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BZ系(ベンゾジアゼピン)系薬物の適正使用~不安・不眠への効果と減薬時期、依存・離脱症状のリスク~

こんにちは、南浦和駅前町田クリニックです。

今日はベンゾジアゼピン系薬物(以下、BZ系薬)についてお伝えします。

BZ系薬は、抗不安効果や催眠効果、抗痙攣効果を認め、うまく少量を使えば、睡眠や不安などを改善してくれて安全性も高い薬剤です。

ただどうしても依存のことが気になる方もあると思いますので、使用するときに注意したいことについて考えてみたいと思います。

BZ系薬は、特に長期に渡り使用した後に減薬する際に離脱症状を生じやすく、高用量の使用が結果として長期使用につながりやすい、短時間作用型のものほど離脱症状を自覚しやすいなどの特性があります。

ですので、BZ系薬を使う時には、なるべく長期的に漫然と使用しないこと、高用量にならないようにすること、短時間型の薬剤を重ねて使わないこと、などに注意するとよいでしょう。

また、症状が寛解した際には減薬を試みることも重要です。ただし急な減薬をすると離脱症状が強く出現するリスクが高まりますので、2〜4週毎にゆっくりと減薬するほうがよいですね。

当院ではBZ系薬の安全な使用を心がけています。BZ系薬のことでお悩みの方は是非お気軽にご相談くださいね。

この記事を書いた人
町田なな子

 
略歴)
東京都出身
信州大学医学部卒業
東京医科歯科大学医学部大学院卒業 同附属病院にて初期研修
東京都医学総合研究所にて事象関連電位をテーマに博士号を取得
東京都職員共済組合青山病院・東京都立豊島病院・
東京都長寿健康医療センター・久喜すずのき病院等の勤務
医療法人七星会 南浦和駅前 町田クリニック院長
南浦和東口心療クリニック 統括院長

資格)
医学博士
精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医 指導医
日本精神神経学会 認知症診療医
日本医師会 認定産業医

YouTubeでメンタルヘルスや発達特性についてのわかりやすい解説も行なっている

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