ブログ

ココロの境界線とストレス

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から<自己洞察ワーク>では、ココロの境界線(バウンダリー)について検討をしていきます。

・あの人が機嫌悪くならないように必死になってしまう
・能力のない人がいて、その人の仕事が終わらないと自分の仕事も回らないので、ついついその人の仕事をやってしまう
その人は定時に帰るのに、自分は終電近くまで残業
・忙しいだろうと思ってたくさん手伝っていてあげたら、いつのまにか皆が自分が担当者だと思うようになってしまった

みなさんのリアルな辛いお話がでてくること、でてくること … 。
これで体を壊し、メンタルを壊し、では本当に割に合わなかったですよね。苦しかったですね。

バウンダリーの意識と感覚が育っていくと、
対人関係などのストレスが減って楽になったり、
そもそもトラブルに見舞うことも少なくなると言われています。(引き寄せなくなるからですね)

初回の今日はまず
「 これはバウンダリーのテーマだ! 」 と気付けるようになること、自覚できるようになることを
たくさん項目のあるチェックを通して取り組んでいきました。

来週は、
今日の基本を振り返った上で
・バウンダリーにまつわる誤解を解放する
・バウンダリーを育てる6つの大切なこと  に触れて、

ストレスから楽になれる資質を育てていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
3週連続シリーズとなりました「 雑談 」 第3弾でした。

雑談が辛い → だから人間関係が自分は苦手だと思う → ああ、生きづらい
これではとってももったいないですよね。

第3弾の本日は、具体的な例題を元にコツを皆で習得していきました。
良い例、悪い例、両方の「どこが」を確認することで
例題ごとに上手に反応できるようになっていく皆さんの応用力にじ~んとしていた筆者でした。

ちょっとした意識とコツのあるなしが
「苦手なんだよ(泣)」と「平気だよ♪」の分水嶺。
それがゆくゆくは「楽に生きられる」に繋がっていく・流れていくといいですね。

★特別プログラムのご案内★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

今月は、参加者の方々から発表していただく機会が目白押しです!

10月18(月)午後  「ふりかえり」発表(臨時開催です!)

10月20日(水)午後 中間発表-モラルハラスメント

最近は、多くの方が経験をシェアしたいと立候補してくだっています。
「生の声」本当に励みになりますし、活発な意見交換もできます。
ぜひご参加ください!

個別フォローは発表終了後になります。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

10月のアクションプランをたてました

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、10月のスタートということで、今月のアクションプランを考えました。
毎月のスタートにやっているプログラムですが、自分の現状を把握して、復職や復職、社会復帰にむけて、リハビリの計画をたてるためには大切なステップです。
繰り返しだなーと思うかたもいらっしゃるかもしれませんが、振り返ってみると自分なりに整理できて、気合が入るそうです。

まず「復職準備チェックリスト」を使って、自分のコンディションの変化をつかんでいきます。
これが現在地ですね。
そのうえで、自分が復職直前にこうなっていたいという状態をイメージすると、その間を埋めるのがリハビリになります。

短い時間でしたが、「行動宣言」も兼ねて、小グループで話すと、様々な方向に話題も広がっていったようです。
実は結構、話す機会が少ないと、いざというときに口が動かないもの。
その意味でも、「話す」機会をもつことって大切です。

先月末、今月頭から復職という方々も多かったので、個人的には、少しずつ、落ち着きを取り戻してきなーとほっとした感じあります。
今月は、振り返り発表(18日)、中間発表(20日)も予定されています。
参加者の方々の経験をシェアしていただける機会です。
私も楽しみにしています。

パニック発作でお困りの方へ

皆様こんにちは。南浦和駅前町田クリニックです。

さて今日は「パニック発作」についてお伝えさせていただきたいと思います。当院ではしばしば、次のようなご相談を受けることがあります。

ご相談) 多忙な日が続いたある日、いつものように電車に乗っていると急に不安に襲われ、電車を降りてしまいました。それ以降電車に乗るのが怖くて会社にいけません。最近では電車どころか人の多い街中やスーパーにも行けなくなり引きこもって生活しています。どうしたら良いでしょうか?

お答え)

電車にも乗れず外出もままならず、さぞご不安な日々をお過ごしのことと思います。パニック発作とは、ある日​突然、強い不安や動機・発汗、めまいや手の震え、頭が真っ白になる、死んでしまうのではないかという恐怖におそわれる、などの症状が出るものを言います。

 パニック発作が出やすい状況としては電車以外にも、エレベーターの中、地下にある居酒屋、人混みの繁華街、などがあげられます。全く誘因もなく起こる場合もあれば、背景に多忙や不眠、仕事やプライベートの深刻な悩みがみられることもあります。

パニック発作の治療法にはどのようなものがあるでしょうか?発作が頻発している急性期には、まず発作を抑えるために薬物治療が最重要になります。具体的には、発作を抑える抗不安薬やストレス耐性を根底から改善して発作をそもそも起こりにくくするSSRIという種類のお薬を使用します。発作が消失した維持期には、薬物治療を継続しつつ心理療法も並行して行うことで、寛解、回復を目指します。

パニック発作を一生に1度起こす人は約10人に1人、そのうち3分の1程度の方は発作が連続するパニック障害に進展するともいわれています。パニック障害を放置してしまうと二次的にうつ病を併発して日常生活に支障をきたしてしまうこともありますので、早めの診断・治療がとても大切となります。もしパニック症状でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

土曜講座 「考え方を変えて、ラクになろう」

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、認知行動療法の2回目「考え方を変えてラクになろう」でした。

今日は、自分に起こっている(起こった)問題について深く掘り下げて考えました。

手順は、

① 自分の気分(感情)に気づく … 気分と思考を区別する

② 自動思考をつかむ … 思考のパターン/クセに気づく

③ 考え方を変化させる … 自動思考を適応的な思考に変える

④ 行動を変化させる … 行動を変えることによって、新たな認知の効果を試す

です。

時間をかけてじっくり取り組むと、状況説明、気分、行動、身体反応についてはスラスラ書けましたが、自分の感情に気づきにくく、自動思考に何を選んだらよいのか… 迷ってしまう方がいらっしゃいました。

感情を出してはいけない、気づくとツラいので蓋をしていた、仕事にだけ集中するようにしていたなど、今まで感情を出さないようにしてきたのです。感情を閉じ込めてしまうとツラい感情が溜まり、心身の不調に繋がります。

みなさん、試行錯誤しながらも、自動思考の根拠を探して、それに対して反証し、適応的な認知にたどり着きました。

この後は、適応的思考によって導き出された行動を実践して、その効果を検証してください。

今日の感想は、

・自分が直面している問題について掘り下げられて実践的だった

・自分の出来事に当てはめて考え、適応的思考まで整理できた、次は行動に移れるように思考を広げたい

・自分のことを後回しにしてきたためか、感情や自動思考に気づきにくかった。久しぶりに書き出して自分と向き合い客観視できて心の整理ができた

・自分は「べき思考」だと再確認した。しんどいときの逃げ道はいくらでもあり、1つでも実行できていたら気持ちは楽だったんだなと思った

などなど…

みなさん、自分に向き合う時間が持てたようでした。自分の問題を掘り下げることは、ときにはきついと感じることもありますが、今日のワークは、ツラい感情を軽減したり、再発予防に必ず役立ちます。今後も認知行動療法を続けて、身につけていってください。

「土曜講座」は、毎月第1土曜日です。認知行動療法を中心に、日常生活や職場で役立つテーマを取り入れていきます。

初めての方、平日リワークの復習をしたい方、復職して久しぶりに思い出したい方、仕事で土曜日しか来られない方、どなたも対象です。ぜひご参加ください。

パーソナリティ障害☆名言の感想を語ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中はパーソナリティ障害について学び、他者理解や対応について考えました。

パーソナリティ障害とは、認知の歪みから本人や周囲が大きな苦痛を感じたり、対人関係などが日常的に支障をきたりしていて、なおかつそれが長期的、全般的にみられる人のことです。

いくつか種類はありますが、共通して言えるのが「自分へのこだわり」と「傷つきやすさ」といわれています。

 

午後のグループワークは『名言の感想を語ろう』でした。

6つの名言の感想をグループごとに語ってもらい、ネガティブであってもポジティブであってもいいので、自分が感じたことを率直に話してみる練習をしました。

いわゆる有名人や偉人の名言や名もわからない人の名言までありましたが、どれも考えさせられる内容だっと思います。

他者の視点にびっくりしたり、他者とは違った意見を勇気を出して伝えたりしました。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。