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不眠に取り組む 認知行動療法

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

本日は、「不眠に取り組む 認知行動」6回シリーズの初回でした。

入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、日中の倦怠感など、成人のおよそ4人に1人が不眠に悩まされていると言われています。

不眠の認知行動療法では、睡眠に対する考え方や行動を見直して不眠の改善を図ります。

今日はまず、認知行動療法について学び、瞬間的に浮かぶ考え「自動思考」が感情や行動を左右することを確認しました。

皆さんは、睡眠に対しても「~すべき」「~ねばならない」という自動思考をお持ちではないでしょうか。

例えば、「6時間以上寝なければならない」「寝る前にスマホを見てはいけない」など、睡眠に対する自分なりのルールはありませんか。科学的根拠があるもの、そうでないもの、またはただの思い込みかも…

その思いに囚われて、余計不眠を悪化させていたり、苦しくなってはいないでしょうか。

皆さんから「〇時間寝なくてはいけないは確かにある!」「〇時間眠れないと焦ってしまう!」という声が聞かれ、「うんうん」と頷かれていました。

今後、皆さんの中にある思考のパターンに気づき、それらが本当かどうか検証して、新たな認知を構築して実践していきたいと思います。

今日は他にも、皆さんが日頃行っている不眠対策を挙げていただきました。ハーブティーを飲んで身体を温めたり、カフェインやアルコールを控えたり、入浴時間を調整したり、様々な取り組みをされていることがわかり、お互いの参考になりました。

参加者からは、睡眠に対して「~であるべき」という項目を自分でたくさん作っていることに気づいた、認知行動療法が不眠に活かされると知りぜひ取り入れたいと思った、睡眠パターンを客観視して改善したいなどの感想をいただきました。

来月までのホームワークは、睡眠ダイアリーを付けていただき、ご自分の睡眠状態と日中の支障との関係や、生活習慣と睡眠の関係などを把握していきます。

次回は、睡眠の基礎知識を確認し、不眠対策を見直して、改善策を実践していきます。また、新たに気づいた睡眠に関する自動思考を共有して、新しい認知を構築して行動に繋げていく予定です。

「不眠に取り組む 認知行動療法」は、毎月第1土曜日10時から12時です。途中回からの参加可能です。(6回シリーズであることはご了承ください。初回ご利用の前に診察にて確認が必要です。)

より良い睡眠を得られるように、皆で一緒に取り組んでいきましょう!

 

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