ADHD治療薬「ビバンセ」が、はじめての方にも使えるようになりました
こんにちは。南浦和駅前町田クリニックです。
2026年6月、ADHD(注意欠如・多動症)の治療薬「ビバンセ」の使用条件が見直され、ほかの薬を試していない方でも、最初から選べるようになりました。
ビバンセは、登録を受けた医師・医療機関・薬局でしか取り扱えないお薬です。当院は登録医療機関で、院長の町田なな子が登録医師です。診察のうえで適応と判断した場合、当院で処方できます。
これまでとの違い
これまでビバンセの使用は、「コンサータやストラテラなどで効果が不十分だった場合」とされ、初回からの服用が制限されていました。今回の見直しで、症状や生活の状況をみながら、はじめの一手として選べるようになりました。治療の選択肢がひとつ増えたことになります。
ビバンセの使いやすさ
ビバンセは、飲んだあと体の中でゆっくり有効成分に変わる「プロドラッグ」です。そのため血中の濃度が急に上がりにくく、効きめの立ち上がりがゆるやかです。有効成分が体からなくなるまでにも時間がかかるため、朝1回の服用で日中を通してはたらきます。学校や仕事のある一日を、無理なく支えやすいお薬です。
いっぽうで、食欲が落ちる・眠れない・体重が減るなどの副作用もあります。当院では、体重や食欲、睡眠のようすに加え、脈拍と血圧も定期的に確認しながら進めていきます。
18歳を過ぎる方へ
ビバンセの適応は現在「小児期のADHD」で、大人になってから新しく始めることはできません。ただし、18歳になる前から使っている方は、18歳を過ぎても、効果と安全性を確認しながら続けることができます。「大人になったらやめないといけないの?」と心配されている方は、どうぞご相談ください。
当院の発達障害診療について
当院には、発達障害の特性とともに生活されている方が多く通われています。コンサータ・ビバンセをはじめとした薬物療法を中心に診療しており、行動療法や療育は行っておりません。
大切にしているのは、ご本人の希望をうかがうことです。「集中したい場面はいつなのか」「避けたい副作用は何か」「これから薬とどうつき合っていきたいか」——ご本人の言葉を、治療の中心に置きます。困りごとに寄り添いながら、一緒に選んでいきます。
ADHDのお薬について知りたい方、いまの治療を見直したい方は、どうぞご相談ください。



