こんにちは、精神科医の町田なな子です。今日は「誰でもハマる依存症TOP5|スマホ・お酒・ギャンブル」について、わかりやすくお伝えします。
日本の依存症ランキングTOP5と対策
「依存症」と聞くと、自分とは関係ないと思いがちですが、実は誰にでも起こりうる身近な問題です。日本で特に多い依存症をランキング形式でご紹介します。
🏅第5位:買い物依存
ストレスや孤独感から「つい買いすぎてしまう」状態です。
兆候:隠れて購入、未開封の箱が増える、などがあれば要注意。
対策:クレカ利用制限、衝動日記をつける、代替行動で気持ちを切り替える。
🏅第4位:処方薬・市販薬依存
睡眠薬や咳止めなどの乱用が問題となっています。
兆候:予定より早く薬がなくなる、複数の病院や薬局を利用している、などがあると要注意。
対策:主治医を一本化しましょう。減薬は医師と一緒に計画し、ゆっくり行うのが効果的です。
🏅第3位:スマホ・ネット依存
中高生の5〜10%が依存レベルと言われています。なかなか高い数値ですね。
兆候:夜更かし、約束を破る、朝の遅刻、などがあると注意です。
対策:寝室にスマホをおかない、アプリ制限をする、就寝前は読書やストレッチをする、などがおすすめです。
🏅第2位:アルコール依存
200万人以上が該当すると言われています。心理的ストレスや社会文化、生物学的変化が背景にあります。
兆候:休肝日がない、朝から飲む、イライラ時に飲む、などがあると要注意。
対策:飲酒量を記録、専門外来や自助グループの活用がおすすめです。
🏅第1位:ギャンブル依存
成人の約3.6%(320万人)が該当すると言われます。男性に多いです。脳の報酬系が過剰に刺激されることでやめにくくなってしまいます。
兆候:借金増加、嘘や隠し事、家計崩壊、などほうっておくと深刻となります。
対策:ギャンブル環境を避けましょう。借金は家族が肩代わりせず本人が返済するのが理想です。必要なら債務整理を相談しましょう。
まとめ
依存症は「やめたいのにやめられない」習慣の積み重ねから始まります。一人で抱え込まず、家族や専門家と協力し、仕組みで回復の環境をつくることが大切です。
動画でも説明しています
知っておいていただきたいことをわかりやすくお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。