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アスペルガー症候群の治療目標について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

「高機能自閉症」ともいわれるアスペルガー症候群(以下、AS)とは、学習、コミュニケーション、および行動の分野において独特の情報処理を行う、複雑で神経学的な症候群であるといえます。

これらの症候群は、「社会的認知に柔軟性が少ない」、「自己管理が下手」「感情調節をするのが苦手」などのコアな問題と、うまくいかないことから引き起こされる「自己肯定感の低下や怒り・苛立ち」、「抑うつや強い不安」などの二次的な問題につながります。

さてそんなASの方の治療を行うときに何を目標にすればよいでしょうか。実際のところ正解はなく、様々な症状をターゲットに生活上の適応を高める工夫をしていくことになるわけですが、「変えるべきことと変えなくてよいことは何か?」「ASの才能の強みを最大限に生かしつつ、ダメージを最小限にとどめるには?」ということを心掛けるのが大切ではないかと思っています。

もちろん二次障害に対しては「薬物治療」と「心理療法」の双方が有効ですので、「ASには治療薬がない」などと落ち込む必要もありません。

上記のようなことでお困りの方、これを読んで「なるほど!」と思われた方はどうぞお気軽にご相談くださいね。

 

この記事を書いた人
町田なな子

 
略歴)
東京都出身
信州大学医学部卒業
東京医科歯科大学医学部大学院卒業 同附属病院にて初期研修
東京都医学総合研究所にて事象関連電位をテーマに博士号を取得
東京都職員共済組合青山病院・東京都立豊島病院・
東京都長寿健康医療センター・久喜すずのき病院等の勤務
医療法人七星会 南浦和駅前 町田クリニック院長
南浦和東口心療クリニック 統括院長

資格)
医学博士
精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医 指導医
日本精神神経学会 認知症診療医
日本医師会 認定産業医

YouTubeでメンタルヘルスや発達特性についてのわかりやすい解説も行なっている

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