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復職支援(電話応対の基本)

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『電話応対の基本』です。

 

「電話応対の基本」のロールプレイでは、無理なく参加できるように、あらかじめ印刷されたセリフを使って練習しました。

ここでも参加者の豊富な経験から、見本にプラスして素晴らしいアレンジが加わり、より良い対応案が出ました。

復職前にビジネスモードを味わえた、忘れかけていた感覚を思い出した、などの感想がありました。

復職前に、こうした機会を利用してほんの少し負荷をかけてみる、そして、自分の感覚を確かめてみる、というのもいいかもしれません。

 

少し負荷のかかる復職支援の実践プログラムは、少人数になる傾向があありますが、少人数ゆえに発言しやすいという利点があります。

そのようなことを踏まえ、復職前のお試しとして参加されると良いのではないかと思います。

CBT*考え方を広げる12のヒント

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、「認知再構成法」と言われている手法で、自動思考を柔らかくする・広げていくエクササイズをしました。

まったく何の刺激もない時には「うーん  … 思い浮かばない … 」となりますが、新しい考えに繋がっていくヒント(質問)には、すいすいと答えることができている方が多かったですね。

今日得られたその感覚をこれからも育てていけたら何よりです!

 

今日一番の反応は「メリット」についてでした。湧き上がった考えには意識的にも無意識的にも、何かしらのメリットがあったりします。

そのメリットに気付くことで、力が入り過ぎていたことに気が付いた … という反応もあれば、

メリット … あれ?当然あると思っていたのに?あれれ?見つからない! どういうことだ!? … という反応もありました。

どちらの気付きも大きな収穫に繋がったようです。

 

今週は基本のやり方を学びましたので、来週はまだまだある「広げるアイデア」その引き出しを増やしていく作業と共に、実際にどなたかのケースを元に、最も日常的なスタイルで再構成していく一連の作業を皆さんにご覧いただく予定です。最初から … 最後まで。

みなさんにもお気軽かつ総力を挙げて「天の声」となって戴き、全員参加型のワークをやっていきましょう!

自分を思いやる心、自分を支える心

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は「自分」に対する受け止め方を考えるテーマでした。
前半は、自分をいつくしむ気持ち、後半は自分を支える心について考えてみました。

「セルフ・コンパッション」という言葉、聞いたことがあるでしょうか?
なじみのない言葉ですが、「自分への思いやり」や「自分への優しさ」と訳されています。

日ごろ、自分に厳しくすることには慣れている人が多いのではないでしょうか。
対人関係や、目標達成、様々な場面で、私たちは大きな努力を強いられます。
苦しくても、つらくても、自分を鼓舞し、エネルギーを振り絞ってがんばっています。

その根っこには、ほかの人や社会から受け取った「価値基準」があるかもしれません。
その基準にそって自分を評価することで、自分の存在を認めようとする。
その繰り返しが永遠に続くのでは、いつか私たちは疲れ切ってしまうかもしれません。

自分の一番の見方は自分。親友にかける言葉を自分にかけてあげましょう。

心の境界線を阻むブロックはどこから?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、「バウンダリー}=ココロの境界線 に取り組んでいますが、本日は「的確な境界線を引くことを阻むブロックはいったいどこからやってくるのだろう?」をテーマに検討していきました。

過去の自分を振り返ってみて、どんなココロのサバイバル術を駆使して切り抜けてきたのか、そして「今」、当時と同じサバイバル術を使い続ける必要性が本当にあるのか? 「今」の事実・現実を客観的に見つめてみることによって、無意識にかけているブロックに気付き、溶かしていく作業をしてみました。

あの時 … すごいすごい頑張っていたんだな、自分! その頑張りに気付き、純粋に抱きしめていけばいく程、無意識な呪縛から客観的に距離をとっていけるのは不思議です。

思わず噴き出した「育った環境について」の深いシェア、それも複数の方々から。実は、この回では毎度の光景です。

無抵抗な状態で強いられている中で使ってきたココロのサバイバル術。大事な大事な「よすが」だったのですよね。

「今はそれを使わなくても大丈夫。もう、大丈夫。」

よーーーーーーーーーーーーーーーく考えみると・・・・ 「あ。」「あれ?」

フィルター(ブロック)がポロリと外れ出す、その一瞬が 宝 です。

 

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>は、リクエストにお応えして、

「 どうしよう・・・勧誘(営業)を断れない(泣) 」

を検討していきました。

ソーシャルスキルの3つのレベル、それぞれのスキルに触れることができましたね!

今日もまた、前回に引き続き午前中のバウンダリーの実践的な復習になるような話も出てきて、

「ほんとだ~」「こんなに違うんだ~」と実感されていたご様子でした。何よりです☆

 

マラソンやドリルのように、スキルに「触れ慣れる」 → 「身についていく」の小一時間。

触れ慣れないから、知らないから、苦手 …  苦手だから、自分に自信がない …  そんなスパイラルはもったいないですよね。

みんなで笑いながら午後を過ごしていきました。

 

次回(9/29)、特にリクエストが出てこなければ

「頼まれると断れず、自分の仕事が終わらない」 を爆笑と共にエクササイズです☆

プラーナヤーマの練習

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、呼吸法の練習をしました。

ヨガの呼吸は、鼻から吸って鼻から吐きます。

口呼吸よりも鼻呼吸の方が、多くの酸素を身体に取り込め、空気中のゴミやウイルスなどを取り除き、湿度が与えられるので喉の乾燥を防いだり、鼻呼吸はメリットがたくさんあります。

ヨガにおける呼吸法はプラーナーヤーマとも言います。

呼吸法を練習し、整えることで、生命エネルギーがめぐり、心身が満たされると考えられています。また、体調を整える効果も期待されています。

本日は腹式呼吸、完全呼吸、ブラーマリー呼吸、ナディーショーダナ呼吸、ウジャイ呼吸の練習をしました。

興味と関心の六角形モデル

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月の月曜日は、キャリアをテーマに考えています。

今日は、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今の仕事を考えると興味があるといいきれないなぁという方も多かったのですが、意外とこれまでのキャリアって、興味の方向性はあったんだ、という側面もみつかったようです。
興味や関心の方向性は様々で、それを仕事につなげるかどうかも、自分なりに選んでいくことができるんですね。

自分の興味や関心と、与えられた環境がマッチしていると、生き生きと働いていける可能性は広がるのではないかと思います。
その上で、今の自分の環境や仕事を選んだ背景はなんだったんだろう、どうして今の仕事を選んだのだろうと振り返ると、動機がみえるかもしれません。

 

月に1度の「なんでもトーク」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月1回の「なんでもトーク」(フリートーク)を実施しました。

集まった皆さんもリワークに参加してまだ日が浅い方~卒業して久しくなった方々と実にバラエティ豊か、出てきたテーマもこれまたバラエティ豊か!それぞれに「今の自分」を感じながら分かち合っていきました。

どのお話であっても、大切なポイントを確認していけば、他の方々の大事な部分にも活かしていくことができ、共有、共鳴ができたひと時でした。

その気持ち分かる!

自分も同じように感じた!

その経験、自分もした!

そんな誰かの心底から発された一言が本当にココロに沁み、力になっていく一幕もありました。

他の誰にも話していない … こういう場だからこそ心置きなく吐き出せた話もありました。

大きな大きな山場を迎えた分かち合いもありました。

ストレスの「実態」を発見できた一幕もありました。「ストレスだ」と感じていた状況そのものが、別のストレスの「実態(本当の大きさ)」を(良い意味で)教えてくれていることに気付き、グーーーーーっと大きさが適正サイズになっていった時のご本人の表情、印象的でした!

「実はそのサイズでいられているんだよね」 … ここに気付く感覚、これからも日常の中でいろいろ応用して使えそうでしたね☆

一人が発見し、みんなで「ホントだホントだ!」と共鳴し、確認し、皆の引き出しに入れていく … リアルな中で自分で直接こうして体験・経験したことは最も記憶に残りやすい → 実際に使えるものになりやすいですね。

こういったプロセスもまた「なんでもトーク」ならではの醍醐味だなと思いつつ、筆者もいそいそとメモをしておりました☆

「こりゃ使える♪」

 

今日もとても濃厚な時間となりましたね。

次回は10月10日(土)に実施いたします。またお会いしましょう!

思い込みの心理学&グループワーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『思い込みの心理』です。

 

人の持つ思い込みについて様々な角度から検証しつつ自己や他者の理解を深めました。

様々な場面を想定して、皆さんに考えてもらいましたが、多くの方が固定概念や先入観に縛られていることを実感したようです。

 

また、グループワーク『何を大切にする?』では、愛や友情、名誉、健康などいくつもの項目から自分が大切だと思う順と理由を考え、グループ内でシェアしたあと、さらにグループ内で大切な順を再度考えていくことをしました。

 

一人ひとりの思いを共有することで他者理解につながり、また、新たな視点が与えられます。

テーマが深いこともあり、話し合いの難しさを感じた方も多かったようです。

しかし、他者への共感と共に自分の意見を伝えていくことで、あたたかい話し合いができました。

ストレスの全体像を見渡してみると

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレス体験の全体像を見渡す … というワークを実施しました。

できごとや状況などの「外側」、自分自身の感情や考え(認知)をはじめ身体的な反応や行動などの「内側」だけでなく、その時、どうストレスを発散したのか、こんな自分へのサポートになる資源はなにか … さまざまな角度から全体像を見渡していきました。

当たり前のように分かっていたつもりでも、いざ実際に全体像を細かく書き出してみると、「つもり」は「錯覚」、意外や意外な事実の発見があちこちであったようでした。

 

私達は、感情を中心にほんの一部だけをキャッチして「そのこと」に対して無自覚に情報処理(認知)をしています。

今日はその「ほんの一部」 → 「全体を俯瞰できる」自分のココロの目を育てていきました。

来週からは考え方のくせをどう広げていくか?どう柔らかくしていくか? に焦点を当てて、具体的に検討していきましょう。

 

罪悪感と恥-生きづらさの根っこ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、感情を理解するシリーズとして、「罪悪感」と「恥」を中心に取り上げました。
罪悪感や恥ずかしいという気持ちは、最初に生まれた感情を、自分がどうとらえているかが加わって生まれてきます。
特に「恥」という感情は、自分の存在そのものにかかわる感情なので、破壊力抜群。
だからこそ、どう扱ったらいいのか、知ることでつきあい方も変わってくるでしょう。

この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
その背景にあるのは、自分という存在や思いを大切にしたいという気持ちです。

同じシチュエーションでも、罪悪感を感じる状況や理由は人それぞれでした。
一人で抱えていると、自分を否定する気持ちは大きく、硬くなっていきます。
ならばいったん、明るいところに出してみましょう。きっと、少し軽くなるはずです。