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CBT*行動を止めるブロックにはどう対処?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、問題解決法の取り組みの1つとして、
行動を止めてしまうブロックに対してどう意識的に対処していくか?を
皆で検討していきました。

この回の愛称は「ぶーたれ大作戦」。
問題解決シートを記入していく=問題解決に向けて取り組んでいく際、
ふと湧き上がったネガティブな想い …

こんなことやって何になるんだ?
どうせできないよ。
続かないだろうな。
考えるだけでもう面倒くさい。
やってることを想像したらもう辛い。 などなど

いろいろな 「 ぶーたれ 」 こそが、
実は 「 本当に実行できる扉を開く鍵 」だったりするのです。

この「ぶーたれ」をなかったことにする・スルーして
自分じゃない自分で取り組もうとしても、
ストレスが増えるだけ なのですよね。

本日の取り組みで
*ジャッジしないとどんな有益な発想に繋がっていけるか
*「問題解決の極意ポイント6」がどれだけ基盤になっているか
(どれだけ「ぶーたれ」をも解消しラクにしていけるか)

に気付けた方も多かったようで何よりです。

ネガティブな想いは、ネガティブだ。
というジャッジをはずすと、あら不思議。でしたね。

今日はケーススタディ(デモ)も実施して
客観的に皆さんにも検討していただきました。

来週・再来週は、認知のテーマに戻り、
集中して実践的なケースをやっていきましょう。
再び「考え方のクセ」ー「考えを広げる」総合的なワークです。

セルフコンパッション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

感情をテーマにしている今月の水曜日。
今日は、自分を思いやるこころ-セルフコンパッションについて考えてみました。

日ごろ、自分に厳しくすることに慣れている方が多いのではないでしょうか。
でも、苦しんでいるのがもし、自分の大切な人だったら?
もっとがんばれ!早く早く!と声をかけるでしょうか?

対人関係や、目標達成、様々な場面で、私たちは大きな努力を強いられます。
苦しくても、つらくても、自分を鼓舞し、エネルギーを振り絞ってがんばっています。
これまでもう十分、やってきたのではないでしょうか。

人へはむけられる思いやり。少しずつ、自分へむけてみましょう。

後半は、そんな自分が、社会や人に受け入れてもらうために、失望を感じないために使っている外向きの自分について考えてみました。
「仮面」というと良くないもの、不誠実なものと思う人もいるようですが、決してそれだけじゃないのでは?
人と上手くやっていこうというのも、自分の大切な思いの一つ。そのために、意識して使い分けるのなら、役に立つツールのひとつ。

そんな自分の思いも含めて、そのまま抱えていけると楽になるかもしれませんね。

2か月かけてと取り組んできた「感情」のテーマ。
ラストの来週は「自分を支えるこころ」自尊感情について、考えてみたいと思います。

HSP*8つのOKを受け取ろう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリ(ココロの境界線)が揺らぎやすくなってしまう
HSP(highly sensitive person / 傷つきやすさ 気にしすぎ 繊細な人)について取り組んでおりますが、

本日はHSP傾向の強い方、またメンタルが痛んできた時にも同様に陥りやすいパターンを検討し
無意識に自分で止めてしまっている「OK」に気づき、取り戻していきました。

最初は基本的な「8つのOK」から始めましたが、
そこから自分自身で塞いでしまっているOKに気づき、
自分自身の言葉でOKを取り戻し、バランスを育てていきました。

本日もたくさんのオリジナルOK(こちらの方が「リアル・本番」です)が登場しました。
全てを列挙するとすごい数になってしまいそうでしたので、
各自「ベスト5」を集めていったのですが、
それでも今回は 「84いい」が集まりました。(重複するものもたくさんありましたよ)

このまとめ作業をやるたびに、みなさんの言葉を目にしながら
「ああ、このOKが存在しないで頑張ってきていたのなら、本当に苦しかっただろうな。」と
おひとりおひとりに想いを馳せずにはいられません。

来週、みなさんの「今のテーマ」が詰まった「84いい」お渡しさせて戴きますね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
「頼っても断られてしまう。どうすりゃいい?」をテーマに
話し合いました。

自分だけの問題ではないことを
「自分だけ」のこととして引き受けすぎてしまわない。

これもまたバウンダリー(ココロの境界線)を育てていけると
しなやかな発想の土台となっていけますね。

時間を構造化する?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、自分を知って働き方を考える第2弾!
時間の使い方と優先順位のつけ方を考えてみました。

私たちは、時間を意味のあるように使いたいという欲求を持っています。
そしてその意味は、たいてい、人とのやり取りから生まれるものです。
では、休職前は、あるいは働いていた頃は、どんな風に時間を使っていたでしょうか?
振り返ってみると、仕事という名の「活動」ばかりに時間を使っていた。
「雑談」や「親交」のような時間が、まったくなくなっていた!と、気が付いたことが多いようでした。

では、今なら、どんな時間の使い方をしたいでしょうか?
そして、その時間の中に、今抱えているタスクはすべて入りますか?

タスクの管理をするときに、次の2つの軸をよく使います。
-重要か、重要でないか
-緊急か、緊急でないか

ここで大事なのは、その「重要」「緊急」が、本当の意味で「自分にとって」かどうかです。
いつのまにか、私たちの判断基準は「なにか」にのっとられているようです。しまった!!!!

なんでもトーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の「なんでもトーク」を実施しました。

本日はとても珍しく、全員が
「みなさんは~~~~についてどうですか?」
というご質問パターンとなりました。

自分の近況やテーマをお話戴く事もとても実りがあるのですが、
こうして他の人達のアイデアや意見を聞ける機会もまた貴重ですよね。
「こんな場所じゃなきゃ、こんなことみんなに訊けないよ。」
なんていうテーマだってありますよね。

また、自分では想定しないような「質問テーマ」を考えることによって
新たな自分自身の発見につながることもあるようでした。

こんな時どう伝える?☆カラー心理講座

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

こんな時どう伝える?では、「繁忙期に有休休暇を取りたい」「威圧感のある上司から業務のことで聞かれたが、即答できない」など職場内で言いづらいことを伝える時のコツや安全なコミュニケーションについて学び、話し合いました。

「デリケートなことを伝える時って難しい」そんな困り感についても話ができました。

午後のグループワークは、人数の関係により予定したプログラムを変更し「カラー心理講座」を行いました。

自身が選んだカラーと今の気持ちや考えを照らし合わせることで気づきが促進されます。

選んだカラーは絶対的な意味を持つものではなく、あくまでも今日の参考として心にとめておくものです。

選んだカラーが自分の気持ちと合致していたという方もいれば、ピンとこなかった、という人もいます。一番大事なことは、その色をきっかけにして振り返ってみたり、自己洞察してみたりして次のきっかけにつなげることです。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

問題を解決できる認知って?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てて取り組んでいますが、
本日は、
問題の解決に向けて動いていきやすい認知・考え方ってどんな感じなのだのだろう?
最初の一歩を踏み出しやすいモードにはどうやって入れるのだろう?
問題解決に向けた「宝になる認知」を身に着けていきました。

それぞれの感覚から湧き出ることば、
本当にパワフルでしたね。

パワフル … 「何をもってパワフルと言うのか」の認知そのものが
目からウロコで広がった方も多かったご様子。なによりでした。

多かったご感想の通り。 意外、でしたよね。

 

本日は、すぐ使え動きやすくなるパワーワードを集めた他に、
実際にワークをしていた中で湧き上がってきたネガティブな発想も
集めました。

進んでいくエネルギーを発動させる ことと共に
止めてしまうエネルギー(ブロック)に気付いて溶かす こともまた
同じくらいに大切です。

ソツなくワークをしている風で、リアルには実行できないのは、

なにが本当のブロックになっているのか実は気付いていないから。
そのブロックに対処する認知が整っていないから。

来週は今週にも増して更にリアルな 「 ブロック認知をどう広げて溶かしていくか? 」

実は、みなさんのホンネから出る 「 ブーたれ 」 こそが
本当の意味で行動に繋がっていくとてもパワーを備えた扉の鍵。

みなさんのお声、効率良く取り組めるように
一覧表にしてご用意させて戴きますね。

傷つきやすい・気にしすぎてしまうつらさ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今週から3週間にわたってバウンダリー(ココロの境界線)が上手くつくれない要因と深く関係していると言われている
HSP(繊細な人、傷つきやすい、気にしすぎてしまう人)の傾向について取り組んでいきます。

・敏感になりすぎてしまう
・感受性が強すぎてしまう
・相手の反応を気にしすぎてしまう
・一旦気になってしまうと「ま、いいか」がなかなかできない
・相手のちょっとした一言で酷く傷ついてしまう
・シュミレーションしすぎてしまう

… などの特徴は、
実はHSPに限ったことではなかったりします。

大切なのは、「自分がHSPかどうか」ということよりも、
上記のような状態になってしまった時に、
どう意識していけばそれ以上に苦しい方向に流れていかずに済むのか ですね。

必要以上にココロが疲弊してしまわないように
引き続き、自分のココロの守り方を皆で育てていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
復職後の配置についての不安をテーマに様々な角度から検討していきました。

ひとりきりで考えていると、出てこない発想ってありますね。
たった1つの常識 というものが いかにないのかを改めて感じた時間でした。

働く力をとりもどそう!!!!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

月曜日の復職準備プログラム。今月は「リハビリのポイント」について考えていきます。
今日は、働くために回復したい機能や能力を知り、自分なりのゴール設定を考えました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましょう。

そのための、4つの機能とリワークプログラムを関連付けていくことで、自分の課題をみつけ、スキルを身につけることができるようになります。
今日は、復職直前の自分の状態をできるだけ具体的にイメージして書き出すことで、自分なりのゴールを明確にしました。
プログラムでは毎月初めに、この考え方に沿ってチェックリストを使って復職準備の状態を確認していきます。
現在地を把握することで、目標への道筋が明確になるでしょう。

後半は、モチベーションのありかを探っていくワークを行いました。

仕事や家事をしていても、やる気の出るとき、でないとき、誰にだってあるものです。
何もしなくてもやる気は続くわけではありません。自分で補給していかなくては、いつか枯渇してしまいます。

これまでの経験で、やる気が出たとき、やる気がなかったけど持ちこたえていた時、なにがあったでしょう?
他の方々とゆっくり話し合うことで、自分のこともよく見えてくるようです。

それぞれの機能とリワークプログラムでの取り組みを連動させて、ご自分なりのプロセスを進めていきましょう。

土曜講座 行動を変えよう

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、認知行動療法の3回目「行動を変えよう」でした。

問題解決法は、問題やストレスになっている出来事の行動に焦点を当て、解決のための目標や計画を立てて、行動に移し結果を検証します。

手順は、①問題を明確にする → ②解決のアイディアをできるだけ多く考える → ③実行可能で効果的な行動を選び実行計画を立てる → ④行動を実行する → ⑤結果が上手くいったら習慣化、解決できなければ見直して進めていきます。

家事を先延ばししたり、ついスマホを見てダラダラ過ごしたり、言いたいことを相手に伝えられなくて、落ち込んで自己嫌悪に陥るなど、問題となっている行動を選んで、それについて解決方法を考えました。

コツは、
・実行可能で効果的なアイディアを採用する
・できるだけ細分化して、できそうなことから始める
・いつ、どこで、どのように実行するか具体的な計画を立てる、です。

計画通りに実行できないときは、1つだけでもできることをやってみましょう。少しずつ実践することによって気分の改善や不安が解消される一歩になります。

・やらなければいけないと思っていたことについて書き出してみたら、具体的にできそうでやることが見えてきた
・実際に計画してみて理想的なルーティーンを書いたが、もう少し緩めたり改善点も考えられた
・べき思考、白黒思考、マイナス思考など、考え方のクセに取り巻かれていることが可視化してみて気づいた
・思考を外在化したら、新たな行動を客観的に見ることによって、思考の整理ができた気がする。簡単なことから実行したい

などの感想をいただきました。

「土曜講座」は、毎月第1土曜日です。認知行動療法を中心に、日常生活や職場で役立つテーマを取り入れていきます。

初めての方、平日リワークの復習をしたい方、復職して久しぶりに思い出したい方、仕事で土曜日しか来られない方、どなたも対象です。ぜひご参加ください。