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ストレスと心の境界線

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察>は「バウンダリー=心の境界線」について検討していきます。

今日はまず、ストレスとの関係を見つめていきました。職場で … ご家族で…  友人・パートナーで … 。心の境界線をバランスよく引くことができないでいると、様々な対人関係でストレスが作られてしまいます。

今日はチェックリストで確認した他、「あれ?もしかして、これもバウンダリーの問題??」と思い当たる事の数々も皆で検討していきました。

ちょっとでもその行動をしたらアウト! … というものではなく、そこに込めれれている思考であったり、感情であったり、「動き方」がポイントになりました。 「 ここまでは普通だよね、むしろそのエッセンスはこれからも大切にしていきたいよね、でもここから先に〇〇な感情が入ってきたり、〇〇という思考が入ってきたら、それは自然なこととは ちょっとちがう こと、苦しさに繋がるだけのものになっちゃうね。」

と、識別のラインも皆で確認しながら、自分の身近な出来事を検証していきました。

想像以上に、「あれもそうなのか!」「これもそうなのか!」と該当しているストレス案件が多くて皆さんにとっては驚きでしたね!

 

ストレスと対人関係の鍵を握る 「 ココロの境界線 (バウンダリー)」 、リワークを卒業された方々が集う 「 リワークフォローアップ」では、復職した後に皆さんが意識されていることのシェアで必ずといって良いほど毎回卒業生の口から出てくるテーマです。

 

今日皆さんのご感想で一番多かったのは「境界線を引くことは、〇〇〇〇ということとは 違う」の衝撃だったようです。

来週に実施する内容を今日ちょろっと触れただけなのですが、それでも皆さんにとってはこれが一番心に刺さったご様子です。

人間関係で苦しさを感じるカラクリの一部と共に、来週再び詳しく触れていきましょう。

午後のソーシャルスキルアップマラソンでは、

「お隣さんからクレームを言われた」時にどのように対処するか、ストレスを減らしていくか? を検討しました。

・「真正面に行動」だけが対処の全てではないこと。違う角度からのアプローチもあること

・「グレー」を上手に使っていくこと

・午前中に取り組んだ 「 バウンダリー」意識の活用

をはじめ、さまざまなアプローチから使える引き出しを増やしていきました。

 

仲間が体験したケースであっても、自分自身の体験と重なる部分を自然と併せて検討していた方もいらっしゃいました。

「他人事」のように取り組んでみると、「ああ、そうか!」とスムーズに気付けることも多いですね。

 

普段の生活ではなかなか語り合うようなことがない、とても身近なソーシャルスキル。「身近だからこそ、語り合う機会がない」のかもしれません。この界隈での自信がない、苦手感がある … そんなことから自己肯定感が低~くなっていってしまっては本当に勿体ないことです。

「これでいいんだ」「これがいいんだ」自分の不安点がOKポイントに変わった瞬間の「自己一致感」に満ちたみなさんの表情が今週もとても印象的でした。

 

来週、リクエストが特に出なかった場合のテーマは 「 断る 」です。

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