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認知行動療法*ケーススタディ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週火曜日午前中は 認知行動療法 を実施しています。

今週はケーススタディを2件みなさんから事例を提供していただき、検討していきました。

*ケーススタディとはいえ、まるで先週の「ストレスあるある」のようで、2件とも同じような経験を私もしていてドキッとした。

*この事例は「考え方のクセ」とは程遠いだろうなと高を括っていたのに、ハッとさせられた。これを最初から自力で気が付くのは難しいので、こうして気付くコツを体験できて良かった。自分は要領が悪いので、同じように何回も繰り返して身に着けていきたいです。

などなど、みなさん深い気付きがたくさんあったご様子で何よりです。

先週・今週と、1件2件をじっくり皆で検討していくスタイルをとりましたが、いよいよ来週から4月・5月と2か月間「考え方のくせ」を1つ1つ自分自身のケースに当てはめて、じっくり丁寧に向き合っていきます。

この2週間よりは単純に、でも基本をしっかり、そして深く自分のクセに気付いていきましょう!

午後の<>では色を通して自分自身と向き合いました。

皆さん共通のとても大切なテーマを今日はこの4本を通して分かち合いました。

 

こちらは題して 大吉の光

復職支援プログラム(新しい職場になれる)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
今日は、復職支援プログラムとして、『新しい職場になれる』ということをテーマにワークを行ないました。

新しい職場に行くといろんな問題やストレスが発生しやすくなります。
そこで、新しい職場に行くと、どんな状態になりやすいのか、その心理メカニズムについて解説。
そして、新しい職場になれるための心構えや方法についてみなさんと話し合いました。

上記の写真は、様々な問題に対する対処をフィッシュボーン図を使って整理したものです。

たくさんの対応方法があることがわかり、不安がなくなるわけではないけど、

「なんとかなるかも」という気持ちを持つことができたと思います。

 

午後はSSTとして、分からないことを質問するときについて、
様々なシチュエーションを想定して練習しました。

聞きたい人が忙しそうにしているとき…
同じようなことを聞かないといけないとき…
怖い先輩や上司に聞かないといけないとき…

などなど。
怖いものは怖い。質問しにくいものは質問しにくい。
でもある程度、どんな反応が返ってくるか、そのときはどう対応したらいいか
想定していればなんとか乗り切れるもの。

とってもいいシュミレーションになったと思います。

内転筋を柔らかくし、強化するヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

金曜日のヨガは、内転筋を柔らかくし強化するがテーマでした。

内転筋とは、太ももの内側にある五つ筋肉の総称で、太ももの外側の筋肉とともに、骨盤を安定させる働きをします。

内転筋の衰えは、O脚になってしまったり、内ももの見栄えが悪くなってしまいます。

骨盤底筋のゆるみが原因となる尿もれにもつながります。

内転筋を引き締めると骨盤の緩みが整い、股関節を正常な位置に保つことができ、重心をとりやすくなります。

ですので、ヨガでは、バランスポーズが安定しやすくなります。
グラグラしにくくなります。

本日行った初心者の方にもにもやりやすいポーズは、
バッタコナアーサナで内転筋群を柔らかくし、セツバンダアーサナで、内転筋を強化しながら骨盤矯正につなげました。

内腿を意識しながらポーズをとってみてください。

アサーションIメッセージ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は、アサーションについて行いました。

アサーションとは、自分も相手も大切にする自己表現のことで、自分の考え、欲求、気持ちなどを率直に、正直に、その場の状況にあった適切な方法で述べることです。自己表現には、非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現があります。時と場合、相手等によって、3つの自己表現を使い分けているかと思います。

本日は、アサーティブな自己表現の手段である、Iメッセージでの伝え方を中心にアサーティブな自己表現について行いました。Youメッセージで人にお願い等をすると、命令等と感じとられてしまう恐れもあります。

そのため、普段の自己表現の仕方を振り返り、Iメッセージで伝えたい場面についての分かち合いをいたしました。仕事の場面、友人との関係等、様々な視点からIメッセージを検討いたしました。

また、Iメッセージ以外にも、DESC法や認知面からのアプローチによる表現の検討等も行いました。

人に伝えにくいことを伝える場合やお願いする場合には葛藤と伴うことがあります。上手くIメッセージを活用いただけましたら、と思います。

 

その先にあるいい事は?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週水曜午前中の 自己洞察ワーク、今週は「チャンクアップ」というワークを皆で取り組んでみました。

これが手に入ると、その先にどんないいことがあるのだろうか?

そんな問いかけを繰り返していくと、自分が最も大切にしていることが明確になっていくワークです。

私達はどうしても目の前のことに右往左往してしまいがちですが、その右往左往している理由ってそもそもどこからやってきているのだろう?といった発想が身についていくのも、このワークの魅力の1つです。

午後イチには 生活スタイルチェック、今週は「運動」でした。

午後のメインは <個別ワーク> *Office* 集中トライアル 。  ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

今日は昨日の話から 「 ストレスコーピングリスト」を作成された方が多かったですね。一旦復職してしまったら悠長に作成している時間はないでしょうし、ストレスまみれになってしまった時には発想もそんなにしなやか・豊になれないことが多いです。ですので、ストレスを感じた時、まるでレストランのメニューでも見るかのように、自分をいたわるアラカルトメニューリスト を今の内に用意しておいてあげることは、とても大切な1つです。

みなさん、集中してコーピングの引き出しを作っていらっしゃいました。

認知行動療法*ストレスあるある

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

毎週火曜日午前中は 認知行動療法 を実施しています。

今日は「ストレスあるある」と題し、皆さんから実際にあったストレス場面を題材に出していただき、皆で検討していきました。

今日提供していただきましたお話も、それはそれは絵にかいたような「THE・ストレスあるある」のビジネスシーン。あまりにもあるあるな話でしたが、どんどんみなさんと一緒に気付きを広く・深くしていきました。

今日はたった1つの「あるある」でしたが、どの業界にも共通して聞くような「あるある」でしたので、皆さん自分自身にも重ねてながらの振り返りができましたね。

戴きましたご感想には、たくさんの気付きが記されていました。

「どれだけ自分も『べき』まみれだったか気が付いた。まるで自分のことのようだった。」

「『できること』と『できないこと』の識別 … そんな概念が今までなかったのでハッとした。」

「他人事だから客観的に振り替えることができたことによって、自分に置き換えてみた時に素直に『ああ、そういうことだったのか』と気付くことができて良かった。ダイレクトに自分自身のこととして向き合ったら、ダイレクト過ぎてまだ怖さや辛さの方が大きかったかも。」

「明日の個別ワークで『ストレスコーピングリスト』を作ろうと思います。」

… そんなお声もそれぞれ複数挙がっていました。

そうですね! ケーススタディ、それも実際の話をネタにして、他人事だから気持ちを楽に、でも真剣に … の取組みスタイルは、大きな気付きと成長をもたらすことが多いです。1人きりよりも皆と一緒に!今日もお互いに善き刺激を受け合いました。

これからも毎週火曜日の認知行動療法のエクササイズでは、決して「知ってる」だけで終わらせない というプログラムポリシーで、マラソンのように繰り返し繰り返し、手を変え、品を変え、さまざまな切り口から実際に使えるように身に着けていきましょう!

午後の<>では、第3週目恒例「アートヒーリング」でした。

今日は3名の方がアートにデビューされました。今日の感覚 … 忘れないでいられるといいですね☆

 

音楽鑑賞と自己表現

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は午前中は感性を磨くため、みなさんと音楽鑑賞をしました。私も普段は音楽は曲のほうにフォーカスしていますが、立ち止って歌詞を味わってみると、とても奥深いものが表現されていることに気づかされます。

何を伝えたかったのか、なぜこの言葉をチョイスしたのか、この歌詞や情景の裏にどんな心理描写が描かれていのか、などなど。限りある言葉の中で、アーティストごとの表現の工夫が感じられます。そうすると、何気なく聞いているときと、感じ方が変わってきて、いろんな想いがこみ上げてきます。

 

午後はその感性を活かして、午後から利用者さん同士でインタビューをしてもらいました。感性を活かしたコミュニケーションは、単なる情報のやり取りだけでなく、より深いレベルでの相互交流になります。10分という短い時間でインタビューして、3分にまとめて他己紹介してもらいましたが、それぞれに、豊かな世界があることを改めて実感しました。コミュニケーションの奥深さ、楽しさを実感することができました。

ハムストリングを柔らかくするヨガ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

昨日のヨガはハムストリングを柔らかくするヨガでした。

ハムストリングは太もも裏の筋肉です。

普段から運動をしない人や座り仕事の多い人などは、ハムストリングが硬くなりやすいです。

ハムストリングスが短縮してしまうと骨盤後傾になりやすいです。そうなると骨盤につられて腰椎は後弯位になってしまいます。

これは腰痛の原因になります。だから腰痛の人はハムストリングスが硬い人が多いのです。なのでしっかりとハムストリングスを伸ばす必要性があります。

 

今日行ったポーズのひとつ、ウッターナアーサナ

硬い方は左のように、お腹と太ももの前部分をつけてから、膝を深く曲げ、無理をせずに少しずつ膝を伸ばしてみてください。痛いようであれば、膝は曲がったままでいいので、ハムストリングの伸びを意識しながらポーズをしていきましょう。

 

ハムストリングは痛めやすいので無理をしないでくださいね〜。

 

 

疾病理解講座「軽症のうつ病」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「軽症のうつ病」について行いました。

NHKきょうの健康「うつ病信頼できる最新治療『軽症のうつ病』」に基ずいて、うつ病の症状や治療方法等ついて説明した後、レジリエンスを高めるためにできることについて話し合いました。

偏った考え方について、改めて考えてみること、自分の状態を言葉にして伝えること、良かった出来事を振り返ること、嫌なことも嫌なこととしてそのままを認めること、好きなことを行う時間を作ること等、様々なことがあげられました。

自分について考えた際に、不思議と良いところではなく悪い面が目につきやすいかと思われます。努めて良い面を見るようにすることも一つかと思われます。

また、心身の健康管理のために日常生活で心がけていることについて、睡眠リズムを整えること、気持ちを前向きにするようにすること、自分のコンディションを把握し、それに応じた対応をすること、考え等を伝えるようにすること等、意見がありました。

軽症のうつ病では、症状が比較的軽く、どうにか、仕事等にも行くことができる状態です。そのため、無理をしてしまいがちですが、自分の状態に気づき、対応されることも必要かと思います。

本日の小ワークではジョハリの窓を行いました。ジョハリの窓とは、コミュニケーションを円滑化させるために提案されたモデルです。このモデルには、自分にも他人にもわかっている「開放の窓」、自分には分かっているが他人にはわかっていない「秘密の窓」、自分にはわかっていなく他人にわかっている「盲点の窓」、自分にも他人にもわかっていない「未知の窓」があります。

この領域の使い方によって、コミュニケーションの取り方が異なります。

まずは、それぞれの窓に自分のことを記載いただき、まずは開放の窓に記載されたことについて分かち合いました。そして、自分では気づいていない、他の参加者からフィードックされたことを盲点の窓に記載し、分かち合いました。

このようなことを通じて、開放の窓が広がっていくことを実感いただけたかと思います。

コミュニケーションは開放の窓で成り立っています。自分のことを他者にわかってもらうことで円滑なコミュニケーションにつながるかと思います。

 

 

心の習慣作り(スキーマ療法とは・・・)

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、心の習慣作りのワークを行ないました。このワークは認知行動療法の1つ、スキーマ療法に基づいています。

人生を振り返り、スキーマという無意識レベルの心の習慣に光を当て、より生きやすい心の習慣を身につけていこうとする取り組みで、本当は1~2年かけてゆっくりじっくり時間をかけて進めていきます。しかし、当院ではリワークのみなさんに合わせるため、数ヶ月でできるように試行錯誤中です。

今日はスキーマ療法の考え方と全体の流れを説明した上で、各自の人生を振り返ってもらいました。

午前中は時間をかけて、ゆっくり例を挙げたりしながら説明し、マインドフルネスに取り組みました。午後はそれぞれのペースで、ワークに取り組んでもらいました。

時間のかかる作業ではありますが、みなさん取り組まれるといろんな角度から自分の人生を振り返るので様々な気づきがあり、人生の宝物に気づかれたようです。