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リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してから現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方の振り返りを中心に行いました。

同僚に対して休職前の印象が変わったという出来事があり、それはなぜか考えてみました。休職前は仕事を一人で抱え込んでしまっていた、コミュニケーションを取ろうとしていなかった、しかし今は同じ仕事をすることに楽しさを感じる、作業に集中しながら適度に話ができた、適切なバウンダリーを引くことができたなど、他者との関係性を向上させるスキルが身に付いていることに気づきました。

他にも、以前は1つのことしか受け入れられなかった、こうだ!と思ったらそれに突き進んでいた、でも今は「まあいいか」と思えるようになった、他の可能性や選択肢が自然と浮かぶようになったと、リワークで学んだことが日々の生活の中で活かされていると実感できました。

問題対処法として、問題に出くわしたときには、「闘争」か、それとも「逃走」かと選択肢を迫られます。正面から戦って力尽きてしまうよりも、逃げるほうが得策の場合があります。しかし「逃げる」という言葉は何となくネガティブなので好まれません。以前リワークフォローアップでは「よける」という言葉のほうが受け入れやすいという意見が出ました。今日は「かわす」という言葉も使える!と提案がありました。かわしているうちに経験値が上がり、そのうちキャッチして返せるようになるという意見に「なるほど~」と思わず感嘆しました。

また、職場の環境が整っていて復帰がスムーズに進んでいると、周囲への感謝の言葉がすっと出たことも順調に回復していることを表していました。

最後に、少人数で話す機会や聞いてもらう機会は貴重、「復職後の体験を伝えなくては」と思っていたが、そのことにとらわれず経験を話すだけでも他者の参考になればと思う、話すことで自分の理解度が高まるという感想をいただきました。

復職されてしばらく経つ方、ときにはじっくりとご自身の振り返りをしてみませんか? 何を話そうか悩んでいる方、漠然とした不安を抱えている復職前の方も歓迎です。ぜひ話しに来てください。

 

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