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不眠に取り組む認知行動

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

不眠に取り組む認知行動療法では、睡眠に対する考え方や行動を見直して、不眠の改善に取り組んでいます。今回は6回シリーズの5回目でした。

前半は自分の睡眠の特徴を知り、その特性に合ったアプローチを考えました。風邪をひきやすい体質の人とそうでない人がいたり、運動が得意な人と苦手な人がいるように、睡眠にも体質や得手不得手が関係します。また、自分が朝型か夜型かを知って、体質に合う生活や工夫をすることも快眠に繋がります。

後半は、ストレス対処のためにコーピングリストを作りました。ストレスは睡眠に影響を与えるので、気分が落ち込んだときはコーピングを使って心を軽くしましょう。すぐに行動に移せること、お金や時間がかからないことを、思いつくままどんどん書き出しました。

今日の感想は、自分は夜型だと思っていたけれど(生活リズムが整ってきて)中間型だった、コーピングリストを書き出してみると結構自分の好きなことはたくさんあった、試してみたい、日中の生活に支障がなければ理想の睡眠時間に囚われなくてよい、などでした。

来月は最終回です。睡眠に対する考え方や環境調整など、これまでのまとめと再発予防についてお話します。

不眠に取り組む認知行動療法は、毎月第1土曜日、10時から12時です。途中回からの参加可能です。(6回シリーズであることはご了承ください。)初回ご利用の前に診察にて確認が必要です。

発達障害とは☆遊び心を取り戻そう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークは『疾病理解』です。
発達障害といっても様々なものがあります。
その種類や特徴を学ぶことで、自己理解や他者理解につながれば良いかと思います。
そして、誰にでも何かしらの偏りがあることを踏まえながら、その個性をどう生かして、課題だと感じるところをどう補っていくかなど考えていくことが大事です。
「言葉だけは知っていたけれど、どのような特徴があるのかなどは知らなかった、他者理解につなげたい」などの感想がい多かったです。

午後のグループワーク「遊び心を思い出そう」では、ちょっとした遊びを通じて人とのコミュニケーションを図っていきました。
まずは、自己紹介を兼ねたエンカウンターを行いました。
次に、二つのグループに分かれ、お題に沿った答えを次々と書いていき、全てを先に答えられたグループが勝ちというルールで競いました。
例えば、47都道府県を答える、などです。

子供の頃、遊びを通じて自然にコミュニケーションを学んだように、その時の無邪気な心と現在の自分を融合していくような時間です。

うまくやろうと思うわないで、まずはその場を楽しむことから始めてみました。

CBT*問題解決力アップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今週から3週間にわたって
<認知行動療法>では「行動」の部分に焦点を当てて取り組んでいきます。

ストレスを感じる状況や出来事の中で、どのようにして問題を解決していく方向へと動いていくか、
どのような行動をとりながら、苦しさの中を進んでいくか、
その基本と極意ポイントを確認していきました。

本日は実際に自分自身のケースにも取り組んでみたのですが、
本当にみなさんの「肝」のステージはそれそれでしたね。

普段みなさんがスルーしているような感覚こそが、
実は実は本当の意味で「動きを生み出す」ポイントだったりもしました。

そこには既にブロックがあったり、思い込みがあったり。
ワークをしていく中で、行動に繋がっていかな「かった」今までの自分の種がどこにあったのかに
気付かれた方が多かったようでした。

「あたまでは分かっているんだけど、どうしてもできない。」

この「どうしても」はホントなの?

発想と着眼点を柔らかく・広げていきながら、
実際に行動に出せるようにする極意の「最初の一歩」を
今日は皆さんで体験していきました。

最初の最初で、「あ!(自分の肝は)ここか!」と気が付かれた方も
何人もいらっしゃいましたね。

作業が「進まなかった」のではなく、
「そこの部分を重点的に集中して取り組めた」だけのこと。
それだけ充実した・有意義な作業ができたということです。

それらは、そのまま「実り」としてのコメントに顕れていたようでした。

行動療法のワークもまた、
繰り返すこと・やり慣れること・感覚が沁み込んでいくこと が大切です。
機会を活かして、場数をこなしていきましょう。