ブログ

CBT*デモでありリアル

こんにちは。 南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、認知再構成法のデモンストレーションを実施しました。
いつもは自分自身のケースに取り組むのですが、
今回は少しだけ趣向を変えて、皆さんは観衆&「天の声」係。

*客観的に観察する
*客観的にきづく
*客観的に発想を広げてみる

ってこういう感覚 … を体験していきました。

自分自身のことだと、どうしても「距離を取る」感覚を出せずに、

*変えられない
*どうにもならない
*これは絶対

の発想に支配されていることに気が付かない状態も多いのですね。

ですので、「他人事」として取り組んでいくワークをしているはずなのに
あれれれ?

*これって自分のケースとまるっきり同じだ!
*これって自分にも言えちゃうことだ!
*これって自分にも使える(広がった)発想だ!

と気付かれる方も多いのです。

 

デモンストレーションとはいえ、実際に皆さんから出して戴くリアルなケースですので、
本当にリアル。生々しいテーマです。

*他人事であることで、客観的な視点を発揮しながらも、
自分に置き換えて考えることができてとても参考になった。

*エクササイズを皆で共有することで、自分だけでは出てこないアイデア
(でも自分にとっても「あるある」なこと)が知れてためになった。

*人の体験でも自分事と照らし合わせて考えられて、直接的な痛みを感じることなく、良い学びになった。

*自分のことじゃないと、こんなにいろいろな発想がでたことに自分自身でびっくりした。知らない自分に出逢えた感じ。
*こうやって人のケースを通して新たな気付きを得られることは、自分を客観的に見るための近道でもあるんだと思った。

*具体的な例でのエクササイズは、やっぱり分かりやすくていいな。
*リアルなケースだと、より身近に自分の中に入ってきたのでとてもありがたかった。

などなど。などなど などなど … 。
ライブ感がいつもよりも高い反応のご感想の数々でした。

 

デモンストレーションであり、ケーススタディでもあるこのスタイルは、
非常に体験的・体感的に得られるものが多く、考え方を広げる力がグッと育っていきますので、
できることならこれだけを毎週やりたいと想うくらいの筆者です。

今月は引き続きあと2回、広げる経験を重ねていきましょう。

»

«