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双極性障害☆テーマを深く語り合う

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

疾病理解講座の双極性障害では、「双極性障害って何?」「どんな特徴があるの?」「治療方法は?」などを広く学び、理解を深めました。
また、うつ病との違いも明らかにしていきました。
自身のコンディションの変化に気づくようにしたり、家族からの指摘に耳を傾けたりすることの大切さを感じてもらえたようです。

午後は与えられたテーマに沿って深く語り合ってもらいましたが、その際に自身のコミュニケーションの練習だという意識をもって臨んでもらいました。
テーマはいくつかあり、それを選ぶところから話し合います。
「幸福」をテーマにした場合、自分にとっての幸せな時間だったり、幸せの基準だったり、最近あった幸せな瞬間だったり、思いついたことを話していきました。
途中で話題に困った時、最初に口火を切ってきかけをつくる方、話し手の話題を広げる方などなど様々な対応が見られました。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

考え方を広げる12のヒント

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、
考え方・捉え方を柔らかくする・広げていくさまざまなヒントと出会いながら
ストレス対処能力を高めていく1か月となります。

本日は「12のヒント」を元にして
実際に自分自身のテーマを題材にしてエクササイズしていきました。

12のヒント … 5つのカテゴリーでしたが、
自分にピッタリくる・使えそうなものは皆さん実にそれぞれでしたね。

お渡しした「ヒントシート」には、12のヒントのみならず、
「考え方のくせ」「更なるヒント」もぎっしり詰まっていましたが、
本日の皆さんのお声には、12ヒント以外にもかなりビビッときたものも
やはり人によってはあったようでした。

来週以降は、ヒントシートがどんどん使い倒されていくことになりますよ☆
(本日ご参加できなかった方々にもお渡ししますのでご安心くださいね。)

更に発想が実践的に出てきやすいようにエクササイズしていきましょう。
来週は、みなさんは観客&「天の声」。
気楽かつ客観的にデモンストレーションを見ながら「こうやるのか!」体験をしましょうね。

2月のアクションプランと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

2月、最初の水曜日の今日は、今月のアクションプランを考えました。

そのためには、現在地を把握することが最初です。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

今日は、初めてチェックリストをやってみたという方々も多かったようです。
復職へ向けて、どんなことをしていったらいいだろう。
考えても、なかなか明確にならないことも多いですね。

チェックリストで現状を客観的につかむことができ、すんなり受け入れることができたという方もいます。
やるべきことが明確になって、モチベーションが上がったという方もいます。

後半は、マンツーマンで皆さんのお話を伺う、個別フォローアップの時間でした。
毎週月曜日か水曜日の後半に設定しています。
ご希望の方だけですが、毎回、多くの皆さんが利用していらっしゃいます。
今日は、前半で復職を意識された方が多かったのか、復職・再就職へ向けた不安やリハビリのポイントなどを話し合った方が多かったです。

復職や転職、社会復帰へのプロセスは、一人一人でまったく違います。
無理なく、持続可能な働き方をめざすには、皆さんのリハビリもカスタマイズが不可欠!
ぜひ、気軽に話してください。

次回の水曜日はコミュニケーションのテーマに戻ります。
気持ちのいいやりとりのコツなど、無理なく自分を伝えるためにできることを考えていきましょう。
グループワークでアサーションの実践トレーニングも行います!

「人と比べてつらい」を解放する~アドラーより

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、先週に引き続き
「人と比べてつらい」(劣等感)から解放されよう、をテーマに
今の自分がどんなことを意識できそうか、アドラー(心理学)の言葉からヒントを得てきました。

「他者の評価」をまるで閻魔大王から届く通達のように絶対視したり、真に受けてしまったり。
自分自身の価値根拠を他者からの評価にしていたり。
それでは本当に辛くなってしまうだけでしたね。

また、「人とくらべてつらい」には3つの領域があり、
自分のココロがどこに居座っているかに気付いていくだけで、
目からウロコ体験となった方々も今日は多かったご様子でした。

「人からの評価を得たいがために、
自分の課題じゃないことも、どんどんやりすぎてしまって辛くなってたな。」
自分のメンタルが疲れてきてしまった経緯を自然に振り返っていた方も多かったようです。

この、自分の課題じゃないことに気付くことは、とっても大切!
今回はアドラーの言葉を「比べてつらい」からの流れで触れてましたが、
みなさんの今日の気づきは、引き続き、来週から始まる2か月間に亘って取り組む
「バウンダリー(ココロの境界線)」にも深く関連していますので、
更に理解を深めていきましょう。

劣等感、自己肯定感の低さや、うまく引けない「ココロの境界線」。
これらが対人関係のストレスの温床になっていませんか?
引き続き、癒し、解放し、楽になっていけるココロの土台をゆっくり育てていきましょうね。