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アサーティブな伝え方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月取り組んできたアサーティブなコミュニケーション。今日は、その最終回でした。
自分のクセなどを振り返り、アサーティブな考え方をしったうえで、今日は、どう伝えたらよいのだろうかと考えてみました。

日常的な場面と問題解決のためでは、コミュニケーションの目的が違います。
そのどちらにも、アサーティブな姿勢というのは大切なものです。
今回は、日常会話苦手!という方が多かったのですが、まずは日常でのアサーションから、関係を作っていきましょう。

後半は、場面に応じたアサーティブな伝え方を、実践的に考えてみました。
どんなスキルも、慣れるまでは練習が必要です。
特に、アサーティブな伝え方をするには、セリフを考えておくことが役に立つでしょう。

診察や職場など、ありそうな場面をイメージして、アサーティブな表現をどうしたらよいか、話し合ってみました。
最後に、ロールプレイで場面を再現してみます。
驚くようなやり方を披露してくれるグループもあったり、思いつかなかった伝え方に感心したり。
とてもリアルな職場でのやりとりもうかがえて、発見の多いワークでした。

実際の場面でアサーティブになるのは、勇気がいることなのかもしれません。
でも、そのほんのちょっとの勇気が、自分で自分を大切にできたという思いをきっと生みます。

「難しいけど、少しずつでも意識していきたい」多くの方がそう思った様子でした。

ココロの栄養ことば

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、みなさんのココロの栄養になる言葉(フレーズ)を集め整理していきました。

いつ、どこで出会った言葉・受け取った言葉なのか、一切の条件を外しました。

人生のタイムラインを遡り、再びそこからイメージの中でゆっくり歩きながら
言葉の1つ1つを拾い上げていきました。

また「いまここ」に集ったメンバーからもお互いに
それいいね!
そうきたか! 
と、自分にはないセンスをやりとりして開拓していったりもしましたね。

いまの自分にいちばんの ココロの栄養ことば をはじめ、
今日作り上げた1枚のシートは
本当にココロの支えになりそうだな、と
皆さんの表情のビフォー/アフターから感じた次第です。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
体力的にキツイので(特に復職直後など)同僚に仕事を代わりにやってもらうべくお願いする
というテーマでエクササイズしてみました。

フレーズ
しぐさ
捉え方・考え方
ブロック
そして、慣れ。

みなさんの一斉に作った「顔芸」、なっかなかの迫力でした☆
実はここからもまた、実践的に育つ感覚というものがあったりもするのデス。

理屈じゃなく、実際に練習もやってみて
カラダから気付く・理解することもありましたね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職された方が現在のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日も皆さんが復職や仕事に関して思っていることを話し合いました。

休職後、復職するか転職するか? 迷うところですね。
それぞれのメリット、デメリットを話し合いました。

復職のメリットは、仕事内容、上司、同僚、職場の文化などが分かっているので、復帰後のイメージができる、仕事に戻りやすいなどが挙げられました。

その反面、みんなが自分の休職を知っていてやりにくいというデメリットもあります。

でもそのデメリットも、自分の状態をオープンにして理解してもらう機会にする、実は自分も…と悩みを打ち明けてくれる人がいて共感やアドバイスができるなど、マイナスではなくプラスに変えられそうです。

転職する際に、休職理由や病気のことを伝えるかも迷うところです。休職したことをマイナスに捉えず、休職理由を明らかにして、リワークで学んだことを活かして対処方法を伝えれば、自己管理ができていて再発予防に繋がると理解してもらえます。

他にも、自分の長所を活かした仕事選び、副業など、色々な話題について意見を交わしました。

今日の感想は、自分とは違う色々な意見が聞けた、迷っていたことが、皆さんの経験を聞いて参考になった、人と話すと自分では思いつかない発見がある、などでした。

土曜日のリワークは、復職や仕事について、どうしようと迷っていることや、不安に思っていること、復職してみて感じたことなどを話せる場です。復職が近い方、まだ復職しないけどいつかはしたい方、復職された方、ぜひご参加ください。

対人関係療法★無人島に漂着したら・・・

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークテーマは『対人関係療法』です。

対人関係療法とは、今ある他者との関係を『役割』という視点から考えていき、調整していく療法です。

自分が相手に期待する役割と相手が自分に期待する役割のズレがあると役割の不一致が生じます。

そうしたことを振り返りながら、重要な人との関係を見直していきます。

 

「身近な人との関係で期待がのすれ違いが起きていることに気づいた」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、無人島に漂着したと想定して、限られた数の中から何を用意し、日ごとに誰が何をするのかを多数決に頼らず、少数派の意見もじっくり聞きながら決めていきました。

あるグループは必要だと思っているアイテムが他のグループでは必要なし、と判断されていること、

無人島での過ごし方も、安全を確保し堅実に積みあげていくグループもあれば、思い切った行動に出るグループもありました。

あるグループは、「皆で認知行動療法を実行し、この状況の捉え方を変えて乗り切る!」というアイディアも出て、物理的なことだけでなく精神面のケアにまで及んだのは面白かったです。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

ぐるぐる思考

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)について取り組みました。

苦しくなってしまう本当の原因は、
自分にとってネガティブな感情が引き起こされる状況そのものではなく、
その状況をなんとかしなくちゃ、どうにかしなくちゃ … という想いの方だとしたら?

私達がぐるぐる思考になっていくからくりとその実態について検討し、
自分自身の経験にもリンクさせて考えていきました。

まさに今までの自分だった
… そんなご感想も多かったです。


来週はぐるぐる思考と自分自身の癒着を引きはがすさまざまな方法をご紹介していきましょう。
今の自分にとって一番フィットするものが見つかりますように☆

「沼のおはなし」ももう一度!

アサーティブ・トレーニング-まずは考え方から!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、アサーション・トレーニングです。
復職へ向けたリハビリの中で重要ポイントの1つとして、アサーティブなコミュニケーションについて考えています。

アサーティブなコミュニケーションとは、まず、自分を尊重したうえで相手のことも尊重する自己表現です。
前回は、アサーティブなコミュニケーションの基本的な考え方を理解して、自分のこれまでを振り返ってみました。
単純に「自己主張」をすることとは違うことだと、感じていただけたように思います。

自分の要求や思いを率直に表現するのは、なかなか難しい、、、
でも、その前に、自分が何を伝えたいと思っているのか、わかることが最初のステップです。
アサーティブに考えることができてはじめて、その思いを伝えて良いのだと思うことができます。

今日は、そんな自分の考え方に影響するような、不合理な思い込みがないかを考えてみました。
私たちは、これまでの経験や社会通念、常識といった、外側の基準で自分の考えを決めていることが多いものです。
それを見直していくと、自分の失敗をゆるすところから始めたいと思った方が多かったようです。

アサーションの基本は、自分の権利と自由を大事にすること。
そして、相手にも同じ権利と自由を認めることが大前提です。
自分を大切にできないと、もちろん、相手も大切にはできないですね。

★8/23臨時開催 卒業発表です★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

臨時開催!卒業発表があります!

8月23(月)午後

復職、転職間近の方々の経験をうかがえる貴重な機会です。

最近は、多くの方が経験をシェアしたいと立候補してくだっています。
「生の声」本当に励みになりますし、活発な意見交換もできます。
ぜひご参加ください!

個別フォローは卒業発表終了後になります。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

自然体と強み

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、「自然体と強み」と題して、
自分自身が定義している「強み」と「弱み」の姿を検討していきました。

私達が自分の弱みだと想っていることは、それが唯一の事実ではなく、
弱みの定義は環境要因が非常に大きいことに気付いていきました。

「状況リフレーミング」と呼ばれる手法を用いて、
自分が弱みだと感じている事柄の、もう1つの側面を見つけてバランスを取るワークでは
自分自身のことだと上手く出せなくても、人のことだとポンポン発想が出てくる
… といったご感想が多かったですね。

人のことだとポンポン言えるということは、
その発想ができる種が既に自分自身の内側にある、ということ。
ちょっとずつ習慣にしていって、自分自身に向けてもできるようになっていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
復職初日の挨拶をテーマに検討していきました。
どうしても「上手くやりたい」と思ってしまいがちですが、
実際に聞いている側として上手くしゃべる様子を見ると …
おやおや、気付いたことがありましたね。

<アートヒーリング>では、NLP(神経言語プログラミング)を応用して
いま最も自分にとって大切だと思うテーマと繋がって
色を落としていきました。

    

理屈ではない、言葉じゃない、でも「これなんだよ」の感覚
大事にしていけるといいですね。

何を大切にしてる?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
人生・お仕事・人間関係などをテーマに、
自分にとって何が大事なのか・何を大切にしているのか
「価値観ワーク」と題して向き合っていきました。

ワークをしていく中で
大事だとおもっていたものが、実際にこうして「見える化」されて改めて見てみると、
今はもうさほど重きを置かなくてもよくなっていたり、
はたまたその逆のパターンだったりと
いろいろな気付きがありましたね。

ひとりでやっていては出てこなかった発想が
グループで分かち合うことで自分の中にも芽生えていったり
受け取ることができるようになったり。

目の前のことをこなすことに必死になって、
ついつい無頓着になってしまいがちな
「そもそも」どうしてそれを自分はやっているんだろ?という軸の部分。

今日は自分の大切な軸を思い出していきました。

そんなに頑張る必要、なかったね。

さまざまなルートから
そこに気付かれた方々も今日は多かったようでしたよ。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
せっかくやってあげたのに、お礼を言わない人にイラっとくる
… というケースを皆で検討していきました。

なかなかネットではこうリアルなテーマに触れることはありませんね。
聞いているだけでもOK、という環境を活用して、
「聞いてるだけ参加」の方も今日は多かったです。

やる までいかなくてもいい。
触れてみる だけでもいい。

それ、大切な大切な 「 第一歩 」 ですよね!

不眠に取り組む認知行動療法

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

不眠に取り組む認知行動療法では、睡眠に対する考え方や行動を見直して、不眠の改善に取り組んでいます。

今回は6回シリーズの最終回だったので、前半は今までの内容を〇×クイズ形式で復習しました。

・睡眠のサイクルや、体温と眠気の関係などに関する睡眠の基礎知識

・カフェインやアルコールの摂取方法、音や光など睡眠環境の整え方

・眠れないときの対処方法

後半は、再発予防についてお話しました。ストレスなどで一時的に眠れなくなることは心配いりません。眠れない日々が続くときには、快眠のために行っていることが本当に質の良い眠りに繋がっているのか見直したり、「眠らなくてはいけない」という考えに囚われていないか確認したり、このシリーズで学んだ対処方法を使い、長期的に結果を判断しましょう。

皆さんからの感想は、今まで良いと思っていたことがそうでなかったり、自然に考えていたことが合っていた、初めて参加したが全部の内容が知れてよかった、睡眠に対する思い込みが間違っていることに気づいた、新しい知識が得られた、できることから実践したいなどでした。

不眠に取り組む認知行動療法はいったん終了しますが、今後もプログラムに取り入れていきたいと思います。睡眠にお悩みの方はまたぜひご参加ください。