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午前:自己理解と対人関係向上 午後:SST/振り返りチェック

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

 

本日の目的は『自己理解を深め、対人関係を改善すること』

 

科学的にも根拠のあるツールを使って行いました。

まずは自己開示シートの作成。

ご自身を客観視できるようなシートになっています。

 

そして他者からのフィードバックを受け入れることで、自己認識を高めることができます。

 

フィードバックとは『評価』ではなく、相手を理解するためのやりとりです。

ルールを守りながら、行います。

 

対人関係の改善に向けたアイデア、気づきを得られたことと思います

少しでも心を軽くさせることに役立てられたならば幸いです。

 

 

午後のS.S.Tは振り返りチェックを行いました。

回復は直線的ではありません。

たとえスコアがアップしても、たまたま調子が良かった日かもしれませんし、

逆にスコアが悪化しても「一時的な揺れ」にすぎないこともあります。

 

大事なのは、点数の上下よりも・・・

「今の自分はどんな風に感じているか」

「どんな時に調子が良く、どんな時に落ち込みやすいか」を丁寧にみていくことの方がずっと意味があります。

 

 

以上、本日も豊かな気分で過ごすことのお役に立てたなら幸いです。

”好き”を育てていますか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

7月の月曜日は、”キャリア”をテーマに考えてきました。
今さらキャリアを考える?と言われても、、、と思うかもしれませんね。
一度仕事から離れられるこの一時期に、しばらく働いてみた経験をふまえて、改めて仕事との距離感を考えてみるのもよいかもしれません。

今月はいくつかのワークをやってきましたが、今日はRIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
興味や関心の根っこは”好き”という自然な気持ちです。
だから、興味がないものはないのでしょうがないのですよね、、、、。

おもしろいもので、やってみると意外と、もともとの仕事が自分の興味や関心とマッチしていたんだ、と改めて気がつく人が多いのです。
今日も、何人もそういう感想をもった方がいらっしゃったようです。
今の仕事は興味があるといいきれないなぁという方ももちろんいますが、だからといって転職は早まらないで!

自分なりに、これまでの経験と照らして振り返ってみて、ああ、そういうことで今の仕事なんだ、と納得したり。
ああ、こういうところがしんどかったんだなと気がついたり。
そういう振り返りを通して、少しずつ、自分なりに”持続可能な”働き方に近づけていきましょう。

来月は”再発予防”について考えます。
繰り返さないために何ができるでしょうか? 大事な事ですね。
ゆっくり考えていきましょう!

★7/31の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

7月31日(木)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

パニック障害とは~症状、原因、対策~認知行動療法、アクセプタンス&コミットメントセラピー

みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の、心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニック:精神科専門医 町田なな子 です。今日は、パニック障害とは?~症状、原因、対策~認知行動療法、アクセプタンス&コミットメントセラピー」を紹介します。

パニック障害とは?パニック発作とは?

突然の動悸や息苦しさ、「このまま死ぬのでは…」という強烈な不安。これがパニック発作です。本当は命にかかわる危険はないのに、体と脳が“非常事態”と勘違いしてしまいます。

パニック発作の原因(引き金)とは?

主に、身体要因、環境要因、原因(引き金)のわからないもの、リラックス中におきるもの、の4つに分けられます。

・過労、睡眠不足、カフェインなどの身体的要因
・満員電車や会議といった環境要因
・無意識の緊張や「失敗したらどうしよう」という思い
・帰宅してゆっくり食事をとっているときなど、緊張がふととけたとき

パニック発作の治療とは?

・急性期には、お薬による治療がとてもよくききます。
発作が出現した当初や、発作がなかなかおさまらないときは、薬物治療を優先してください。

・パニック発作がある程度コントロールできるようになってきたら、自分でできる心理的治療にぜひチャレンジしてみてください。以下に効果が高くて自分でもできるものをご紹介します。

  1. CBT(認知行動療法)
    「倒れるかも!」という思考を「実際は倒れなかった」と現実的に考え直す練習をします。
    そして、「死ぬかも、恐い!」という極端な考えと感情を、「死なない、大丈夫、安心!」という良い考えと感情でうわ塗りします。

  2. ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)
    不安を無理に消し去ろうとせず、「不安と共存しながらも、自分のやりたいことをする」という考え方で、パニック発作への不安と共存することを目指します。

パニック障害(パニック症)は、必ず乗り越えられる病気です。焦らず、少しずつ実践してみてくださいね。

動画でも説明しています

「パニック障害とは~症状、原因、対策~認知行動療法、アクセプタンス&コミットメントセラピー」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。

https://youtu.be/_rKBHxH5uWw

私の取扱説明書

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、まるで家電の取扱説明書のように
自分自身を「わたしをどうぞこのようにお使いくださいね」と表現してみました。

・意外と自分自身のことを分かっているつもりで分かっていないことが多かった
・他のことはちゃんと伝えていても、肝心なことが伝えられなかったから
 こんなに苦しくなったんだと当時の自分が理解できた
・大事なことであればあるほど、話しづらいと思った

などなど振り返りの時間もまた実りある時間となりました。

人に伝えるときに
自分自身のことが分かっていないと
なかなか的確に伝える事ってむずかしい。
本日は伝えるための「第一歩」にじっくり取り組めたご様子でした。

★8月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

 

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

★7月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

 

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

午前:社会的スキルの心理学Ⅲ 午後:SST/サイコドラマ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

 

今日は社会的スキルの心理学、最終回「わたしを主張するスキル」を行いました。

心理学的な「主張」とは?・・・日常の主張とは少々異なったニュアンスかもしれませんが、5つの柱を再確認できたと思います。

アサーティブに反応するための自己会話=心の会話は・・・

心にスッと入ったのでは?今後人生の様々な局面できっと役に立つと思います。

アサーティブネスとの関係で自分への影響をグループごとに考察。なかなか深い意見が出てきました。

 

午後のS.S.Tは久々のサイコドラマです。

テーマは『大切なモノ』

監督、主役、補助自我の役割を、真剣に、そして時に楽しく演じる技法で心かる~っく❣自己理解を一歩進められたならサイコーです。

 

以上、本日も豊かな気分で過ごすことのお役に立てたなら幸いです。

双極性障害(双極症)とは?~症状、原因、接し方、対策

みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックの、精神科専門医 町田なな子 です。今日は、「双極性障害(双極症)とは?~症状、原因、接し方、対策」を紹介します。

双極性障害(双極症)とは?

双極症(そうきょくしょう)は、気分がとても落ち込む「うつ」と、気分が高まりすぎる「そう(躁)」をくり返す病気です。前は「躁うつ病」とも言われていました。

双極性障害(双極症)の症状5つ

急に元気すぎる
うつで元気がなかったのに、急にテンションが高くなりすぎる。寝なくても平気で、お金をたくさん使ったりします。

寝なくても元気
ふだん7時間寝ていた人が、2~3時間睡眠でも元気に活動することがあります。

おしゃべりが止まらない
ずっと話し続けてしまい、周りがついていけないことも。

イライラ・攻撃的になる
自傷や無謀な行動に出ることがあり、注意が必要です。

「自分は特別」と思いこむ
「世界を変えられる」など、大きな自信を持ちすぎることがあります。

双極性障害(双極症)の接し方、対策

思い当たるサインがある場合は、自分で決めつけず、精神科に相談してみましょう。早く治療を始めることがとても大切です。

双極性障害(双極症)治療のポイント

薬(気分安定薬)と、生活リズムのコントロールが重要です。とくに睡眠のリズムを整えることは、とても大事な治療のひとつです。

動画でも説明しています

「双極性障害(双極症)とは?~症状、原因、接し方、対策」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。

CBT*動けなくするブロックを溶かそう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、「行動」の焦点を当てて取り組みました。

「問題解決法」のワークシートを用いてアクションプランを立てていく中で
ふつふつと湧いてくる「ぶぅたれ」たくなる気持ち。
いわゆるブレーキとなる意識です。

そのブレーキ(ぶぅたれ)こそ
本当の意味で自分を動かしてくれるアクセルが入ったプレゼントBOXのようなもの!

ぶぅたれた気持ちの中にある認知の偏りを溶かしていけば、
おのずと踏まれたアクセルでしっかり進んでいけるというものです。
問題から解放されて、ラク~になりたいですものね。とても自然なことなのです。

今回一番多かったのは、
「は~面倒くさっ」でした。

退屈そうにスマホを使う人のイラスト(男性)
振り返りには
「自分だけじゃない、むしろ大勢が同じような気持ちになるのを知ってほっとした」
とのお声がとても多かったです。
ココを越えていく極意、いえいえ、うま~く付き合っていく極意、
きっと意外でしたね。シンプルだけど、なかなか「そうする」発想に届かない。
ぜひぜひ意識していきましょうね。