【仕事がつらすぎるときの、科学的“あと一歩”法】
こんにちは、精神科医の町田なな子です。
「もう無理…」と仕事が辛いときに、脳科学や心理学に基づいて“あと一踏ん張り”できる3つの方法を紹介します。
大きな目標を小さく刻むと達成感が得られ、ドーパミンが出てくるのでやる気が続きます。タスクは「超小分け」にして、達成時にチェックを入れましょう。
「自分だけが苦しんでいるんだ」「自分は孤独なんだ」と感じると、辛さがさらに増すといわれています。ぜひ自分を支えてくれる人に、今困っていることをはなしてみましょう。感情が整理され、自己洞察が深まり、孤立感も減少するでしょう。信頼できる人がいない場合は、ノートやAIに話すのも有効ですよ。
ネガティブ感情からポジティブ感情を作り出すって結構難しいことですよね。ではどうするか?というと、シンプルな「行動」により、ポジティブ感情が生み出されるんです。
・「ありがとう」を3つ書く
・深呼吸する
・3分瞑想する
など、さっとできる簡単な行動で効果がありますよ。脳が回復してレジリエンスも育ちます。辛いときにぜひ、これらの方法を試してみてくださいね。
「仕事をやめたい!それってうつ病?」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。
みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。
自分に向いている、と思って入職した仕事でも、「つらい」「やめたい」と思ったことはありませんか?
そんなときに、仕事をやめたいのは、甘えなの?それともうつ病なの?と迷ったことのある方に、お伝えしたいことをまとめました。
単なる疲れやストレスで「やめたい」と思うのは自然なことです。
でも、ずっと続く“逃げたい”願望や「私には向いてない」と自責してしまう思考は、うつ病の兆候の可能性もあります。
次のような症状がある場合には、うつ病のサインと考えられます。
意欲の低下:趣味や休日の楽しみすら感じなくなる。
睡眠・食欲の変化:眠れない、食事が摂れない、または過食傾向が現れる。
自責感・自己否定:「どうせ自分はダメ」「価値がない」と自己評価が落ち込む。
「やめたい」は気持ちの表明、「辞める」は実際の行動です。
「やめたい」と思った時に、すぐに辞めてしまわず、自分の気持ちを整理し、客観的に現状を評価してみましょう。
小さな休息:有給や週末のまとまった休みでリフレッシュしましょう。
相談する:信頼できる同僚や家族に話し、視点や支援を得ましょう。
セルフケア:深呼吸、散歩、軽ストレッチなどで気分転換を図ってみましょう。
上記の対処法を試してもまだ、数週間以上、うつ症状が続き、日常生活や仕事に支障が出る場合は、精神科の受診も考えてみてください。
診断をつけてもらうことを目的とせず、気軽に相談する、という気持ちで受診されると良いでしょう。
「仕事をやめたい!それってうつ病?」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。
みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。
皆さんは、うつ病と聞いて、どんな症状を思い浮かべるでしょうか?「気分が沈む」などは思い浮かぶかもしれませんが、他にもいろいろな症状があるんです。次のような症状があると要注意ですので、もしご自身や家族、知人など、あてはまるようでしたら、受診も考えてみてくださいね。
1. 興味・喜びの喪失
以前好きだったことが楽しめなくなる「アニヘドニア」。趣味や食事、日常に対する興味が薄れる。
2. エネルギーの低下・疲労感
朝起きるのがつらく、ちょっと動いただけで疲れる。休んでも回復せず、常にだるさを感じる。
3. 自責感・無価値感
「どうせ自分なんて」と、自分を責める思考。失敗やちょっとしたミスを過大にとらえ、強い罪悪感や恥を感じる。
4. 注意力や集中力の低下、意思決定困難
仕事や家事でやる気が出ず、集中できずミスが増える。選択や判断が億劫になる。
5. 睡眠の変化
寝つきが悪い、途中で目が覚める、または過度に眠ってしまうなど、睡眠リズムの乱れが目立つ。
これらの症状は、“甘え”ではなく、脳の機能変化によるものです。初期状態で気付くことが重要ですので、身近な人に「最近元気ないね」などと声をかけてサインを拾ってあげてみてくださいね。
次のような変化がでていたら、クリニックの受診も考えてみてくださいね。
普段とは違う様子が数週間続く
日々の生活に支障が出ている
新たなストレスが重なっている
「うつ病のサイン5つ〜これは放置しないで!」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。
みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。
今回は、「自分で、何も特別なものを使わずに」できる、うつ病のふせぎ方を、ご紹介いたしますね♪
この忙しく変化の激しい時代、「もしかして、うつかな?」と思ったことのある方は少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか。
そんなときに、精神科の受診は敷居が高い!と思っているあなたに、ぜひお伝えしたいことがあります。
日常生活の工夫や自分なりの習慣改善で、気分の落ち込みを軽減する方法が、あるんです。
特別な道具やアプリがなくても、「歩く」「深呼吸」「簡単なストレッチ」といった、ごく基本的な行動がとっても効果的です。
「今ここ」に集中するマインドフルな体験を通じて、ネガティブな思考のループから距離を取ってみましょう。
運動や呼吸法などは1日だけでは意味がなく、「毎日続ける」ことこそが、鍵です。
継続のハードルを下げるために、「1日1分」でいい、という目標設定をしてみることを、ぜひおすすめします。
① 散歩や体を動かす:室内でも10歩前後の足踏みで十分。動くことで気持ちが切り替わる。
② 深くゆっくり呼吸:お腹で息を感じながら、吸う・止める・吐くのリズムでリラックス。
③ ストレッチや軽い運動:肩回しや片足立ちでもOK。身体刺激が脳を活性化させる。
ここまでお伝えした方法は、あくまで「症状が軽くて、通院に抵抗のある方」の最初の一歩です。
症状が重くて長引いていたり、毎日の生活に支障が出ているような場合は、迷わず専門医にご相談してくださいね。
「うつ病をふせぐ3つのコツ」について、知っておいていただきたいことをお伝えしています。ぜひ今すぐチェックしてみてくださいね。
みなさまこんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。
今回は、「復職の方法~復職のしかた~無理なく自分らしく働き続けるために~異動・時短・転職」についてお伝えします。
今回は、適応障害やうつ状態、家庭の事情(出産・育児、介護など)により一定期間の休職を経たうえで復職するというケースを想定しています。
一定の休養とリハビリをしたうえで主治医から復職診断書を発行してもらい、産業医面談で<復職OK>の判定をいただき、場合により職場での慣らし勤務を経てから、復職、ということですね。
復職後、1か月、2か月だけではなく、1年、2年、と長期にわたって継続可能かどうか、をかんがえてみてください。
一時の勢いで復職するのではなくて、無理しすぎず自分らしいペースを保って仕事を続けられるかどうか、が大事です。
そのためには、時短や異動、軽減勤務の形をとって復職できるかどうか、職場の方が治療継続に協力的かどうか、通院服薬についても理解を示してくださるかどうか、も重要なポイントとなります。
もし上記のような配慮がほとんどしてもらえないとなると、ちょっと「赤信号」かもしれません。
「復職の方法~復職のしかた~無理なく自分らしく働き続けるために~異動・時短・転職」について、
知っておいていただきたいことを動画にまとめましたので、ぜひご覧くださいね。