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私の取扱説明書

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では「私の取扱説明書」を作成してみました。

人に自分のことを説明するのに、まずは自分自身のことを理解しておけると、
よりすんなり伝えることができますよね。
自分にとってココが肝なんだよ!という部分をしっかり掴んでおけると、
人にも核心のニュアンスを伝えやすくなります。

今日は実際に小グループで説明することによって
自分の言葉が微妙に足りていないこと、質問されてドキっとしたこと…
いろいろ発見したことがありましたね。

「この作業をすると自分が本当に相手に求めていることが分かるので、
相手を変えてまたやってみたいと思った。」

「自分自身で分かっていないのに、相手が分からないのは当然だったんだと思った。」

更に育った気づきもたくさんあったご様子でした。

伝えることは悪いことではありません。全部言おうと思う必要もありません。
伝えることが大切な部分は少しずつ伝えられるようになっていきましょう。

「どう伝えるの?」「なんて伝えればいいの?」「罪悪感が…」
それらの疑問は火曜日の午後<ソーシャルスキルアップ>で
実際に皆で検討していくことができます。

さて、その<ソーシャルスキルアップ>、今日は「できない」を伝えることがテーマとなりました。
それぞれの心の深い部分が響き合いましたね。


みなさんの涙と涙が共鳴して力になっていった時間を過ごしました。

来週はロールプレイもやっていきましょう☆

パーソナリティとキャリア-エゴグラムと働き方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

12月の月曜日は、今こそ、働き方を見直そう!というテーマで、キャリアについて考えています。
今日は、「5つのわたし」というキーワードで、パーソナリティと働き方との関係を考えてみました。

「5つのわたし」は、心のエネルギーの状態を5つの側面から考えてみたものです。
交流分析の中の自我状態という考え方を使っています。
その5つのバランスをグラフで示したものがエゴグラムで、その形によって自分のパターンがわかります。

最初にチャートを使って、それぞれのエゴグラムをチェックしてみました。
今の自分は、どの側面にエネルギーが集まっているか、バランスはどんな感じなのか、視覚的につかめます。

自分の実感とあっている人、あまり特徴が感じられないと思った人、、、、
様々なパターンがあったようですが、それこそが個性を表しているものです。
以前にやってみたことのある方もいて、そのときと、今の自分の変化とエゴグラムの変化とのつながりを実感している様子でした。

パーソナリティは行動のパターンといわれていますので、自覚している側面であれば、自分で変えることができます。
今までの職場や仕事内容との間に、何かのミスマッチがあるのなら、それを埋めるための工夫を考えることもできます。

個別に詳しいフィードバックもできますので、どのようなバランスを目指していこうか、考えてみましょう

今週の水曜日は、このエゴグラムを使って、健康的なやりとりをするためのヒントを考えていきます。
この「5つのわたし」のどのモードを発揮すると、どんなやりとりになりそうでしょうか?
具体的な場面もイメージして考えていきましょう。

 

なんでもトーク*2020を振り返る

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は月に1度の「なんでもトーク」でした。
今年最後の実施回でしたので、「なんでも」の前提は崩さずに
今年の1年を振り返る形で今の自分を表現していきました。

改めて1年をじっくり振り返ってみる … なかなかできそうでできないものですよね。
リワークにまだ2・3回しかご利用されたことのない方から、
リワークを卒業し復職して2年半の方まで。
さまざまなステージの方々が募って、
「この1年は自分にとってどんな1年だったか」をそれぞれ語っていきました。

みなさんにとって本当にいろいろなことがあった1年でしたね。
表面のしんどいマントをめくった中にある「宝」を
どう拾っていこうかも見出した時間となりました。

「なんでもトーク」は月に1度。
来年も引き続き、自由な話題を自由に話していきながら
大切なポイントにその都度気付き、確認していきましょう。

アンガーマネジメント★なりきり問題解決法

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークのテーマは『アンガーマネジメント』『なりきり問題解決法』です。

午前中はアンガーマネジメントについて学び、怒りに正しく対処して、健全な人間関係をつくる知識や技術を習得しました。

ついカッとなって人との関係を壊してしまう、怒りの感情から切り替えるのが難しいなど「怒り」に関する悩みは尽きません。

そこで、様々な対処法や考え方などを皆で学び、自分の怒りについて考えてみました。

 

実は怒りの前には、別の感情がある(一次感情)、ということに驚いたという感想がありました。

 

午後のなりきり問題解決法では、各々が自分が尊敬する人や憧れの人などになりきって、与えられた問題についてグループで話し合ってみました。

いつもの自分とは違う人を演じることで、自然と違った視点から物事を見ることができることに気がつきます。

その体験を皆さんで共有しました。

 

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてくださいね。

CBT*大切な「気付く」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、気付くことの大切さに皆で取り組んでいきました。

「モナリザ」の絵ってご存じですか?

… そう聞くと、「うん、知ってるよ~」と大抵の方はおっしゃいますよね。

そうですか♪ ではでは、後ろってどんな景色でしたっけ?

手、どんな風になっていましたっけ?

髪の毛(髪型)ってどんな??

あれ? あれれれ? 知っていると思っていても、かなりおおざっぱなイメージしか自分の中には残っていない … ??

これと同じようなことが、実はココロの中でも起こっているのです。

「こういう状態なんだから、こんな気持ちになるよ。」

「こういう状態」の、どんな部分が一番キモ(肝)なのだろう?

「こんな気持ち」って、ちゃんと具体的にいうと、どんな気持ち??

改めて、辛い出来事の瞬間をスナップショットのように取り出して丁寧に見つめてみると、

自分のイメージの中には、実にいろいろな想いや感情が存在していましたね。

今日はみなさんの分かち合いの中からも、「コレだ!」というツボの瞬間を皆で体験(目撃)することができました。

一番肝心な部分を、私達は大抵スルーしちゃっていたりするのです。

ピントを合わせて見つめることができると、対処の仕方やココロの持っていき方も無理なく見つけられるのですね。

ジャッジをしない

ここから扉が開かれていくのです。

 

来週は「感情回避と感情駆動行動」。

ますます辛くなっていくカラクリを皆で見つめていきましょう。

1人じゃ辛いですよね。

でも、皆と一緒ならできるかも!遠巻きに覗いてみることができるかも … ☆

そのくらいの気持ちで十分です。気負わずに一歩一歩です。

 

「いつもの嫌な気持ち」のカラクリ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

対人関係のなかで、いつも自分が繰り返している、後味の悪いパターンってありませんか?
決まった人や同じような場面で、そうとわかっているのに、つい繰り返してしまうパターン。

もしかしたらそれ、「心理的ゲーム」を習慣的に繰り返してしまっているかもしれません。

隠された目的や心の奥に秘めた思いなどがかかわってくるので、なかなか複雑なカラクリなのです。

最初は、うーん、どんなことだろう?と、皆さん、半信半疑でした。
でも、具体的なプロセスや、そのからくりがわかってくると、、、

あー、やってる!!! あー、おとといのあれ! あー、ずっと困ってきたあれ!

いつも、当たり前に繰り返していることが多いので、なかなか、自分でも気が付かないのです。
心理的ゲームを繰り返す関係は不毛です。
まずは「ゲームの存在に気づく」ことが第一歩。

皆さん、その第一歩を踏み出し始めた様子でした。

その思考になる訳

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「チャンクアップ」について検討していきました。

私たちが何かを考える時、その背後には何かしらの自分にとって「善きこと」があるのですが、それに気づかないまま湧いてくる思考にだけ囚われていると、その思考と感情にただ巻き込まれてしまい苦しいだけの状態になってしまいます。

本日は何のためにその思考が湧いてくるのか?に気づき、自分自身の「いまここ」を感じるワークを実施してみました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、

「忘年会を断る」をテーマにして皆で話し合いました。

ちょっとした別の視点で考えてみるだけで、気持ちがすーっとなることがありますね。

背負いすぎない、白黒をつけすぎない、求めすぎない などなど

コツを今日も仕入れることができたようで何よりです。

こういったことを実際に検討できる場は少ないですよね。

ちょっとしたコツや経験値がないだけで、対人関係が苦手な状態から抜け出せないのは勿体ないことです。

マラソンですので、ちょっとずつ☆

これからも育てていきましょう。

来週もロールプレイ中心です。「見てるだけ参加」OKです。

首こりにヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

 

本日は首こりに効果のあるポーズをたっぷり行いました。

 

首こりを単独で引き起こす筋肉は後頭下筋群(こうとうかきんぐん)です。

この筋肉がPCやスマホを見る時の姿勢の悪さや目の使いすぎなどで凝り固まり、首こりの原因になるのです。

首は肩よりも神経が密集していてデリケートな部位のため、首こりが悪化すると神経系の症状が出るケースもあります。神経症状が出ている場合は、肩こりではなくまず首こりを疑いましょう。

今日は、キャット&カウ、スフィンクスポーズ、ササンガアーサナ、マルジャーラアーサナ、針の糸通しのポーズなどで緩めていきました。

首に痛みや違和感がある場合は医療機関に相談してくださいね。

ライフデザインとキャリア探索

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

12月の月曜日は、「キャリア」をテーマに考えています。
元の職場へ復帰するつもりの方にとっても、転職を考えている方にとっても、これからどう働いていくか、考えどころですね。
今、この時間を、これまでの働き方を見直して、これからの働き方を考える時間にしてみましょう。

今だからこそ、自分を再発見することが、これからの人生の可能性を広げることにつながるでしょう。

今日はまず、ライフデザインの考え方を紹介しました。
私たちは、いつも多面的な役割を担っていますし、それらは、そのときどきで流動的に変化しているものです。
パッチワークをイメージして、これまでの人生を振り返ると、今、自分が求めている人生とは違った色分けになっていることが実感できました。
パッチワークの形や色が大きく変化している方もいらっしゃいましたし、ほとんどの方が、それぞれのピースの重みが変わっているようでした。

長い人生、私たちは多面的な役割を、そのときどきで担っていきます。
そうであれば、今、何か一つの役割が上手くいかなかったとしても、他の役割の自分を大切にすることで、乗り切っていけるかもしれません。

後半は、自分にあったキャリアを見つけるために、「偶然」を活かす準備について考えてみました。
キャリア探索には、自分がすでにもっているリソースを活かすことが大切です。
そのうえで、「偶然」の出来事を、どう取り込んでいくかで可能性の広がりが変わってきます。

これまでの経験を振り返ると、何かの「偶然」の出来事を経験していることに気づきました。
素通りさせていたことも、うまく取り込んでいたこともありましたね。
「偶然」に飛び込むためには、楽観的な気持ちがもてるようになりたいというのもキーワードでした。

自分が何を望むかをわかっていて初めて、訪れる偶然が、自分にとってのチャンスかどうか、決まるのかもしれません。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職後のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていくグループです。

上司との関係について質問がありました。復職したということは治ったと思われている、考慮した働き方ではなく、始めから100%で働いてほしいという印象を受けた。自分としては、徐々に慣らしていきたいのだが...上司の言っていることは間違いではないので、なかなか話しにくい。

さて、どうしたものか...
他の方からはふと、上司は本当にそう思っているのか?という疑問が浮かびました。
職場の背景をお聞きしてみると、休職者が何人かいて、復職した人はまだ少なく、上司も休職者や復職者の対応について経験値が浅いので、どうしてよいか戸惑っているのかもしれない。お互い初めてのことなので手探り状態なのではという意見が出ました。

上司の経験が浅いことをチャンス!と捉えて、前例がないなら作ってしまえばよいのでは?復帰して一定期間働いてみて、改善してほしい点や配慮が必要な点、分担してほしいことを話すことがお勧めです。今を乗り切るのではなく、継続して長く働き続けられる環境を整えていきましょう。

また、残業はないという復帰の条件ですが、その分早く出勤したり、お昼休みを削って仕事をしていないかと質問がありました。職場の風潮として、きちんと時間で動くことが難しい場合もありますが、健康を保つためには時間内で働くことも大切です。1人がやってそれが当たり前になれば、周りの方も今後復職される方も、無理のない環境で働くことができます。

今日は他にも、自動思考や、自分を客観的に見る方法など、皆さんがどうしているのか共有したり、アイディアを出し合いました。

参加者からは、同じ道を通って来た方の意見が聞けてよかった、話すことによって自分の引き出しを確認できたという感想をいただきました。

一人で考え込まずに、他者の意見や体験を聞いて、一緒に突破口を見つけましょう。