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感情ノートをつけてみる

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、自分の素直なこころのこえ=「感情」に耳を傾けることを考えていきます。
感情ってやっかいなもの?でしょうか。
コントロールしようと思うから「やっかい」になるのです。

どんな「感情」も、自分のすなおな声を伝えてくれるサインだと思って、耳を傾けてみたいものです。
今日は、「不安」と「恐れ」をテーマにしました。
どちらもつらい感情ですが、人間にとってどうしても生まれてしまう根源的な感情のひとつです。

不安を感じるのは、相手や未来や、よくわからないことに対して感じることがほとんどです。
今日、うかがった経験の中でも、多くは「よくわからない」ことをもやもやと考え続ける。
この「よくわからない」ことと「続く」ことが、不安と仲良くするうえでキモです。

よくわからないまま、もやもやとし続ければ、どうしたって、スッキリしませんし、たまってしまえば体調も悪くなりますね。

「書く」ことは、そのために役に立つツールの一つです。
自分の頭やこころに浮かんでいることをそのまま書き出してみる。
そして、何がきっかけになっていて、どれをどう受け止めたのかを振り返ってみる。
こうやって、感情を振り返って記録する感情ノートをつけることで、自分の感情に振り回されることが減っていくことでしょう。

ワークでは、今日や昨日の感情を振り返って、感情ノートに書く練習をしてみました。
事実である「きっかけ」と認知である「受け止め方」を、意外と区別できていないことに気づいた人も多かったようです。
私たちは、意外とある事実をこう感じるとセットにして自動運転させておくことが多いものです。
なぜかって、その方が楽だから。あれこれ考えたり、吟味せず、そういうこと、と結論が付けられるから。

ただ、その自動運転のせいで、苦しくなっているのであれば、少し距離を取って観察してみると、楽な方法が見つかるかもしれません。
そのためのツール、感情ノート、しばらくつけてみませんか?

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