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ぐるぐる思考の正体

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今週と来週の<認知行動療法>では、
「アクセプタンス&コミットメント」と呼ばれているテーマに取り組んでいきます。

・・・。カタカナいっぱいですね。
「ぐるぐる思考に振り回されないで、自分にとって大切なことをやれるようになろう!」です。

本日はこのぐるぐる思考の正体を紐解いていきました。
当たり前のように思っていたことが、実はそうでは … ありませんでしたね。

・自分自身が苦しんでいたのは、
事実そのものではなく、それをどう受け取ったか=自分のスクリーンに映し出した世界の方だった!
自分のことを言われているのだと思った。どこかから覗かれていたのかと思ったくらい。

・今までの苦しさのつじつまがキレイに合った!
・そういうことだったのか … 当てはまることがいっぱいあり過ぎた

大きな大きな気付きや転換点を迎えた方も複数いらっしゃったご様子でしたね。

 

さて、来週はいよいよ
16回シリーズの最終回であり、今年最後の認知行動療法になります。

このぐるぐる思考、モヤモヤをどうやって泳がせながら
それらに振り回されないで自分の大切にしていることをやっていけるようになるのか
意識のコツ、イメージのコツを、たっくさん身に着けていきましょう!
どのパターンが今の自分に一番フィットするのか楽しみですね。

こころの窓の開き方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、相手に振り回されないコミュニケーションを考えていきましょう。
今日は、自己開示とフィードバックについて考えてみました。

自分の考えや思いを伝えたり、相手からの言葉を受け止めたり、なかなか勇気がいるものですよね。
相手によって、こころの窓の開き加減を変えていますか?
こころの窓の開き加減を調整することで、ストレスが和らぎそうな関係はありますか?
今日は、身近な人たちの対人関係を振り返るそんなワークから始めました。

後半は、「私を紹介してもらおう!」というグループ・ワークをやりました。
その人を紹介しようと思って、相手の話を聞いていると、いろいろな発見もあります。
逆に、自分のことを伝える側なら、何をどんな風に、どこまで話そうか、「こころの窓」の開き方を調整することになります。

最後は、みんなでお互いを紹介し合って、知らない一面を大発見!
話の”内容”ではなく、”相手”に関心を向けることで、話題もどんどん広がっていくことが実感できたようです。
結局のところ、準備も、メモも、いりませんでしたね!

純粋に、人とのコミュニケーションが楽しかったと実感した、思い出したという方が多かったです。
そして、自分の話に耳を傾けてくれているとわかると、安心して話せることも実感しました。
思いもよらないフィードバックは、嬉しくもあり、気恥ずかしくもあり。

来週は、気持ちの良い対人関係、そして自分への受け止めにかかわる、こころの構えについてのお話です。
「こころの構え」が変われば、対人関係がかわるかもしれません!?

価値観ワーク

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
自分にとって何が大事なのか? 何を大事にしているのか? を
紙にしっかり書き出すことによって自分自身を見つめていきました。

テーマはいろいろ。
お仕事、パートナーシップ、人生、お引越(物件選び)、くるま、ペットライフ、旅行、習い事 …

「大事だな」
「これは嫌だ」
を思いついたまま出していき、それをランキングにしていくと …

・大して大事ではないことにすごい時間とエネルギーを使い過ぎていたことに気が付いた
・ランキングの上の方が全くなくて、満たされていたのは下のばかりだった。
どうりで辛いはずだ …

目の前のことに一生懸命になりすぎて、「そもそも」の軸がどこかにいってしまっていると
本当に辛くなってしまいますよね。

また、逆のパターンになった方もいらっしゃったようです。

ランキング上の方のポイントをもっと充実させたいがために
つらい中で踏ん張っていたんだ。粘ってた意味と価値が明確になったら
ストレスがただの障害物競走の平均台にように感じ始めた。

事実は1つ。でも、感じ方・捉え方が変わったのですね。

人生の流れと共に、価値も変化していきます。
「いまのじぶん」が何を大切にしているのか、また時が経った時に
みつめてあげてみましょうね。

今年最後の「なんでもとーく」

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

本日は今年最後の<なんでもとーく>を実施しました。
平日とは違った雰囲気でリアルな感じがすごく刺激的だったご様子でしたね。

みなさんのライブな話をわかちあって、
今の自分に必要なエッセンスを持ち帰る。
お題は「なんでも」のはずなのに、エッセンスがちゃんとしっかり抽出されてくるのは
本当に不思議ですよね。

来年も引き続きいろいろなトピックを通して「いまの自分」に触れていきましょう。

印象と心理☆質問ジャンケン

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の心理講座では印象が与える心理と人間関係について学びました。
人は話を聞く時に、話の内容よりもその人の持つ様々な情報から判断しているといわれています。
例えば、覇気のない声でうつむきながら「元気です」と言ったら、どう思いますか?
その人の「元気です」という言葉よりもその態度や声のトーンなどを優先して「本当は元気がないのではないか?」と考えるのではないでしょうか。
こうした非言語情報が与える影響について考えていきました。

午後のグループワークは「質問ジャンケン」でした。あらかじめ用意した質問に答えを記入します。これは、自分が質問された時にスムーズに答えられるようにするためです。それを手元に持って目の前の人とジャンケンをします。
ジャンケンに勝ったら、相手に質問をして答えを聞き出し、相手用に空けていた欄に記入します。相手を変えて次々と空欄を埋めていきます。
午前中に学んだ「印象」を意識して挨拶や自己紹介をしていってもらいました。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

ますます不安になるカラクリ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
人がますます不安になっていき、ストレス状況が悪化していくカラクリについて
「感情回避と感情駆動行動」という学びを通して取り組んでいきました。

嫌だなと思う状況をなんとかしたいと思わずやっている行動が
実は次のさらにつらい状況を引き起こしてしまっている、ということが往々にしてあるのですね。

そのストレス状況ってどのように「維持」されてしまっているのだろう?と
改めて観察していくと、
ストレスそのものよりも、実は「なんとかしよう」で思わずやっていることが
維持要因が維持のみならず、悪化も連れてきている。
つらく感じていることは、もはやスタート時点のそれではなくて
維持・悪化した今の状況ということに気づかれた方も多かったようでした。

うわー!これだー!と自分の今までの状態を
驚きとともに認識できたコメントが今日はなんと多かったことか。
目を閉じなかった、見つめられたそのお気持ちそのものが大切な第一歩でしたね。

アサーティブにやってみた!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

先月から取り組んできたアサーティブなコミュニケーション。
今日は、アサーティブな表現とはどういう伝え方だろうか、アサーティブな考え方や基本的な権利についても知ったけれど。

アサーティブなコミュニケーションには、決まりきったやり方も、唯一の正解もありません。
そのときどきの場面や条件、自分、相手、お互いの関係。
どれをとっても同じものがないように、そのときどきで、アサーティブなやり方もかわってきます。

日常的な場面と問題解決のためでは、コミュニケーションの目的が違います。
ということは、アサーティブなやり方も違います。
その一方で、どちらにもアサーティブな姿勢というのは大切です。

今日は、日常会話苦手!という方が多かったようです。
実は、日常の場面で交わされるアサーティブなやりとりが、お互いの関係を作っていきます。
その上で、自分の考えていること、欲求など、伝えられれば、言うこと、やること、気持ちが一致するので気持ちの良いものです。

後半、皆で役割を考えてロールプレイングしてみると、アドリブもでてきました。
日頃意識していると、こういうときでも自然に出るものですね。

アサーティブなコミュニケーションを意識するということは、自分のことを伝えるということでもあります。
来週は、自分を無理なく伝えることについて考えてみたいと思います。

3人のメンター

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
「3人のメンター」と称して
自分のココロを支える3つの存在を通して自己一致をしていきました。
  
(これらは例に出した「今日の筆者のメンター達」。生きた人間、いませんでしたね・笑)

自分の大切な軸を思い出す時にも
純粋な涙って自然と流れていくものですね。

今日のワークで、普段の意識では思いつかないような言葉が
自分の口を突いて出てきたことに驚いた/すごく不思議だった。
… そんなご感想もとても多かったです。

自分のココロを支えるメンターの存在には
制限も限度もありません。
「自分」という蓋(ふた)を外して「自分」に戻る。
今日はそんな感覚にもなった1日でした。

土曜講座 「聞き上手になろう」

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、「聞き上手になろう」でした。

コミュニケーションとは、情報や、感情、意志を相手と交換することで、

・自分の意思を相手に伝えること
・相手の意思を受け取り理解すること

が大切です。

今日は後者に焦点を当てて、より良いコミュニケーションのための聞き方を学びました。

話を聞くときは、受容、共感、傾聴が必要なこと、非言語コミュニケーションが思っているよりもかなり高い割合を占めることを踏まえ、色々なシチュエーションでの会話を体験しました。

みなさんからの感想は、

・話しやすい環境は、聞く側の態度によって変えられてしまうことが実感できた。どちらかが一方的になると、その時点で既にコミュニケーションが成り立っていないとも痛感した。

・スマホを見ながら話を聞くことがあったので、一旦手を止めて話に集中しようと思った。

・相手と違う考えのときは、すぐに自分はこう思うとは言わずに、「そう思ってるんだ」「何でそう思ってるの?」と聞いた上で自分の考えを言おうと思う。

などでした。

アサーションと傾聴をバランスよく使い、より良い関係を築きましょう。

睡眠障害★苦手な人への対処法

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の疾病理解では、睡眠障害について理解を深めました。
睡眠障害といっても原因は様々です。また、睡眠障害といえば不眠を思いつく方も多いと思いますが、それだけでなく症状も様々です。
眠くなる仕組みなど基本的なことから、睡眠障害を引き起こす疾患までを学びました。
「睡眠に関わるメラトニンの原料となるセロトニンをつくる食材を意識して、できることから少しずつやっていきたい」との感想がありました。

午後のグループワークでは苦手な人への対処法を各グループで考えいきました。
苦手な人リストには、三名の特徴的な人がいます。それぞれに対してどのような対応をしていくのか、アイディアを出して発表してもらいました。
リストに上がっている三名の人間関係をうまく活用して自分を守ったり、苦手な人へ勇気を出して別のアプローチをしてみたり、様々なアイディアが出ました。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。