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CBT*(ケース)仕事ができる人に委縮して

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
プログラムに参加されている方のリアルなご相談を題材にして皆で検討していきました。
職場という環境に復帰してまだ数か月。
ここリワークに通われている方々のほとんどがこれから経験するであろう「数か月」です。

お仕事ができて、ガンガンやっている感じがして
はっきりモノは言うし、隙はないし …
そんな人が自分に向けて放つ一言は、相手にとっては取るに足らない一言でも
自分にとっては自分自身をすべて否定するのに十分な一言に聞こえてしまう・思えてしまう … 。
その人に対する苦手意識ができちゃった。

実際にご本人にお話をお聴きしながら、
どんなところに 「 考え方のくせ(自動思考)」が潜んでいそうかな?
「それってホント?」とツッコミを入れることができそうかな?

ひとりきりで考えていると、どうしても考え方が固まってしまいますが、
ここはグループの醍醐味ですね。
さまざまなアプローチで柔らかくなる発想が出てきました。

「自分自身の悩み事とたくさん重なっている所があった」
「実は自分もこれで休職に至ることになって … 」

本日も「自分と同じだ!」というご感想がたくさん寄せられました。

リアルなケースを検討する場は本当に貴重ですね。
みなさんそれぞれの現実に「今の自分にとって最適な距離感」をとりながら
時には客観的に、時にはぐっと自分と重ねていくこの時間は、
これからの現実に対応していける土台のかけらを育てていくようでした。

本当はこれだけを毎週やりたいくらい、です。

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