ご予約・お問い合わせはこちら048-764-9797

ADHDの人が人生をラクにする「7つの対処術」~頑張りすぎない生き方~

Dr'sコラム

こんにちは、精神科医の町田なな子です。 今回は、ADHDの人が人生をラクにする7つの対処術について、お伝えします。

ADHDの症状で悩んでいる方は、「自分の努力や注意が足りないからだ」と自分を責めてしまいがちです。しかし、大切なのは根性で克服しようとすることではなく、脳の特性に合わせて「生活の仕組み」を変えることです。心がすっとラクになる7つの工夫をご紹介します。

1. 記憶に頼らず「外部化」する

予定や持ち物、やるべきことは頭の中だけで管理しようとせず、スマホのリマインダーやメモ用紙など「目に見える場所」に書き出しましょう。脳のメモリを解放してあげることが大切です。

2. 始めのハードルを極限まで下げる

集中して取り組むのが苦手な仕事や勉強は、「5分だけやる」「1ページだけ読む」など、小さなステップから始めましょう。一度動き出すことで脳のエンジンがかかりやすくなります。

3. 環境の刺激をシャットアウトする

注意が散りやすい人は、作業中にスマホを別の部屋へ置く、ノイズキャンセリングイヤホンを使うなど、集中を妨げる刺激を物理的に減らす環境づくりを行いましょう。

4. 物の「置き場所」を1つに絞る

失くしものを防ぐために、鍵や財布などの貴重品は玄関のトレーや決まったポケットなど、戻す場所を完全に固定します。複雑な収納ではなく「投げるだけ」のシンプルな管理がおすすめです。

5. タイマーで時間の感覚をつかむ

ADHDの方は時間の経過を感覚で捉えるのが苦手な傾向があります。タイマーを活用して「あと何分」を視覚的・聴覚的に意識できるようにしましょう。

6. 睡眠と休息を生活の優先順位トップにする

寝不足はADHDの特性(うっかりミスやイライラなど)を悪化させます。十分な睡眠時間を確保し、脳のコンディションを整えることを最優先にしてください。

7. 自分を責めるのをやめて「仕組み」を疑う

失敗したときは「自分がダメだから」と責めるのではなく、「仕組みやツールが合っていなかっただけ」と考えます。自分を責める時間を減らし、自分に合う方法を試していきましょう。

動画でもわかりやすくお話ししています。ぜひチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人
町田なな子

 
略歴)
東京都出身
信州大学医学部卒業
東京医科歯科大学医学部大学院卒業 同附属病院にて初期研修
東京都医学総合研究所にて事象関連電位をテーマに博士号を取得
東京都職員共済組合青山病院・東京都立豊島病院・
東京都長寿健康医療センター・久喜すずのき病院等の勤務
医療法人七星会 南浦和駅前 町田クリニック院長
南浦和東口心療クリニック 統括院長

資格)
医学博士
精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医 指導医
日本精神神経学会 認知症診療医
日本医師会 認定産業医

YouTubeでメンタルヘルスや発達特性についてのわかりやすい解説も行なっている

町田なな子をフォローする
町田 なな子 公式Youtube
Dr'sコラム