休職中のNG行動5つ~昼夜逆転、飲み過ぎ・過食、スマホ依存、復職への焦り、自己断薬
2025年08月15日
みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の、心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニック:精神科専門医 町田なな子 です。今回は「休職中のNG行動5つ」をテーマに、分かりやすく解説します。
1昼夜逆転
朝の光をあびると、体内時計が整い、幸せホルモンのセロトニンと、良い睡眠にかかせないメラトニンが出ます。休職してある程度体調が整ってきたら、ぜひ朝は早めにおきて太陽の光をあびましょう。
2スマホ・ネット依存
復職や転職の情報を仕入れて勉強しておこうと、動画を見続けてしまう方がいらっしゃいます。また疲れた脳は目の前の気軽な快楽を求めるので、ついつい刺激的な動画やゲームにはまってしまう方もいます。疲れた脳がさらに疲弊しかねませんので、スマホは時間を決めて適切に管理しましょう。
3飲み過ぎ・食べ過ぎ
お酒や甘いものは、一時的に脳をよろこばせてくれますが、飲み過ぎ・食べ過ぎは禁物です。飲み過ぎは判断力や注意力、自制心を損ない、食べ好きは血糖値の乱高下から心身の疲労、抑うつを増悪させます。くれぐれも飲酒と美味しいものは「ほどほど」にしてくださいね。
3復職への焦り
「〇月までに復職しなきゃ!」と決めてしまうのは危険です。地に足をつけて、目の前のことを淡々とやっていると自然に道がひらけます。ゆっくり休養、良い生活リズムを作り、休職経緯の振り返り、リワークに参加、そして通勤訓練、という順番です。何も特別なことはしなくていいんです。焦りすぎると身体が緊張不安・闘争状態になりさらに脳疲労や不安が増してしまいます。
5自己断薬
抗うつ剤は、ストレアスに耐え乗り越える力やしなやかな思考力を養ってくれます。そして休職中は、復職という大きなチャレンジを控えた大事な時期です。安易に自己断薬をしてしまわないよう、注意しましょう。
動画でも説明しています
知っておいていただきたいことをわかりやすくお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。
カテゴリ:Dr'sコラム