こんにちは、精神科医の町田なな子です。 今回は、ADHDの人が人生をラクにする7つの対処術について、お伝えします。
ADHDの症状で悩んでいる方は、「自分の努力や注意が足りないからだ」と自分を責めてしまいがちです。しかし、大切なのは根性で克服しようとすることではなく、脳の特性に合わせて「生活の仕組み」を変えることです。心がすっとラクになる7つの工夫をご紹介します。
1. 記憶に頼らず「外部化」する
予定や持ち物、やるべきことは頭の中だけで管理しようとせず、スマホのリマインダーやメモ用紙など「目に見える場所」に書き出しましょう。脳のメモリを解放してあげることが大切です。
2. 始めのハードルを極限まで下げる
集中して取り組むのが苦手な仕事や勉強は、「5分だけやる」「1ページだけ読む」など、小さなステップから始めましょう。一度動き出すことで脳のエンジンがかかりやすくなります。
3. 環境の刺激をシャットアウトする
注意が散りやすい人は、作業中にスマホを別の部屋へ置く、ノイズキャンセリングイヤホンを使うなど、集中を妨げる刺激を物理的に減らす環境づくりを行いましょう。
4. 物の「置き場所」を1つに絞る
失くしものを防ぐために、鍵や財布などの貴重品は玄関のトレーや決まったポケットなど、戻す場所を完全に固定します。複雑な収納ではなく「投げるだけ」のシンプルな管理がおすすめです。
5. タイマーで時間の感覚をつかむ
ADHDの方は時間の経過を感覚で捉えるのが苦手な傾向があります。タイマーを活用して「あと何分」を視覚的・聴覚的に意識できるようにしましょう。
6. 睡眠と休息を生活の優先順位トップにする
寝不足はADHDの特性(うっかりミスやイライラなど)を悪化させます。十分な睡眠時間を確保し、脳のコンディションを整えることを最優先にしてください。
7. 自分を責めるのをやめて「仕組み」を疑う
失敗したときは「自分がダメだから」と責めるのではなく、「仕組みやツールが合っていなかっただけ」と考えます。自分を責める時間を減らし、自分に合う方法を試していきましょう。
動画でもわかりやすくお話ししています。ぜひチェックしてみてくださいね。



