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日中の過剰な眠気について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

日中の眠気は誰でも経験があると思いますが、あまりに頻回かつ長時間な昼寝は、日々の仕事・勉強・生活を大きく損なってしまいますね。今日は、健康な睡眠習慣を築く上で今すぐ行えることをみてみましょう。

毎日定刻に床につく

忙しい毎日を送る人達には意外に難しいですが、睡眠時間の確保のためには最も重要なことです。通常大人は7-9時間程度、ティーネージャーは9時間の睡眠が必要と言われています。

起床時間を一定にする

定刻に入床するのが難しければ、せめて起床時間を一定にしましょう。それを数週間から数ヶ月続けることができるだけでも概日リズム(体内時計)を正常化できます。概日リズムの乱れは、睡眠だけでなく特に双極性障害のコントロールや心血管系にも深刻な悪影響を及ぼします。

ベッドは寝ることだけに使う

ベッドでスマホをみる、PCを広げる、TVをみる、ゲームをする、インテンシブな読書をする、などは快適な眠りを妨げる要因になります。これらの活動は勉強机、居間などで行うようにしましょう。

健康的な食事を決まった時刻にとる。

食事時間もまた、入床時刻/起床時刻とともに概日リズムを作る大切な要素です。

日々のタスクを整理する。

もし必要な睡眠時間を確保できないのであれば、スケジュールを見直しましょう。入床時刻を遅らせる原因になっている活動の中で、本当に重要ではないことがありませんか?思い切ってその時間を睡眠にあてましょう。

毎日運動する。

1日に20-30分の、できれば有酸素運動を行うことにより、より快適な睡眠が得られます。屋外の運動により1日30分日光を浴びることで、さらに睡眠への良い影響が得られます。

入眠前のアルコールを避けましょう

アルコールは入眠を早めますが中途覚醒しやすくなり、さらに深い眠りを妨げるため熟眠感を得にくくなります。

以上のような睡眠習慣を見直してもまだ問題が残る場合には、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、特発性過眠症などの睡眠障害や、気分障害などの他の精神障害に関連する場合がありますので、専門家に相談しましょう。

当院では睡眠表を用いた睡眠リズムの調整や、睡眠時無呼吸症候群の診断・治療を行っており、検査は自宅に検査キットを送ってもらい気軽に行うことができます。睡眠のお悩みがある方はどうぞご相談くださいね。

この記事を書いた人
町田なな子

 
略歴)
東京都出身
信州大学医学部卒業
東京医科歯科大学医学部大学院卒業 同附属病院にて初期研修
東京都医学総合研究所にて事象関連電位をテーマに博士号を取得
東京都職員共済組合青山病院・東京都立豊島病院・
東京都長寿健康医療センター・久喜すずのき病院等の勤務
医療法人七星会 南浦和駅前 町田クリニック院長
南浦和東口心療クリニック 統括院長

資格)
医学博士
精神保健指定医
日本精神神経学会 専門医 指導医
日本精神神経学会 認知症診療医
日本医師会 認定産業医

YouTubeでメンタルヘルスや発達特性についてのわかりやすい解説も行なっている

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