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復帰へ向けて、この経験をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、復職や転職、社会復帰へ向けて、それぞれの経験を周囲にどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いようです。

その一方、自分にとって、今回の経験はどんな意味をもっているでしょうか?
過去の振り返りをふまえて、未来に目を向けることで、以前の自分とは違う視点が開けでしょう。

復職が見えてくると、どうしたって不安や緊張とともに、張り切ってがんばろう!という気持ちもわいてくるものです。
復職にあたって、心に留めておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
以前とは違う自分が、これから仕事との向き合い方を考えるヒントになるかもしれません。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してから現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方の振り返りを中心に行いました。

休職前と復職後の自分を比べてみると…

・休職前は「白か黒か」どちらかの思考しかなく、それ以外の考えは浮かんでこなかったけれど、リワークに通ううちに、「グレーでもいい」と思えるようになり、グレー部分の大切さがわかってきた。今は、絵具の白と黒を混ぜてグレーを作っているところ。白を多くしたらいいか、黒を多くしたらいいか、時と場合によって異なるので、さじ加減が難しい。でも場数を踏んでいくと、だんだん慣れて上手になっていけると思う。

・休職は必要だったと思う反面、まだ心のどこかで引っかかってしまっている。

でも休職していなかったら… 心身ともに疲弊して、最悪の事態になっていたかもしれない、命拾いした。休職して自分にとって何が大切かが分かった。家族との時間が持てた。今まで一生懸命働いてきたので、その分少し休んでもいいかも。今はできることをコツコツと積み重ねていく。後輩に、自分も含めて色々な人や働き方があると示せているかなと思えた。

・以前は、身体の不調を後回しにして仕事が優先だった。今は心身の不調サインに気づけるようになり、立ち止まって、いつもの自分に戻して「整える」ようにしている。自分を労われるようになった。

今まで何の疑いもなく、当たり前だと思っていた考えや行動を急に変えることは、自分のそれまでの存在を否定されたようで、受け入れ難いこともあるでしょう。ゆっくり時間をかけて、過去の自分と、今の自分を融合させて、これからの自分を作っていきましょう。

自分を大切にするとは?★実践チームワーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『自分を大切にするとは』『実践チームワーク』です。

 

「自分を大切にするとは?」では、日常の中で自分の気持ちを大切にすることを実践的に行う方法や考え方を学びました。

 

自分を大切にしろと言われても、具体的にどうしたらいいかわからない。そんな思いをしたことはないでしょうか。

そこで、自分を大切にするって一体どんなこと?どうやって?と考えてみました。

キーワードは『自分らしく在る』や『自分軸』。

日々の生活にあてはめながら、自己を振り返り、理解を深めました。

 

「自分をねぎらい、おもてなししようと思った」「まずは口癖を変えてみようと思った」などの感想がありました。

 

 

 

「実践チームワーク」では無人島に漂着した想定で話し合ってもらいました。

一つの目的に沿って話し合ったり役割分担をしたりする中で、多数決に頼らず、じっくり話し合って決断をしていくことが求められます(合意形成)。

無人島には限られたアイテムしか持っていけない設定ため、そこでそれぞれの個性が出ます。

先を見通した選定をしなければならないため、皆、真剣です。

ちょっと意外だったのが、男性一人を除いて、ほかの方は「海水でベタベタするから意味はない」などの理由から、石鹸を選ばなかったことです。「なるほど」と思いました。

 

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてください。

CBT*問題解決法*宝の認知を発掘しよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では行動部分に焦点を当て「問題解決法」に取り組んでおりますが、その中でも本日は問題解決に向かいやすい認知について検討していきました。

行動するにも、まず、その行動についての「捉え方」で動きやすくなるのか、全然動けなくなってしまうのかの大きな違いが出てきてしまいます。

今日はストレス対処能力が強い人の認知(モデル認知)を中心に6つのポイントを覚えていきました。

そもそもそういう思考回路がなかった …

そんなんでいいの? と今まで真逆の捉え方をしていた …

そんな反応が今回も多かったです。

うごけない考え方の仕組みにさも「これが当たり前」とどっぷり浸かった状態では、いくらもがいても感情が乱れるだけ、ココロもアタマもカラダも疲弊してしまうだけ。そうだった!今までホントそうだった! … と、今までのカラクリを確認できた方も多かったようでした。

今日一番多かったご感想コメントは、「気が楽になった」「重さがとれた」でした。

今の自分に最も充実に☆ も大切なポイントでしたね。

 

来週も引き続き、問題解決法にあたっての「認知」を検討していきますが、来週は逆のアプローチ、「ブロック」を溶かしていきましょう。

来週は皆さんのブーイング&悪態大合戦です!

「だってぇ!」「そんなこと言っても!」「でもさぁ!」 … この続きのフレーズこそが道を開く「鍵」となっていきます。

どんなブロックで行動が止まっているのかを紐解いていきましょう☆ みんなで心置きなくぶぅたれていきますよ!

ブロックの土壌から、ど~んな「考え方のくせ」が掘り出されてクリアになっていくのやら♪ 楽しみです。

不和を生む期待のずれ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は「役割期待」をキーワードに、身近な人達との関係を考えてみました。

それぞれの対人関係を振りかえると、いろんな人と、いろいろなかかわりをもって暮らしていることに気づきます。
どの人たちとも、同じように仲良くする必要があるのでしょうか? 改めて考えみましょう。

自分にとって関係性の近い「重要な他者」との関係から、私たちのこころは多くの影響を受けます。
だからこそ力にもなるし、ストレスにもなります。

その人達、あるいは遠い人達との関係をスムーズにする考え方のひとつとして「役割期待」について考えました。
対人関係のすれ違いは、お互いの人間としての不一致ではなく、あくまで「相手にどんな役割を期待しているか」が食い違っているから起こるのではないか?という視点です。

そう考えることで、相手を批判、攻撃することなく、期待の調整をすることができるようになります。
お互いに譲り合って、お互いに納得できる期待に調整できれば、対人関係の不和や不満は解消されていくでしょう。

 

骨盤のゆがみに効果

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、骨盤のゆがみに効くポーズを行いました。

骨盤のゆがんでしまう理由は、加齢や運動不足による筋肉の衰え、足を組む、重心を左右どちらかに傾けるなどのクセも考えられます。

自分の身体がどのような状態か、骨盤が前傾していないか、後傾していないか、左右に歪んでいないかなど観察が必要です。

ヨガでは、内観をしながらポーズをとるので、身体の状態が気づきやすいです。

本日は、バッタコナアーサナ、仰向けの三日月のポーズ、四の字のポーズ、セツバンダアーサナなどを取り入れゆるめました。

自己価値設定に気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では、心の境界線を育てていくのに大切な「自己肯定感をアップする」ために、そもそもの自己価値設定に気づいていく時間を過ごしました。

自己肯定感に対する誤解、自己価値設定をしていく際に基準にしていたものそのものの誤解…みなさん誤解をいろいろ見つけることができたご様子でした。

根拠がいらない、条件がいらない…こんな感覚に今まで全く慣れてこなかった方はまだまだ戸惑いでしたね。ですが、今は感覚に慣れ親しむに至らなくても、その感覚を「射程距離に入れた」「視野に入ってきた」だけでも大きい獲得だったようです。

どのステップでもゆっくりゆっくり。「自分」と一緒に「自分」を歩んでいけますように☆

来週は具体的に自己肯定感をアップさせるためにできること、避けて通りたい「落とし穴」、両方を検討していきましょう。

午後のソーシャルスキルマラソンでは、復職面談で「100%の状態で戻って来れるんだよね。」と言われたら …

さ~あ、どうやって伝えましょうか??

というロールプレイをしてみました。

各プログラムで学んできた要素を盛り込みながら、皆で出し合った台本に更なるオプションもつけて、

「いってみよう!」「言ってみよう!」

どんな気持ちになるか、体の反応はどうか、恒例の笑いの中でぞれぞれが練習していきました。

 

言い出す時に体やのどがギュっとならないいことが目標 … ではありません!

ギュっとなりながら、その体感に慣れながら、言葉にしてみる練習です。

来週もロープレを。口に出す練習をしていきましょう☆

「いつもの自分」に整える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月の復職準備・キャリアプログラムは、再発予防を主なテーマにしています。
今日は、シグナルとメンテナンスをキーワードにして、セルフケアについて考えてみました。

自分の日頃のコンディションを意識すると、下がりすぎも、上がりすぎも、違うサインやきっかけにきづくことができます。
自分の感じ方であるストレス反応に気づけば、ケアすることもできるでしょう。
ストレスの元になっているストレッサーに気づけば、なくしたり、遠ざけることもできるでしょう。

このストレスのもとになっているストレッサーと、ストレスを受けたときの自分の反応であるストレス反応を区別することがストレスケアをするときには大切な視点です。
それによって、できることも、やるべきことも、まったく違ってくるからです。

後半は、模造紙に落書きしながら、いつもの自分に整えるレパートリーのアイディアをだしあいました。
他の人のアイディアを聞くと、もう少し違ったことをやってみようと思えるようですね。

親について。家族について。

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク・デイケア報告です。

毎月第2土曜日に実施しております<なんでもトーク>、今日は台風が近づいて荒れたお天気の中、集まった皆さんと今までになくディープなお話をしていました。

台風が「少人数でじっくり」を連れてきてくれ、そのおかげで普段の「なんでもトーク」の参加人数ではなかなか話せないようなディープさで分かち合うことができました。

共通したテーマは家族関係。自分の育ってきた環境、自分の親にされてきたこと・言われ続けてきたこと。。。

自覚なしに受けてきた傷、「こうなりたくない」と思いつつ受けてしまっている影響。。

「自分と重なることがいっぱい」と驚き、その反応に「自分だけじゃないの!?」と更に相手が驚き、「自分もね。。」と更に別の方も共鳴し。。

子供の立場の辛さを分かち合えたひと時となりました。

どうココロの距離をとるか、どうココロの境界線をひくか、そんなテーマでも盛り上がりました。

<なんでも>トークにもかかわらず、今日は「家族」に特化した回となりました。

皆さんのお話をお聴きしながら、今まで泣きながらご家族のことをお話してくださっていた様々な方々のお顔が思い浮かんだ次第です。

睡眠障害★非言語コミュニケーション

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『睡眠障害』『非言語コミュニケーション』です。

 

「睡眠障害」では、睡眠のしくみから様々な睡眠障害について知り、質の良い睡眠をとるための工夫について学びました。

自分の睡眠状態や睡眠の問題を把握しておくことで、睡眠の何が問題なのか、その原因は何か、主観的症状と客観的情報を多面的に検討・整理することが、適切な診断と治療につながります。

 

概日リズムって?セロトニンて?そんな小さな疑問も一緒に学びながら、今できることを考えた時間でもありました。

 

「非言語コミュニケーション」ではその名の通り、言葉を使わずにコミュニケーションをすることで、言葉以外で伝える表現力や他者の表情や動きに注目し受け取る力を養ったり、人前で表現したりすることに慣れる練習をしました。

遊びを取り入れながらのコミュニケーションでしたので、笑いも多く、適度な運動にもなりました

例えば、お題が「バナナ」だとしたら、それを言葉は使わずに体で表現します。

バナナのかたちを全身で表現した人、バナナをむいて食べる演技で伝えた人など様々でした。

「最初は恥ずかしかったけれど、慣れてきたらとても楽しくなりました」との感想がありました。

 

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてくださいね!