ブログ

ぐるぐる思考

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)について取り組みました。

苦しくなってしまう本当の原因は、
自分にとってネガティブな感情が引き起こされる状況そのものではなく、
その状況をなんとかしなくちゃ、どうにかしなくちゃ … という想いの方だとしたら?

私達がぐるぐる思考になっていくからくりとその実態について検討し、
自分自身の経験にもリンクさせて考えていきました。

まさに今までの自分だった
… そんなご感想も多かったです。


来週はぐるぐる思考と自分自身の癒着を引きはがすさまざまな方法をご紹介していきましょう。
今の自分にとって一番フィットするものが見つかりますように☆

「沼のおはなし」ももう一度!

アサーティブ・トレーニング-まずは考え方から!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、アサーション・トレーニングです。
復職へ向けたリハビリの中で重要ポイントの1つとして、アサーティブなコミュニケーションについて考えています。

アサーティブなコミュニケーションとは、まず、自分を尊重したうえで相手のことも尊重する自己表現です。
前回は、アサーティブなコミュニケーションの基本的な考え方を理解して、自分のこれまでを振り返ってみました。
単純に「自己主張」をすることとは違うことだと、感じていただけたように思います。

自分の要求や思いを率直に表現するのは、なかなか難しい、、、
でも、その前に、自分が何を伝えたいと思っているのか、わかることが最初のステップです。
アサーティブに考えることができてはじめて、その思いを伝えて良いのだと思うことができます。

今日は、そんな自分の考え方に影響するような、不合理な思い込みがないかを考えてみました。
私たちは、これまでの経験や社会通念、常識といった、外側の基準で自分の考えを決めていることが多いものです。
それを見直していくと、自分の失敗をゆるすところから始めたいと思った方が多かったようです。

アサーションの基本は、自分の権利と自由を大事にすること。
そして、相手にも同じ権利と自由を認めることが大前提です。
自分を大切にできないと、もちろん、相手も大切にはできないですね。

★8/23臨時開催 卒業発表です★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

臨時開催!卒業発表があります!

8月23(月)午後

復職、転職間近の方々の経験をうかがえる貴重な機会です。

最近は、多くの方が経験をシェアしたいと立候補してくだっています。
「生の声」本当に励みになりますし、活発な意見交換もできます。
ぜひご参加ください!

個別フォローは卒業発表終了後になります。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

自然体と強み

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「自然体と強み」と題して、
自分自身が定義している「強み」と「弱み」の姿を検討していきました。

私達が自分の弱みだと想っていることは、それが唯一の事実ではなく、
弱みの定義は環境要因が非常に大きいことに気付いていきました。

「状況リフレーミング」と呼ばれる手法を用いて、
自分が弱みだと感じている事柄の、もう1つの側面を見つけてバランスを取るワークでは
自分自身のことだと上手く出せなくても、人のことだとポンポン発想が出てくる
… といったご感想が多かったですね。

人のことだとポンポン言えるということは、
その発想ができる種が既に自分自身の内側にある、ということ。
ちょっとずつ習慣にしていって、自分自身に向けてもできるようになっていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
復職初日の挨拶をテーマに検討していきました。
どうしても「上手くやりたい」と思ってしまいがちですが、
実際に聞いている側として上手くしゃべる様子を見ると …
おやおや、気付いたことがありましたね。

<アートヒーリング>では、NLP(神経言語プログラミング)を応用して
いま最も自分にとって大切だと思うテーマと繋がって
色を落としていきました。

    

理屈ではない、言葉じゃない、でも「これなんだよ」の感覚
大事にしていけるといいですね。

何を大切にしてる?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
人生・お仕事・人間関係などをテーマに、
自分にとって何が大事なのか・何を大切にしているのか
「価値観ワーク」と題して向き合っていきました。

ワークをしていく中で
大事だとおもっていたものが、実際にこうして「見える化」されて改めて見てみると、
今はもうさほど重きを置かなくてもよくなっていたり、
はたまたその逆のパターンだったりと
いろいろな気付きがありましたね。

ひとりでやっていては出てこなかった発想が
グループで分かち合うことで自分の中にも芽生えていったり
受け取ることができるようになったり。

目の前のことをこなすことに必死になって、
ついつい無頓着になってしまいがちな
「そもそも」どうしてそれを自分はやっているんだろ?という軸の部分。

今日は自分の大切な軸を思い出していきました。

そんなに頑張る必要、なかったね。

さまざまなルートから
そこに気付かれた方々も今日は多かったようでしたよ。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
せっかくやってあげたのに、お礼を言わない人にイラっとくる
… というケースを皆で検討していきました。

なかなかネットではこうリアルなテーマに触れることはありませんね。
聞いているだけでもOK、という環境を活用して、
「聞いてるだけ参加」の方も今日は多かったです。

やる までいかなくてもいい。
触れてみる だけでもいい。

それ、大切な大切な 「 第一歩 」 ですよね!

不眠に取り組む認知行動療法

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

不眠に取り組む認知行動療法では、睡眠に対する考え方や行動を見直して、不眠の改善に取り組んでいます。

今回は6回シリーズの最終回だったので、前半は今までの内容を〇×クイズ形式で復習しました。

・睡眠のサイクルや、体温と眠気の関係などに関する睡眠の基礎知識

・カフェインやアルコールの摂取方法、音や光など睡眠環境の整え方

・眠れないときの対処方法

後半は、再発予防についてお話しました。ストレスなどで一時的に眠れなくなることは心配いりません。眠れない日々が続くときには、快眠のために行っていることが本当に質の良い眠りに繋がっているのか見直したり、「眠らなくてはいけない」という考えに囚われていないか確認したり、このシリーズで学んだ対処方法を使い、長期的に結果を判断しましょう。

皆さんからの感想は、今まで良いと思っていたことがそうでなかったり、自然に考えていたことが合っていた、初めて参加したが全部の内容が知れてよかった、睡眠に対する思い込みが間違っていることに気づいた、新しい知識が得られた、できることから実践したいなどでした。

不眠に取り組む認知行動療法はいったん終了しますが、今後もプログラムに取り入れていきたいと思います。睡眠にお悩みの方はまたぜひご参加ください。

共依存☆皆の答えを予測しよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークテーマは『共依存』です。

共依存を簡単にいうと『自分の存在意義を見出そうとして、過剰に相手の世話をするなど、相手に必要とされている状況を作り出す関係性』です。

相手に尽くすこと(言いなり、我慢など)を続けることで相手の自立の妨げになっていることに気が付かず、不安や恐れから相手の望むものを無理してまでも叶えようとしてしまいます。

 

このような関係性は、家族やパートナー、職場などあらゆる人間関係で起こりやすいパターンの一つです。

 

「自分には関係ないと思っていたが、話を聞くうちに当てはまるかもしれないと思うことが多くてびっくりした」などの感想がありました。

 

 

午後の「皆の答えを予測しよう!」では、グループに分かれ、お題から連想される答えを考え、グループ内で同じ答えになったか確認していきます。

 

例えば「夏の食べ物と言えば?」  「スイカ」、「かき氷」、「冷そうめん」などいろいろとありますが、この時、他のメンバーがどんな答えを出すか予測して、自分の答えを出していきます。

「せいの!」で答えを出した時に、員が同じ答えになるか否かで、一喜一憂する皆の表情が印象的でした。

 

ポイントは自分が一番に思いついた答えを言うのではなく、皆が答えそうなことを予測して答えることです。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

その感情を何とかしようとする罠

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、感情回避と感情駆動行動について検討してみました。

私達がネガティブな感情を抱く時、
その気持ちをどうにかなくそう・減らそうとして思わず取っている行動自体が
ストレスを維持する、ともするとストレスを育ててしまっていることが少なくありません。

ネガティブな感情は誰にとっても嫌なもの。
その感情から解放されたいな、楽になりたいな、と思うのは自然なことです。

ですが、なんとかしようと「対処」モードが強すぎてしまうと、
かえって苦しくなってしまうのですね。

本日は、そういったネガティブ感情を何とかしようとする罠に
今後大きくハマってしまわないように、

まずは「感情」が何を一番私達に伝えたいのかを理解し、
更に感情の特徴を理解していきました。

今日はプログラム中にこちらから何も言わなくても、
自然と自分の休職したいきさつに重なっていった方も多かったようです。

話を聴いている内に、
「あれ?これって自分の今までだ・・・」
「自分のことを見られていたのかと思うくらいだった」
などのコメントも何件もありました。

その行動が、感情から逃げる為の行為だったんだ、という自覚が生まれた時の、
みなさんの「目からウロコ」感満載の表情がとても印象的でした。

次回は、
感情から 逃げる のと
感情から 距離を取る のは 全然違いますよ~ という

感情に振り回されないでいくスキルを皆で習得していきます。

1目盛りの大切さ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「道へと繋がる小さなクエスチョン」と題して
問題解決セラピーの要素の中から「スケーリングクエスチョン」に皆で取り組みました。

とても辛いんです。

その辛さを10段階の目盛り(スケール)にするとどのくらい?

これだけで、まず白黒思考から抜け出す足掛かりになりますが、
本日のメインは「そこから 1 減ったとしたら」の問いかけへの着眼点でした。

なかなか動けない、ちっとも問題が解決の方へ向かない時には、
この「1」の設定がズレている場合が実はとても多いのです。

1のつもりが3目盛り・4目盛り分になってしまっていたりするのですね。
その「細分化」のコツと発想のアレコレを身に着けていると、
気持ちの重さが軽くなったり、楽になったり。

理屈ではなく、プログラム中にちょっとした確認をした中だけでも
「あれ?ホントだ」と実感として体験できた方々も多かったようでした。

「1」のちから、とても大切でしたね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、

会社との面接の一幕がケースとなって
何をどんな風に伝えたらいいだろうか、を皆で検討しました。

ナマナマしい悩みをもとにして検討すると、
たくさんの大切なことが実践的に身につきますね。