Dr'sコラム

よくわかるお薬セミナー ご報告

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

遅ればせながら先月に行われたお薬セミナーのご報告をさせていただきます。タウンメディカルの本木先生より、心療内科で使われるお薬についての概略やお薬の吸収・代謝から効果が発揮されるまでのメカニズムをご説明いただきました。

心療内科のお薬を大別すると、抗不安薬・抗うつ薬・抗精神病薬・気分安定薬・抗けいれん薬または抗てんかん薬(実際には気分安定薬として使われることが多い)・抗パーキンソン薬・睡眠導入剤・抗認知症薬があります。

いずれも、個々人の体質や症状によくあうものを必要な量だけある程度の期間使ってゆきます。急性期や回復期にはもちろん、ほぼ症状が改善して元の機能レベルに近い状態に戻った時点(=寛解)からも、再燃・再発予防のために最低でも6ヶ月程服用することが一般的です。

お薬により脳内で神経伝達物質の動態や神経回路がより正常な状態に近づくことで、気分や意欲、情動の安定性や集中緑、睡眠を元の良い状態に戻します。
決して人間性や性格をかえるものではありません。

盛りだくさんの内容でしたが、ご参加いただいた皆様からはご質問もいただき有意義な意見交換ができたと感じています。大変ありがとうございました。

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