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すべてイラショナルビリーフ?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は論理療法を行いました。

論理療法では同じ出来事があっても、みんなが同じ感情を抱くことはありません。それは、ビリーフが感情を決定しているという考え方をしているためです。

このビリーフにはイラショナルビリーフとラショナルビリーフがあります。

イラショナルビリーフとは、「ねばならない」「must」といった固定的なもので、ラショナルビリーフとは「好ましい」「better」といった柔軟なものです。

では「ねばならない」や「おしまいだ」、「価値がない」という文脈は全てイラショナルビリーフなのでしょうか?

例文を基に、参加者全員で考えてみました。その中には、イラショナルビリーフだと考えられるもの、条件を示しているだけのもの、自分にとっての位置づけを示したもの等、様々でした。また、人によってもイラショナルビリーフと考えるかどうか、意見は異なりました。

イラショナルビリーフかどうかについては、文脈だけでなく、その考え方に伴う行動や頻度、強度等も考える必要性について確認しました。

自分で「ねばならない」等と考える時に、その考え方がイラショナルビリーフかどうかを見極めて、イラショナルビリーフの場合には少し和らげる等のセルフヘルプにつなげていただけましたら、と思います。

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