こんにちは、精神科医の町田なな子です。 今回は、「温泉とこころ」の科学について、お伝えします。
「温泉に入ると気持ちいい」と感じるのは単なる気分ではありません。実は、温かいお湯に入る効果だけでなく、いつもと違う環境へ出かけること自体が、科学的に自律神経やメンタルを整える助けになることがわかっています。
1. 温泉と「環境の変化」が心に効く理由
温泉に入ると不安やストレスが和らぐことが研究でも示されています。さらに重要なのは「非日常の環境へ移動する」ことです。普段と違う景色を見て知らなかった街を歩く行動は、脳に新しい刺激を与え、抑うつやストレスを軽減させる心理療法(行動活性化)と同じ効果を生み出します。
2. 自然と適度な運動によるシナジー効果
温泉地には山や川などの自然が多く、自然に触れるだけでも心の緊張がほぐれます。また、温泉街を散策して歩く適度な運動は、不安や落ち込みを和らげる強い効果があります。「お湯・自然・散歩」の組み合わせが、自律神経を優しく整えてくれるのです。
3. 働きながらリフレッシュする「ワーケーション」もおすすめ
完全に仕事を休み切るのが難しい方は、旅先で仕事をする「ワーケーション」も効果的です。場所を変えて仕事をするだけで活力や安心感が向上することが知られています。「休む=何もしない」だけでなく、環境をデザインし直す場所として温泉を活用してみましょう。
「温泉とこころ」の科学について、動画でも解説しています
動画でもわかりやすくお話ししています。ぜひチェックしてみてくださいね。



