できれば、対人関係の不和や不満は解消されていくでしょう。

 

骨盤のゆがみに効果

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、骨盤のゆがみに効くポーズを行いました。

骨盤のゆがんでしまう理由は、加齢や運動不足による筋肉の衰え、足を組む、重心を左右どちらかに傾けるなどのクセも考えられます。

自分の身体がどのような状態か、骨盤が前傾していないか、後傾していないか、左右に歪んでいないかなど観察が必要です。

ヨガでは、内観をしながらポーズをとるので、身体の状態が気づきやすいです。

本日は、バッタコナアーサナ、仰向けの三日月のポーズ、四の字のポーズ、セツバンダアーサナなどを取り入れゆるめました。