2025/07/18
双極症を疑う5つのサイン

こんにちは、精神科医の町田なな子です。今日は、「双極症を疑う5つのサイン」を紹介します。

双極症ってなに?

双極症(そうきょくしょう)は、気分がとても落ち込む「うつ」と、気分が高まりすぎる「そう(躁)」をくり返す病気です。前は「躁うつ病」とも言われていました。

双極症を疑う5つのサイン

急に元気すぎる
うつで元気がなかったのに、急にテンションが高くなりすぎる。寝なくても平気で、お金をたくさん使ったりします。

寝なくても元気
ふだん7時間寝ていた人が、2~3時間睡眠でも元気に活動することがあります。

おしゃべりが止まらない
ずっと話し続けてしまい、周りがついていけないことも。

イライラ・攻撃的になる
自傷や無謀な行動に出ることがあり、注意が必要です。

「自分は特別」と思いこむ
「世界を変えられる」など、大きな自信を持ちすぎることがあります。

どうしたらいいの?

思い当たるサインがある場合は、自分で決めつけず、精神科に相談してみましょう。早く治療を始めることがとても大切です。

治療のポイント

薬(気分安定薬)と、生活リズムのコントロールが重要です。とくに睡眠のリズムを整えることは、とても大事な治療のひとつです。

動画でも説明しています

「双極症を疑う5つのサイン」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。

 

2025/07/11
仕事をやめたい!それってうつ病?

みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。

自分に向いている、と思って入職した仕事でも、「つらい」「やめたい」と思ったことはありませんか?

そんなときに、仕事をやめたいのは、甘えなの?それともうつ病なの?と迷ったことのある方に、お伝えしたいことをまとめました。

1. 「仕事をやめたい」はサイン?

2. 見極めのチェックポイント

次のような症状がある場合には、うつ病のサインと考えられます。

3. 「やめたい」と「辞める」の違い

4. まずできる3つの対処法とは?

  1. 小さな休息:有給や週末のまとまった休みでリフレッシュしましょう。

  2. 相談する:信頼できる同僚や家族に話し、視点や支援を得ましょう。

  3. セルフケア:深呼吸、散歩、軽ストレッチなどで気分転換を図ってみましょう。

5. 専門家を受診するタイミングとは?

 

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仕事をやめたい!それってうつ病?について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。

2025/07/04
仕事が辛い時に、もう一踏ん張りできる科学的方法

【仕事がつらすぎるときの、科学的“あと一歩”法】

こんにちは、精神科医の町田なな子です。
「もう無理…」と仕事が辛いときに、脳科学や心理学に基づいて“あと一踏ん張り”できる3つの方法を紹介します。

① マイクロゴールを設定する

大きな目標を小さく刻むと達成感が得られ、ドーパミンが出てくるのでやる気が続きます。タスクは「超小分け」にして、達成時にチェックを入れましょう。

② 支えてくれる人に話す

「自分だけが苦しんでいるんだ」「自分は孤独なんだ」と感じると、辛さがさらに増すといわれています。ぜひ自分を支えてくれる人に、今困っていることをはなしてみましょう。感情が整理され、自己洞察が深まり、孤立感も減少するでしょう。信頼できる人がいない場合は、ノートやAIに話すのも有効ですよ。

③ ポジティブ感情を行動で生み出す

ネガティブ感情からポジティブ感情を作り出すって結構難しいことですよね。ではどうするか?というと、シンプルな「行動」により、ポジティブ感情が生み出されるんです。
・「ありがとう」を3つ書く
・深呼吸する
・3分瞑想する
など、さっとできる簡単な行動で効果がありますよ。脳が回復してレジリエンスも育ちます。辛いときにぜひ、これらの方法を試してみてくださいね。

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2025/06/27
うつ病のサイン5つ〜これは放置しないで!

みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。

皆さんは、うつ病と聞いて、どんな症状を思い浮かべるでしょうか?「気分が沈む」などは思い浮かぶかもしれませんが、他にもいろいろな症状があるんです。次のような症状があると要注意ですので、もしご自身や家族、知人など、あてはまるようでしたら、受診も考えてみてくださいね。

うつ病かもしれないサイン5つ

1. 興味・喜びの喪失
以前好きだったことが楽しめなくなる「アニヘドニア」。趣味や食事、日常に対する興味が薄れる。

2. エネルギーの低下・疲労感
朝起きるのがつらく、ちょっと動いただけで疲れる。休んでも回復せず、常にだるさを感じる。

3. 自責感・無価値感
「どうせ自分なんて」と、自分を責める思考。失敗やちょっとしたミスを過大にとらえ、強い罪悪感や恥を感じる。

4. 注意力や集中力の低下、意思決定困難
仕事や家事でやる気が出ず、集中できずミスが増える。選択や判断が億劫になる。

5. 睡眠の変化
寝つきが悪い、途中で目が覚める、または過度に眠ってしまうなど、睡眠リズムの乱れが目立つ。


これらの症状は、“甘え”ではなく、脳の機能変化によるものです。初期状態で気付くことが重要ですので、身近な人に「最近元気ないね」などと声をかけてサインを拾ってあげてみてくださいね。

クリニック受診のタイミングは?

次のような変化がでていたら、クリニックの受診も考えてみてくださいね。

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「うつ病のサイン5つ〜これは放置しないで!」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。

2025/06/20
うつ病をふせぐ3つのコツ

みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。

今回は、「自分で、何も特別なものを使わずに」できる、うつ病のふせぎ方を、ご紹介いたしますね♪

1. 通院なしでもできるセルフケア法


2. 道具に頼らないシンプルな習慣


3. 特別な努力より“続ける”ことが大切


4. 具体的な3つのセルフケア法


5.  辛かったら、受診してください。


動画でも説明しています

「うつ病をふせぐ3つのコツ」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。