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なんでも自分に絡めてしまう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、考え方のくせ(自動思考)の中の
「 自己関連付け 」 「 拡大視縮小視 」「 読心術(心の読みすぎ)」に取り組んでみました。

特に自分自身に引け目や負い目を感じていると、なにか良くない出来事や状況になった時に
「なにか自分が悪かったのではないか?」「自分のせいなのではないか?」と
どうしても自動的に自分自身をその事象に必要以上に絡め、必要以上に責任を感じてしまい、
その結果、事実がどうであれ、とても苦しくなってしまいます。

自己関連付けの傾向が強くなっていく土台の経験は、
なにも「引け目・負い目」だけではありません。

ポジティブな意味で言われ続けてきたことが、いつのまにか本来の善き意図や目的からはずれ、
まるで両脇をコンクリートでがっちり固められ、どこにも流れの幅をもたせることができないまま
ただただ決まった水路をサーーーーーーーーーーーっと流れていくしかない水のように
思考回路がセットされてしまっていたりするケースもあります。

今日もストレスに大きく関与している3つの考え方のくせ(自動思考)を中心に
自分自身の今までを振り返ってみました。

苦しみを連れてきていたその考え方のカラクリを理解し、癒し、
バランスをとっていく際のベストな吟味ポイントは人それぞれでしたね。

考え方のくせがたった1つで成り立ってはいないことも、今日は体感しながら気付けた方も多いようでした。

★1月のプログラム

 

< はじめての方へ  (”見てるだけ”でもOK & 負荷の低いプログラム) > (PDF)

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ・ドラマセラピーなど ドラマセラピー
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

感情ノートをつけてみる

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、自分の素直なこころのこえ=「感情」に耳を傾けることを考えていきます。
感情ってやっかいなもの?でしょうか。
コントロールしようと思うから「やっかい」になるのです。

どんな「感情」も、自分のすなおな声を伝えてくれるサインだと思って、耳を傾けてみたいものです。
今日は、「不安」と「恐れ」をテーマにしました。
どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

不安を感じるのは、相手や未来や、よくわからないことに対して感じることがほとんどです。
今日、うかがった経験の中でも、多くは「よくわからない」ことをもやもやと考え続ける。
この「よくわからない」ことと「続く」ことが、不安と仲良くするうえでキモです。

よくわからないまま、もやもやとし続ければ、どうしたって、スッキリしませんし、たまってしまえば体調も悪くなりますね。

「書く」ことは、そのために役に立つツールの一つです。
自分の頭やこころに浮かんでいることをそのまま書き出してみる。
そして、何がきっかけになっていて、どれをどう受け止めたのかを振り返ってみる。
こうやって、感情を振り返って記録する感情ノートをつけることで、自分の感情に振り回されることが減っていくことでしょう。

ワークでは、今日や昨日の感情を振り返って、感情ノートに書く練習をしてみました。
事実である「きっかけ」と認知である「受け止め方」を、意外と区別できていないことに気づいた人も多かったようです。
私たちは、意外とある事実をこう感じるとセットにして自動運転させておくことが多いものです。
なぜかって、その方が楽だから。あれこれ考えたり、吟味せず、そういうこと、と結論が付けられるから。

ただ、その自動運転のせいで、苦しくなっているのであれば、少し距離を取って観察してみると、楽な方法が見つかるかもしれません。
そのためのツール、感情ノート、しばらくつけてみませんか?

胸を開くポーズ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは胸を開くポーズを色々練習しました。

胸を開くことによって、呼吸が深まり全身を活性化させ、心身のリラックス、背中のこりや肩こり解消にもよいです。

マツヤアーサナ(魚のポーズ)は姿勢を正し、甲状腺の機能を高め、新陳代謝を活性化させ、呼吸機能の改善に効果があります。

仰向けのポーズですので、夜寝る前にもおすすめです。副交感神経を優位にしリラックスできます。

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バウンダリーを育てる6つの大切なこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、ココロの境界線(バウンダリー)をテーマに取り組んでいます。
今日はバウンダリーを育てるために6つの大切なことを皆で確認していきました。

シンプルなのだけれども、この意識があるのとないのとでは大違い。

今までにこのようなバウンダリーの感覚に触れたことがなく、
初めてこの感覚を学ばれた … という方々に多いコメント

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
今までどうしてこんなに苦しかったのか原因がやっとわかった。
苦しいカラクリがはじめて見えた!
そういうことだったのか、とやっと今までの苦しさが理解できた。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*

… 今日もまた、いくつものご感想の中にありました。

来週はこのバウンダリーが壊れていく土台のテーマに触れ、更に自己理解を深めていきましょう。
適切なココロの境界線を引くことに対するブロックに気付いていきます。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
相手のネガティブな話が長々と続いた場合、
相手を傷つけないように、どう切り上げていくか? というテーマに取り組みました。

・便利なフレーズ
・ココロの持ち方
・そもそもな話

それぞれに覚えておくと便利なことを仕入れていきました。

<ソーシャルスキルアップ>は理屈もさることながら、
ハートの経験 をする場でもあります。

「上手にできること」よりもうんと大切な、
心配している場面自体に「場慣れ」することによって
「回避」をしなくて済むようになっていくことがポイントです。

来週も引き続き、同じテーマで
相手の反応や表情に 場慣れ していきましょう。

上手くできなくて当然! 
自信がない人、不安でいっぱいな人こそ
みんなで笑い飛ばせるこの貴重な場と時間を活用できますように☆

復職、転職、社会復帰へ向けて-何をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

1月の月曜日「復職準備」のテーマは、ずばり「再発予防」です。
復職面談、あるいは転職の面接でも、必ず話題になるポイントの一つです。
もちろん、皆さん自身にとっても、「再発しないこと」は今後の生活で大切なことですね。

今日は、復職や転職、社会復帰へ向けて、周囲に、何をどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いですね。
今日も、想定していた時間を大幅にオーバーして、お互いに丁寧なやりとりが続きました。

体調悪化の原因がつかめずに、再発に不安がある。
転職するとしても、今回の経験を伝えるのか、伝えないのか、まずそこから悩む。
調子よさそうに見えるけど、まだまだ本調子じゃないのをわかってほしい。
今までのブランク、決して怠けてたわけじゃない、、、

どれも、そう簡単にこれ!という答えが出るわけではありません。
だからこそ、自分が納得できるように、ゆっくり、じっくり、向き合うプロセスが必要なのでしょう。

仲間がいること、サポートしてくれる人がいること、今のメリットを最大限使って、
これからのよりよい働き方、生き方を作っていきましょう!

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職後のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていくグループです。

復職後の振り返りの中で、リワークで学んで役に立っていることは、もう1人の自分やメンターの存在が挙げられました。

ネガティブな感情が押し寄せてきたときに、もう1人の自分と会話して、自分を客観的に見るようにしている。そのおかげで否定的にならずに自分を保てている。

嫌な気分になったとき、白黒思考やべき思考に気づかせてくれる。「そんなに落ち込まなくても」と励ましてくれる。「よくやった!」と褒めてくれる、「悩みすぎ!」と突っ込みを入れてくれる。そんなもう1人の自分や、漫才の相方、キャラクターがいると、冷静な自分を取り戻すことができます。

もう1つのメンターは、心の支えになっている人で、こういうとき、この人だったらどうするかなと考えることによって、自分とは異なる意見に気づいたり、なりたい自分に近づく行動を起こすきっかけになります。

メンターを探すのが難しい、なかなか思い浮かばないという方には、自分の理想に完璧に合う人を1人と決めず、仕事、趣味などそれぞれの分野で尊敬できる人を探してみてはと提案しました。偉大な人ではなく、家族、上司、芸能人など身近な人も視野に入れてみましょう。

また、人に限らず、心に触れた言葉、座右の銘なども心の支えになります。自分が影響を受けた言葉や出来事を書き留めておき、ときどき見返すこともお勧めです。

今日は他にも、もうすぐ復職される方の不安に対して、復職された方がご自分の経験を踏まえて実直にアドバイスをされていました。

参加者からは、自分を見つめ直したり、自分にはない発想に触れられた、皆さん悩みは同じだと思った、色々な人と話して気持ちが安定した、復職の不安をどう乗り切ったか実体験が聞けて良かったという感想をいただきました。

リワークフォローアップで、自分の思いを話したり、振り返る時間を取り、リフレッシュして元気にまた1週間を始めてください。

ビジネスマナー・カラー心理

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

「ビジネスマナー」では、ビジネスシーンで話す時や聞く時の適切な言葉の選び方やわかりやすい話し方などを確認しました。

気づかぬうちに、相手に対して丁寧語で話しているつもりが、謙譲語(へりくだった言い方で相手への敬意をあらわす表現)で話してしまっていることもあります。

普段、見落としてしまいがちな言い回しを振り返ることで、より適切な言葉選びができるよう考えました。

 

何年も前に参加したビジネスマナーの研修を思い出して、再確認することができたとの感想がありました。

 

カラー心理講座では、選んだ色をもとに自分が気にかけていることなどを振り返ってみました。

選んだ色は固定されたものではなく、あくまでも今の自分の可能性について考えるきっかけを与えてくれる材料の一つです。

変化する自身の内面に目を向けてみると面白い発見があるかもしれませんね。

 

※新型コロナ感染症対策として、金曜日のグループワークは、予定を変更することがあります。

また、2月は感染予防として話言葉を使わないグループワークなどを取り入れる予定です。

プラスをシャットアウトする思考

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、考え方のくせ(自動思考)について1つ1つを丁寧に検討しています。
本日は 「 過度の一般化 」 「 レッテル貼り 」 「 心のフィルター 」 「 マイナス化 」 に取り組んでいきました。

メンタルが辛くなってくればくるほど、実際のプラスの部分が自分の意識に入ってくることなく、
マイナスの部分ばかりが頭を占領してしまうようになります。
その「現象」に気づくことで、状況にも、自分自身の思考にも、振り回されることなく
最善を選んでいくことができるようになっていきましょう。

どのように気付いていくのか、どのようにその考え方を柔らかくしていくのか
そのヒントに触れていきながら
今の自分ならどんなヒントが使えそうかも検討していきました。

ストレスとココロの境界線

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
<自己洞察ワーク>では、今週から「バウンダリー(ココロの境界線)」について検討していきます。

初回の今日は、「バウンダリーが健全にひかれていない」あの場面、この場面 …
とても具体的に振り返ってみて、今までの自分を見つめていきました。

あれ? もしかしてコレもそうなの!?

という場面の方が、
むしろ的確に自分の傾向としてキャッチできた方もいらっしゃったようでした。

人間関係の辛さやストレスは、このバウンダリーのテーマを健全にすると、
楽になっていくことが多いです。

バウンダリーという言葉そのものを初めて聞いた、という方も
1人だけではありませんでした。
自分のココロが楽になっていくセンスを構築する扉を
今日は開くことができて良かったですね!

これから皆でじっくり向き合っていきましょう。
(途中からのご参加、大丈夫です)