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正直さを伝える・ドラマセラピー

今月のドラマセラピーは、「正直さ」をテーマに行いました。

 

何か心に引っかかっている出来事って、誰にもありますよね。

 

「本当は、こう言いたかったのに言えなかったな」

 

「咄嗟に言葉が出なくて、そのまま飲み込んでしまったな」

 

頭では「終わったことだ」とわかっていても、何度も繰り返して思い出してしまうこと、ありますよね。

 

それは、伝えられなかった後悔が残っており、まだ自分の中でピリオドを打つことが出来ないことから起きているかもしれません。

 

今回のドラマセラピーでは、自分が過去に本当に伝えたかった言葉を、ドラマの中で、相手に伝えるというワークを行いました。

 

「頭でなんどか、相手に伝えていたことはあります。でも、身体を使って、実際に伝えてみる経験って全然違いますね。とても大きかったです。」

 

参加された方からは、そんなコメントも出ました。

 

そうなんです。

 

実際に身体を使ってやってみると、「身体が納得する」のです。

 

ドラマセラピーの良さは、頭だけでなく身体を使って、理屈ではうまく言い表すことのできないものを「身体と共に出していける」ことにあります。

 

3月、いろいろなものの区切りの月ですね。

皆さんが気持ちの区切りをつけて、春に向かって進んでいけますように。

 

 

次回のドラマセラピーは4月に行います。

演技力は入りませんので、どうぞ気軽にご参加くださいね。

 

お待ちしております。

 

 

自分を大切にするとは?☆すごろくづくり

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の自己理解は『自分を大切にするとは?』でした。

自分を大切にしろと言われても、具体的にどうしたらいいかわからない。そんな思いをしたことはないですか。
そこで、自分を大切にするって一体どんなこと?どうやって?と考えてみました。
キーワードは『自分らしく在る』や『自分軸』。
日々の生活にあてはめながら、自己を振り返り、理解を深めました。
「具体的に何をすればいいのかわかった」「まずは、日々の選択から変えてみようと思った」などの感想がありました。

午後のグループワークでは、グループそれぞれにテーマを決めてすごろく作りをしました。出来上がったのは「猫の1日すごろく」「富豪すごろく」の2つです。
作り終えたすごろくを他のグループの人に渡して実際に使ってもらい感想を言い合ってもらいました。2つのすごろくの内容ですが、猫すごろくはほのぼの系、富豪すごろくはスキャンダル系と真逆だったため、新鮮な感覚で楽しめたようです。
「なかなかゴールできなくて作成している時よりも遊んでいる時の方が疲れた」なんていう感想もありましたが、笑い声も多く、心地よい疲れになったのではないかと思います。
切ったり貼ったり、人と話したり、構成を考えたり。こうした作業が脳の認知機能を高め、複雑なコミュニケーションの練習の場にもなります。
皆さんには、自身のコミュニケーションのあり方を意識しながら作業してもらいました。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”
“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

私の中の「あたりまえ」ブロック

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
「問題を先送りしてしまう、動かないのはどうしてだろう?」をテーマに
実際に問題解決法のシートでワークをしていた時に、
リアルタイムで湧き上がってきた「でもさぁ・・」な気持ちを振り返り、
皆のぶーたれをかき集めて、検討していきました。

ぶーたれる気持ちは、決して悪いものではありません。
そこにこそ「本当に動ける種」が潜んでいるからです。

どんなに意識がやろう、やらねば、となっていても、
根本のところで強烈にブレーキがかかっていて、
更にそのブレーキが実はかかっていることに気が付かない状態だったら、

できない。できない! できない!!
となってしまいますよね。

そのブレーキは自分の中の感覚は、あまりにも「あたりまえ」になってしまっている感覚で
気づきづらいのですね。
その中には、抑うつにとても関連があると言われている「自動思考(考え方のクセ)」も
ふんだんに含まれていたりもします。

本日はその隠れている「自動思考」もどんどん見つけていきました。

言葉そのものを広げていく考え方がこんなにあるだなんて驚いた…というお声、多かったです。
このシート、お守りにする…そんなお声も多かったです。

どうしても辛くなってしまうと、考え方がこわばってしまうのは自然なことです。
ですが、気づくことで、柔らかさを回復する・育てることはできるのですね。

本日の一番のブロックは、そーーーーーーーっと侵入してくる
識別できない「完璧」「理想」でした☆

来週は久しぶりにしっかり「認知」にとりくみます。
再び「考え方のくせ」を自分で気づいていけるようにエクササイズしていきましょうね。

★3月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

怒っていますか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は感情をテーマにしています。
今日は「怒り」を取り上げました。

最初に、皆さんに「怒っていますか?」と聞いてみました。
怒っています!と、自信満々に(?)答えてくださった方、、、0名。
皆さん、なぜかうつむいて、苦笑いです。

自分の怒り、感じられているでしょうか?

怒りは、強いエネルギーを生みます。
自分が大切にしている何かを侵害しようとする脅威に対して生まれる感情ですから、当然ですね。
「怒り」は、自分にとって大切なものを守りたいからこそ生まれるメッセージです。

人それぞれ、大切にしていることが違うので、実は、怒りポイントは人それぞれです。
「自分にとって」であれば、相手にとっては違うのもやむを得ないですね。
その怒りが現実的なものか、冷静に見直すことで、本当に望んでいることに手を伸ばすこともできるかもしれません。

来週は、感情とのつきあい方を探すためのツールとして、「感情ノート」をご紹介します。

★3月28日の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

3月28日(月)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

8つのOKを受け取ろう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
HSP(Highly Sensitive Person/繊細な人、傷つきやすい人)傾向の強い方や、メンタルが落ちてきている時に、
自分自身が出せなくなっているOKに気付いて、縛りをゆるめていきました。

今回のメンバーさん達では全部でいくつ出ますでしょうか。
これから集計していきます。

実際に「~~~してもいい」を書き出してみると、
いままでいかにたくさんのことを自分自身に禁じてきたか自覚できましたね。

書いているだけでも、
そして皆さんからたった1つずつを聞いただけでも
ココロが軽くなったというご感想が多く集まりました。
グループならではの醍醐味だなと感じずにはいられません。1+1=20にも30にも、です。

次回、今回のみなさんの「OK」を1枚にまとまめた皆さんの力作、お渡ししたいと思います。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日は「仕事でミスをして落ち込んでしまった」経験から、ミスを防ぐ方法や気持ちの切り替えについて話し合いました。

みなさんから体験を踏まえて様々な意見が出ました。ミスを防ぐには、

・紙で印刷して見直す

・時間をおいてから再度確認する

・同僚にダブルチェックをお願いする

・提出時に上司に「何回か確認しましたが、もう1度確認をお願いします」と言っておく

自分だけではなく、他者の目でも確認してもらうことが大切です。

また、落ち込み過ぎず気持ちを切り替える方法(考え方)は、

・失敗を数値で見える化する。100個のうち2個のミスなら許容範囲

・人間はミスをするもの、仕方ない

・寝不足や疲れていなかったか体調を振り返る

・上司が確認せず、上にあげてしまった、自分だけの責任ではない

・仕事のミスで自分の価値が否定されるわけではない

・集中が保てるように、定期的に休憩する

・嫌な気分のときは早く寝る

・完璧主義や「べき思考」になっていないか、思い出すアイテムを机上に置いておく

など、自分を責めて否定的になってしまう思考から抜け出す方法がたくさん提案されました。

その他、女性同士の人間関係、昼休みや余暇の過ごし方について、解決方法や実体験を語り合いました。

みなさんからの感想は、

・1人で考えても案が出てこないので、みなさんの意見が聞けて良かった

・自社では当たり前のことが他社ではそうでないことに気づいた

・仕事の評価は仕事だけの評価であって、自分の価値が下がるわけではない、自分が否定されたわけではないという言葉に勇気をもらった

・完璧主義や「ねばならない」になっていないか自分に問いかけてくれるアイテムを準備したい

などでした。

日頃抱いている疑問や不安は、みなさん同様に感じていることです。みなさんで、健康に長く働き続けられるように意見を出し合いましょう。

自律訓練法☆皆の情報を集めよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中は、自律神経(交感神経と副交感神経)について学んだあと、自律訓練法の実践を通し、自己暗示がもたらす効果について考えていきました。

自律訓練法は、決まった言葉(公式)を唱えながら、緊張をとりのぞいて心身をリラックス状態にしていくものです。

慣れてくると、リラックスしたい時に、サッと短時間で集中できるようになります。

また、適度なリラックス状態を体験することで、自律神経のバランスも整いやすくなります。

「本当に手があたたかく感じた」「実践したら眠くなったので寝る前にやってみたい」などの感想がありました。

 

午後の実践チームワーク「皆の情報を集めよう」では、あるテーマパークに関する情報を各人が持ち寄り、テーマパーク全体の情報をまとめて明らかにしていくという作業を行いました。

 

断片的な情報をそれぞれが持っているため、言葉のパズルのような感覚です。

こうした曖昧なものを明らかにしていく過程で、ある人は書記、ある人はまとめ役など自然的に役割分担ができていたように思います。

また、このような話し合いの際には、自身のコミュニケーションのあり方を振り返ってもらえればと思います。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

動けなくする「ブロック」を溶かす

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
問題が解決していく方向へココロもカラダも行動も向いていかない
解決を阻む思考の落とし穴 … ブロック/壁/トラップ(罠)のありかを見つめていきました。

問題だな~と思っていることを何とかしようといつも思っているものの
全然上手くいかない。改善に動いていけない …

そんな状況の中には、
さまざまなブロックが無自覚にたくさん潜んでいたりします。

本日も最初に「 問題解決法 」のワークシートをしながら、
その場でリアルに湧き上がったブロックをそれぞれメモに残した後で、
デモンストレーションをして、
明晰化、目標の作り方、手段の出し方等、細かなコツを皆さんと共有しました。

★客観的に他の人のケースを見せてもらいながら、
「ココをこうして書けると、更に効果的だね☆」なポイントを示してもらえると
ああ、ホントだ、自分もできてるつもりだったけど、同じように抜けてたな、と気付けた。

★ただ聞いてるだけじゃなくて、
実際にリアルなケースを(デモで)見る・自分でもやってみると、
プリントで「大切だよ」と言われた事が
どうして大切なのかが身をもって感じることができた。

などなど、今日は皆さんからのコメントだけでとても為になる小冊子が1冊作れそうな
深い気付きの数々でした。

また、
みなさんから事前に集めておいたブロックについて
1つ1つ具体的に対処法、意識の広げ方を検討していきましたが

こちらも小冊子レベルで濃密な気付きの数々が集まりました。

それもそのはず。

コレができなくて
コレにはまって

いままで動けなかったり、ちっとも解決できなかったりして、苦しかったのですものね。

ブロック、というと悪者のように聞こえますが、
実はそれらこそが、本当に動いていけるようになる「宝の扉」。
来週も引き続き、リストを元に皆で向き合っていきますよ。

これからの自分に向けて
何の役にも立たなかった「 自分の中の当たり前 」、心地よく解放させてあげましょう!