こんにちは、精神科医の町田なな子です。 今回は、うつ病が再発する理由と今日からできる予防法について、お伝えします。
せっかく良くなったのにまた調子を崩してしまうのは、あなたの心が弱いからではありません。実は、症状が消えることと脳が完全に回復することにはタイムラグがあります。今回は、再発を防いで自分を守るための基本的な工夫をご紹介します。
1. 自分の「再発サイン」を3つ書き出す
落ち込みや不眠など、調子を崩す前の変化は人それぞれ決まっています。前回の経験を振り返り、「眠れない」「返信がおっくう」などのサインを3つスマホにメモしておきましょう。早めに自分の変化に気づくことが、大きな波を防ぐ一番の予防になります。
2. 良くなくなってからの半年間は「リハビリ期間」と考える
目に見える症状が消えても、脳はまだ回復の途中です。良くなってからの半年間は「焦らず慎重に過ごす期間」と捉えましょう。仕事や活動を増やす際も一気に行わず、2週間ごとに1段階ずつ少しずつ戻していくのがコツです。
3. 起きる時間を固定して「朝の光」を浴びる
体内時計の乱れは気分の波につながります。寝る時間が多少ズレても、まずは毎朝起きる時間を揃え、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。朝の光を浴びることで体内時計のリズムが整い、脳の健康を守ることができます。
うつ病の再発は、正しい知識と仕組みで防ぐことができます。主治医と相談しながら、焦らず自分のペースを取り戻していきましょう。
動画でもわかりやすくお話ししています。ぜひチェックしてみてくださいね。



