ブログ

考え方を広げる12のヒント

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、認知再構成法をベースにし、
考え方を広げるために様々なきっかけとなりそうなヒントをココロの引き出しに入れていきました。

お利口にならないこと。
優秀であろうとしないこと。
理想のドラマにハマらないこと。

本日はココが最も印象に残ったり、腑に落ちた方が多かったご様子でした。

自分じゃない自分になって広げたとしても、
やっぱり「ちがう」の方が優勢になってしまいますよね。
「いまの自分」の現実的な受け取り範囲でOKなのです。

今週は「12のヒント」でお時間いっぱいになってしまいましたので、
来週「プラスアルファ」の要素をやっていきましょう。
実践的に使えるヒントを更に増やしていきましょうね。

また、来週はデモンストレーションを通して客観的に気付くワークを実施します。
みなさんはオーディエンス(観客)かつ「天の声」。
皆で「発想ってこんなにいろいろあるものなんだ」を体験していきましょう。

アサーティブに考えるって難しい、、、、

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、アサーション・トレーニングの連続テーマに取り組んでいます。
アサーションというのは、自分をまず尊重し、その上で相手のことも尊重する自己表現です。

自分の要求や思いを率直に表現するのは、なかなか難しい、、、
でも、その前に、自分が何を伝えたいと思っているのか、わかることが最初のステップです。

そして、何を伝えたいかわかったとしても、もともとの考えが、アサーティブでなかったら?
今日は、そんな自分の考え方に影響するような、不合理な思い込みがないかを考えてみました。
私たちは、これまでの経験や社会通念、常識といった、外側の基準で自分の考えを決めていることが多いものです。

その多くは、自分の中に「あたり前」として潜んでいます。
そのあたり前を改めてとりだしてみると、その思いが、どれほど自分をきゅうくつにしていたかに気づけるかもしれません。

自分の思いや考えを率直に伝えてもよい。これは、権利であって義務ではありません。
私達には、伝える自由も、伝えない自由もあり、どちらも自分の意志で選択することができます。
今日、みなさんが難しい、、、と思ったポイントはどんなことでしょうか?
話し合っていた時には、「責任を取ることができる」という姿勢を、難しく感じていた人も多かったようでした。

アサーションの基本は、自分の権利と自由を大事にすること。
そして、相手にも同じ権利と自由を認めることが大前提です。
自分を大切にできないと、もちろん、相手も大切にはできないですね。

さあ、次回は、実際にアサーティブに伝えるには、どのようなやり方があるか、具体的な伝え方を考えていきましょう!
相手も、自分も尊重してコミュニケーションするには、ちょっとしたコツを覚えておくとよいかもしれません。
練習あるのみ!ですので、ロールプレイを通して実践もしてみます。

心の境界線、大丈夫?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

火曜日の<自己洞察ワーク>では、今週から3週間に亘って「バウンダリー(ココロの境界線)」について検討していきます。

必要以上に相手のご機嫌を気にしすぎてしまう。
自分の仕事じゃないけれど、コレをやらなきゃ回っていかないから、ついついやってしまう。
他の人が怒られていると、自分自身も怒られているような気持ちになって辛くなってしまう。
素になれない。ホンネを言えない。
いつも自分だけが犠牲になっている。

「わたしとあなたの適切な境界」の感覚が育ってくると、
これらの苦しみから解放されていくことが多いです。

今日、印象に残ったご感想の中には
「心の境界線」とは「予防線」とは違うのだということが分かった。
防御するだけのものではなかった。
敵対するとかそういう感覚でもなかった。
などの勘違いがクリアになったというお声も複数ありました。

境界線、決して冷たいものでもなかったですね。

 

来週は「バウンダリーを育てる6つの大切なこと」に触れていきましょう。
じゃあ、具体的にどうすればいいの?
自分のペースで身に着けていきましょうね。

これまでの経緯を振り返ってみよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

6月の月曜日は、復職や社会復帰へ向けて「リハビリのポイント」を考えています!
体調を崩した経緯も人それぞれ、もどる職場も、望んでいる自分もそれぞれ。
となると、リハビリして備えておきたいポイントも、人それぞれです。

今日は、今月のキモ!でした。「体調を崩した経緯を振り返る」ことをしてみました。

体調を崩した経緯やおかれている状況は人それぞれ。
当然、ストレスの原因になったことも、みな違います。
ストレス経験を振り返ることで、自分にとって何がストレッサーとして大きかったのかを知り、再発予防に役立てることができます。

実際には、ある一つの出来事だけが、ストレスを生んでいたわけではないのかもしれません。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって効いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

辛い経験を思いだす作業なので、正直、とってもしんどいのです!
それでも、皆さん真剣です。無言でワークシートをどんどん埋めていきました。
しんどかった!疲れた!そんな感想が多いプログラムですが。それだけでなく、いろいろな言葉がうまれましたね。
今回は、前に一度やったけど、前より、しんどくなかった。
初めて、真正面から向き合うことができた。
書き出してスッキリした。客観的にみてみると、結構大変だったな、自分。

それほどハードなワークを達成できたこと、そしてつらい経験を振り返ることができたことで、今日のところは十分です。
その一方、振り返るだけでハードだったということは、客観的に振り返り、冷静に対処できるようになるには、もう少し時間が必要ということかもしれません。
少しずつ、自分のリソースをふやしながら、リハビリを進めていきましょう。

さて次回は、働くモチベーションのありかを探してみましょう!
働いてきて、辛いことばっかりでしたか? そういうわけじゃないんじゃないかな?
自分にとって、働く意欲につながったこと、探してみましょう。

月に1度のなんでもとーく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度のフリートーク「なんでもとーく」を実施しました。
さまざまな分野の話題を分かち合っているのに、それぞれの話の中で自分自身にとって必要な要素を吸収できるのは面白いですよね。

再発防止とココロのメンテナンスとして土曜日の時間を上手に使いこなしていらっしゃる方々の姿に触れて
「流れには乗るけど、流されはしない」ことの大切さに私自身も想いを馳せました。

自分のペース、引き続き大切にしていきましょうね。

来月は7月9日(土)を予定しています。

電話・メール応対の基本★コラージュ療法

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークは『復職支援』です。

「電話応対・職場のメールマナーの基本」では、メールのCCやBCCって何?など基本的なメール使い方の確認を行ったり、効果的な件名の入れかたを考えたりしました。

また、電話の相手の声が聞き取れないけれど、何度も聞かないといけなくなった時はどう伝えればいいのだろ?など素朴な疑問も交えて学びました。

 

午後は雑誌などを切り抜いて貼るコラージュ療法を行いました。

好きな雑誌を選んで、その中から好きな言葉や画像を切り取り、思うままに画用紙に貼っていきました。

自分の心にグッときた画像や文字を集めるのは楽しい作業です。

そしてできた作品は、それぞれの個性が詰まっています。

 

最後にできた作品を手にしながら、自分の思いを語り、皆でシェアしました。

ストレスの全体を見渡す

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレスを感じた時の全体像を見渡してみました。

ストレスを感じた出来事や状況からはじめ、
どんな感情が湧いたの?
その直前にはどんな想いが湧き上がったの?
体の感覚はどんなだった?
思わずとってた行動ってどんな?

実際に書き出してみると、それだけでもスッキリした方もいらっしゃいましたね。

今回のワークで、皆さんの一番ポイントになった点は、
「出来事・状況」をもっと具体的に! … ということでした。

自分のストレスセンサーがオンになるのはいったい出来事のどの部分なのか?
自分自身の経験なので、分かりきっているつもりになってスルーしてしまっているところが
実はかなり鍵になっているポイントだったりすることも多いです。

その具体的なことが改めて炙り出されていくと
自分が何に反応していたかがようやくはっきり理解できたりしていましたね。

書き出すことは本当に大切です。
ちょっとずつ習慣にしていきましょう。

アサーションってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

6月の水曜日は、一か月かけて「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重して円滑な対人関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、攻撃的なスタイル、非主張的なスタイルをとることが多い方もいるようです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?
アサーティブになれない原因はどこにあるのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直にコミュニケーションをしていくことで、かえって葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
「人生で大切なもの・こと」お互いに大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合ってみました。
3グループ、いろいろなアイディアは出ましたが、今日はどのグループも合意できましたね!
いろいろなアイディアを聞くことができて、自分にはない視点があった。
合意形成って難しいけど、少数意見でも、意見の数が少なくても、声が小さくても、聞いてもらえるともやもやは小さいかも。
振り返りでも、率直な感想が聞かれました。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!

劣等感とは何ぞや?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では先週に引き続き
「人と比べてつらい」という気持ち=劣等感について取り組んでいきました。

今日の取り組みの中で、劣等感と言ってもさまざまな様相があり、いま自分がどの状態の中にいるのかに気づくだけで
更に自分を苦しめる方向づけから外れていけることを体感できた方も複数いらっしゃったご様子でした。

「ただ、きづく」の大切さを今日も改めて確認できましたね。

土曜講座 アンガーマネジメント2

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はアンガーマネジメントの2回目で、怒りの対処方法を学びました。

怒りのピークは6秒と言われています。ついカッとなって怒鳴ったり、物に当たったりして、少し経ってから後悔して血の気が引く。つまり衝動的な言動を取る前に6秒だけ待てば、怒りに任せた行動をせず冷静になれます。

 

すぐに効く方法としては、

・怒りを感じたら10点満点中何点か頭の中で数値化して、採点に注意を向ける

・頭の中で数を逆算して怒りから注意を逸らす

・特定の言葉を唱えて心を落ち着ける

などがあります。

他にも、深呼吸する、その場を離れるなど、怒りの6秒をやり過ごす方法を学びました。

 

さらに、時間をかけて怒り体質を変える方法として、

・怒りを記録して怒りの傾向を知る

・怒りに繋がる「べき思考」を見つけて、妥当かどうか見直す

・ちょっとした幸せを記録して、幸せ体質になる

など、思考や行動を変えていく方法を学びました。

 

みなさんからの感想は、

・怒りへの対処法が具体的に知れてためになった、いくつか方法を試してみたい

・更に学びを深めて人間関係を良好に築いていきたい

・ハッピーログをつけて、夜寝る前に今日1日のハッピーだったことを思い出して幸せな気持ちになろうと思う

などでした。

 

来月7/2は、アンガーマネジメントの3回目で、怒りを上手に伝える方法に取り組みます。興味のある方は、ぜひご参加ください。