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こんな時どう伝える?★実践チームワーク

午前中の復職支援では、職場で言いづらいことを伝えるときのコツについて話し合いました。
例えば『上司や先輩が適切な対応をしていないため、成果が上がっていない』状況に対して、どのように伝えるのがいいでしょうか。
よくある対応として『適切でないことをはっきり指摘する』『目上の人に指摘はできないので諦める』などがあります。でも、両者とも円滑なコミュニケーションができていません。

これ以外にも、事例をもとに必要な考え方と言い回しについて皆で考えながら学びました。

午後の「実践チームワーク」では無人島に漂着した想定で話し合ってもらいました。
一つの目的に沿って話し合ったり役割分担をしたりする中で、多数決に頼らず、じっくり話し合って決断をしていくことが求められます(合意形成)。
無人島には限られたアイテムしか持っていけない設定ため、そこでそれぞれの個性が出ます。
水は一日にどれくらい飲むだろうか。寝る時に必要なものは?食料はどうやって調達するか?など先を見通した選定をしなければならないため、皆、真剣でした。
フォークやスプーンは持たず「現地の枝でお箸を作ろう」、「夜は火を絶やさないよう交代で寝よう」、「〇〇さんは魚をとってきて、〇〇さんは野草を」など、必要な役割を考えていきました。

こうした話し合いの機会から、自身のコミュニケーションのあり方を振り返る材料にしていただければと思います。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

今動けるちから

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では「行動」の部分に焦点を当てて取り組んでいきました。
ストレス場面では、しんどくて思わずとってしまっている行動が
次の(そしてさらに大きな)ストレスを生み出してしまっている…ということが少なくありません。

本日はストレスだな~と思うエピソードを書きだしてみて
その中で何が自分にとって一番問題なのか・厄介なストレスとなっているのかを見つけ
それに対してどう行動していけると良いのか
一連のプロセスをワークしてみました。

どう動いていくか、には大切なポイントがいくつかあるのですが

実際にワークをしてみると
「今までどうして問題が解決できなかったか分かった気がする」というお声が
半分近く集まったのがとても印象的でした。

それぞれのステップにも「コツ」があるのですが、
それぞれのステップで

ああ!コレやらかしてる!
ああ!ここ、無視してたかも!
ああ!理想化しすぎてたかも!

「落とし穴ですよ~」とお伝えしたポイントに
聞いた後にワークとしても、まんまとハマっている自分に気づいて
初めて知識がリアルになった。体験することで「ああ、本当だ」と自覚できたご様子でした。

来週は
動ける自分になっていく「パワーワード」
動けない自分になっていく「NGワード」を整理していきましょう。

傷つきやすさから自分を守る

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
HSP(Highly sensitive person) ココロのアンテナが鋭敏過ぎてつらい人
外からの刺激を必要以上に強く感じてしまってつらい
… そんな状態になっているカラクリを紐解いていきました。

「8つのOK」では、本当にいいの?とビックリされた方もいらっしゃったようです。
今までいかに自分に当たり前のように禁じて生きてきたのか …
振り返ることができた方も。

自分の傾向とココロの習慣って
本当に気付きにくいですよね。

それが繊細過ぎる、深追いしすぎる、シュミレーションしすぎる、共感しすぎる …
いろいろな「すぎる」にも振りまされるのですから、頭もココロも疲れ切ってしまいます。

客観的に自分の状態に気付く事によって
「OK」ができる扉が自然にほんのちょっとずつ開かれていくプロセスを
自分自身にゆっくり与えていきましょうね。

そのとき、何が?-ストレス経験の振り返り

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

3月の月曜日は、復職や社会復帰へ向けて「リハビリのポイント」を考えています!
今日は、そのなかでも大事なポイントの一つ、自分の休職した経緯、体調を崩した経緯を振り返ってみました。

体調を崩した経緯やおかれている状況は人それぞれ。
当然、ストレスの原因になったことも、みな違います。
ストレス経験を振り返ることで、自分にとって何がストレッサーとして大きかったのかを知り、再発予防に役立てることができます。

実際には、ある一つの出来事だけが、ストレスを生んでいたわけではないのかもしれません。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって効いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

辛い経験を思いだす作業なので、正直、とってもしんどいのです!
それでも、皆さん真剣です。無言でワークシートをどんどん埋めていきました。
そのときの自分がどんな風だったのか、くまなく書き出してみると思いがけない視点も生まれてきたようでした。

そうやってみると、結構、自分大変だったな、、、、とも思えましたね!

最後に、グループで振り返りをしたとき、皆さんの力がふと抜け、堰を切ったように言葉があふれていましたね。
大変だったし、疲れたけど、頑張った!やりきった!
そんな達成感や充実感が皆さんの表情に浮かんで見えました。

さて来月は、働くストレスの背景にあるかもしれない”ミスマッチ”を探っていきましょう。

月に1度のなんでもとーく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもとーく>でした。
本日も様々なお話をみなさんそれぞれに語っていらっしゃいました。

月に1度だけ自分自身を確認するために
月に1度だけ回復のプロセスで得た大切なことを思い出すために

この時間を有効に利用していらっしゃる皆さんのその姿勢は
実にしっかりと自分自身を支えているのだなと本日も感じました。

また来月、お会いしましょうね。

アンガーマネジメント★道順を明らかにしよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークは『アンガーマネジメント』です。
アンガーマネジメントとは、「怒り」よって大切な人間関係を壊してしまわないよう、「怒り」を適切に扱える技術を習得することです。
短期的あるいは長期的な対処法がありますが、まずは取り入れることができそうだと感じるところから始めてみるのがいいでしょう。
「怒りの前の感情を振り返ってみたい」「怒りが出てきたら、数を数えたり深呼吸をして乗り切りたい」といった感想がありました。

午後のグループワークでは、一人ひとりに配られた情報(ヒント)をもとにグループで話し合い、道順を明らかにしていきました。
その過程で、他者の意見を尊重しながら聞くことや自分の意見を表明していくことを体験していきました。
とにかく考えるので、ちょっとした疲労感が出ます。
しかし、達成できた喜びも同時にあり、また、こうした負荷をかけることで復職にそなえていくことができます。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

つらさに潜む考え方のクセ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、先週に引き続き

つらい「あるある」エピソードの中に隠れている自働思考を見つけて
それを通して自分自身の今までも振り返ってみました。

あるある!
自分もあるある!
ああああ、やってるやってる!

… な反応がたくさん、たくさん、でましたね!

客観的になってみると、今までの自分だけじゃない発想が自然とでてくることにも気付けました。

「広がる考え方のヒント」のシートに書き込んだ自分自身への言葉かけのフレーズを
これからちょっとずつ増やしていきましょうね。

コミュニケーション-そもそもの話

こんにちは。
南浦和クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日、コミュニケーションのテーマは、「そもそもの話」です。
そもそも、私たちはなんのためにコミュニケーションするのでしょうか。
そのあたりから、じっくり考えてみる一か月にしたいと思います。

そこで今日は、「コミュニケーション」って何だろう?という、基本的なことをとりあげました。
「コミュニケーションできた」というのは、どういう状態だと思いますか?
参加者の方からは「相手に理解してもらえる」「言葉のキャッチボール」などの意見がありました。
では、自分のコミュニケーションに癖やパターンはありますか?
聞き役になってしまう、自分の意見を話す勇気がないなど、たくさんでてきました。

どうやら、相手と自分の両方がいてなりたつことは十分意識できているけど、なかなか、日ごろは難しいのが実際のようです。

後半は、それを確認する実験!をワークでやってみました。
同じ情報を聞いているのに、それぞれが表現したことはまったく違っていました。
ここまで違うとは、驚きましたね!

お互いの枠組みがこんなに違うのかー。ならば、どうしたら共有できるでしょうか?。
見える形にすると、ミス・コミュニケーションは歴然。
日常では、これが頭の中だけで続いているということなのです!

そりゃ、わかりあえないことの方が多いかもしれませんね。

いろいろ考えることが多かったプログラムでした。
次回は、コミュニケーションの行き違いを生む、もう一つの大事な背景。
身近な対人関係を見直して、役割と期待について考えていきましょう。

働く力を回復しよう!-リハビリのポイント

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

月曜日は、復職や転職、社会復帰に向けた準備につながる取り組みを進めていきます。
そのなかでも今月は、「リハビリのポイントをつかもう!」
復職・再就職へ向けたリハビリと言われて、何をどうしたらよいのか、とまどうことはありませんか?
実際には人それぞれ、何がストレスになったのかも違うはずです。
そのため、働き始めるまでに、何をどう整えていったらいいのか、自分なりのポイントを理解することが大事です。

今日は、「働く力を回復する」ために、とりもどしておきたいポイントをつかみ、リワークをどう使っていけばよいかを考えました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましょう。

皆さんが今に至った経緯も、もどっていきたい行先も、それぞれ違います。
ということは、リハビリしておきたいポイントも、そのための工夫も、本当に一人ずつ違うのです。
今日は、復職直前の自分をイメージすることで、より現実感をもって復職へのモチベーションが感じられた方が多かったようです。

来週は、ご自分のこれまでの経緯から、何が体調悪化の背景にあったのか、振り返っていきましょう。
辛い経験を思い出すことにもなるかもしれません。
だからこそ、家で、一人でやらずに、みんなのいる、外の場でやった方が、切り替えられることもありますね。

土曜講座CBT  自分応援団

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今日は土曜講座CBT「自分応援団、自分を励ます言葉、癒す言葉をみつけよう」でした。

まず自動思考のおさらいをして、最近落ち込んだ出来事を思い出し、その時浮かんできた自動思考をつかまえました。そして、その自動思考を客観的に見て柔らかい思考に変え、自分を励ます言葉を考えました。

また、自分を客観的に見る第三者を思い浮かべたり、今まで自分が励まされた言葉を集めました。

みなさんからの感想は、

・CBTは学習を繰り返す毎に、忘れていたり、自動思考に支配されていることに気付く。定期的に振り返って自動思考に気付くようにしたい。

・RWでもCBTをしているが、なかなか定着しない。何度も繰り返して習慣化できればと思う。

などでした。

RWで学んだことを思い出したり、日ごろから使えるように、土曜日にもときどき参加してください。