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インターネット依存症、囚人のジレンマ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
本日は、疾病理解講座「インターネット依存症」について行いました。
依存症とは、WHOの定義によると、精神に作用する科学物質の摂取や、快感・高揚感を伴う行為を繰り返し行った結果、さらに刺激を求める抑え難い渇望が起こる。その刺激を追求する行為が第一優先となり、刺激がないと精神的・身体的に不快な症状を引き起こす状態特定の対象に執着し、抜け出せない状態のことです。それは、わかっちゃいるけどやめられない状態、それなしにはいられない状態です。また、依存は、大きく分けて、「物質依存(ものへの依存)」、「行為・プロセス依存」、「関係依存(人への依存)」に分けられます。
このように依存の対象は様々ですが、インタネット依存症について取り上げました。
そして、自分のインターネットの使用状況を確認し、インターネットとうまく付き合っていく方法等について、検討いたしました。
小グループワークでは、囚人のジレンマについて行いました。囚人のジレンマの状況で、どのような選択をするか、意見交換をいたしました。そして、社会的ジレンマにも話が広がり・・・全員が自分に有利な行動(非協力)ばかりとっていることで、逆に全員が少し配慮をした行動(協力)をとった場合よりも好ましくない結果がもたされることになることを様々な事例から感じていただけたかと思います。例えば、公園のごみのポイ捨て(ポイ捨てをしない:協力、ポイ捨てをする:非協力)が挙げられます。個人にとっては、非協力を選んだ方が望ましい結果(ゴミを持ち帰らずにすむ)だが、全員が非協力を選ぶと全員が協力を選んだ場合よりも望ましくない結果に陥る(公園全体が汚れて使うことができなくなる等)と考えられます。このように、自分の行動がどのような影響を与えるか等を少し配慮することで、みんなが過ごしやすい社会につながるかと思います。

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